動物看護師という仕事
今日は愛玩動物看護師国家試験ですね。
みなさん頑張って欲しいものです。
この資格が出来てからは、『動物看護師』という職業の表現も少し難しくなってくるようです。
今回は、動物病院で働く『獣医師以外のスタッフ』としての仕事について書きたいと思います。
よく、『獣医師のお仕事は大変ですね。』と言われることがあります。
確かに大変です。
しかし、動物病院で働いているのは獣医師だけではありません。
獣医師以外のスタッフの仕事も大変なんです。
そして、その人達の助けがないと診察をしていくことが出来ません。
動物病院によって色々な事が違うので、私の病院での事を言いますが、
やはり『間接的な役割が多くなる』と思います。
我々獣医師は、良くも悪くも動物の治療の結果や、飼い主さんの反応をダイレクトに受け止めることになります。
その結果や反応に、非常にやりがいを感じることが出来ます。
しかし、この結果は獣医師の力だけでもたらされたものではありません。
他のスタッフのサポートがあってこそのものです。
私の動物病院のコンセプトは、
『獣医療を通して社会貢献する』です。
動物病院のスタッフは、動物と触れ合ったり、飼い主さんとコミュニケーションをとることも多いです。
それにやりがいを感じることも出来ます。
しかし、サポートばかりの仕事だと自分の仕事がどのような結果に繋がっているのか分かりにくくなります。
他の仕事でも同じだと思いますが。
もちろん、サポートの仕事が好きな人もいます(笑)
私は、それぞれの人の仕事がどのような役割があり、それが動物と飼い主さんの喜びに繋がり、さらにそれが社会貢献に繋がる事を感じて欲しいです。
そういう意識を持って仕事をしてもらいたいし、それを伝えていきたいと思っています。
今回、愛玩動物看護師という国家資格が出来ることによって、少しずつ今まで獣医師しか出来なかった直接的な仕事も出来るようになってきます。
どのように変わっていくのでしょうね?
ちなみにうちは女性のスタッフばかりです。
診察ではサポートに徹してくれますが、力関係は完全にあちらが上です(笑)
よろしければサポートお願いします。 頂いたサポートは何か動物たちの役に立つような事に使わせて頂きたいと考えております。