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渡る、亘る

💡ふうちゃん様の画像を使わせていただきます。

ありがとうございます。

本日は「渡る、亘る」をテーマに書いていきます。

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先週から、同じ読み方でも書き方が異なる漢字(同音異字)について記事を書いている。

今日は「渡る、亘る」について書いていく。

どちらも「わたる」と読むのだが、その違いはその守備範囲にある。「渡る」の方が「亘る」よりも守備範囲が広い。

そのためほとんどの場合、渡るという漢字が使われる。

横断歩道を渡る/ 渡航する

これらは全て「渡る」で表す。

しかし「亘る」にも意味がある。

主に長い時間や広い範囲を強調させたい時に使う。

例えば以下のようなフレーズは日本語で見たことがあるかもしれない。

英語の授業でも出てきたかもしれない。

何日にもわたって(for many days/ over several days)

この文は、「何日も」だけで良いはずのフレーズをわざわざ「わたって」という言葉を使って強調している。

この場合の「わたって」は長い時間というニュアンスがあるので、漢字で表すなら「亘る」になる。

しかし実際には平仮名で表記されることが多いため、なかなか「亘」自体になかなか馴染みがなかった。

少なくとも僕自身はそう思っている。

また、「広い範囲にわたって伝えられる」などというフレーズも漢字で表記するなら、

「広い範囲に亘って伝えられる」となる。

長時間、広範囲は「亘る」である。それこそがポイント。

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