私が動物病院で働いていて嬉しいと思う瞬間は、

『動物がごはんを食べてくれる時』です。

病気で食欲がなく、入院や通院をしていた動物が、ごはんを食べだした時。

やっぱりこの瞬間がとても嬉しいです。

ごはんを食べるということは、生物にとって身体状態の一番のバロメーターだと思います。

自分から食べだすということは、その後に改善してくるということも予測できます。

だから、それまで治療に苦慮していた場合も、少し安堵する瞬間でもあります。

また、ホテルなどで病院にいる健康な動物も、慣れない環境だとなかなかごはんを食べてくれないことがあります。

病気でもないのに、慣れない環境の影響でいろいろ工夫してもずっとごはんを食べてくれない動物もいるので、本当に心配になります。

そんな状況でも、ごはんをしっかり食べてくれる動物はこちらに気を許してくれていると感じるので、やっぱりうれしいです。

でも、動物が異物を食べてしまって、催吐処置や胃および腸切開をしなければいけない時はぜんぜん嬉しくありません。

食べるのはごはんだけにしましょう！（笑）