読まずギライは損

私は小さい頃から本が好きだったが、基本的に読むのは小説だけだった。実用書やノンフィクションといったものは、話題になれば手に取る程度で積極的には読んでこなかったのだ。

しかし、もっと色んなジャンルを読んでみるのも大事じゃないかと考えるようになったため、今年の夏休みは意識的に今まで触れてこなかった類の本を読むようにした。その中で最も面白かった1冊を今回は紹介したい。

【「学力」の経済学】である。

「ゲームは子どもに悪影響?」

「子どもは褒めて育てるべき?」

といった、教育に関してよく聞く定説についてデータを元に分析するというもの。今まで自分が信じてきた(思い込んできた)ものが、確かなエビデンスによって覆される面白さは圧倒的だった。

様々な情報が氾濫している現代。その情報は一体どこからの出典なのか、数字で表せるような確かな根拠はあるのか、一人一人のリテラシーが求められている事を実感した。

読まずギライをせず、とりあえず手を出してみれば思いもよらない最高の1冊と出会えるかもしれない。そんなことを感じた夏だった。

ここからは宣伝。

私が所属する出版甲子園の決勝大会が、12月1日市ヶ谷のDNPプラザで開催されます。全国の学生から「本にしたい企画」を募集し、三度の審査を通過した企画者にプロの編集者、書店員の前でプレゼンテーションをしてもらいます。来場者募集中です。

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