「でも 昔先生に言われた受け売りだけどね  あなたが青く見えるならりんごもうさぎの体も青くていいんだよ」

ブルーピリオド/山口つばさ

最初に引用したのは、私の大好きな「ブルーピリオド」という漫画の中の一節です。後に藝大を目指すことになる主人公が、美術、絵を描くことの楽しさに目覚め始めた時に、美術部の先輩が告げた一言。うまく魅力を伝えられそうにないので、リンクhttps://t.co/iSitLnvnn6に飛んで読んでみてください。

「うさぎの絵を書いてください」と言われたら皆さんはどんな風に描きますか。

iPhoneの絵文字はこんな感じ🐰🐇です。私もおそらくこういう絵を書きます。色味は白とか茶色とかピンクとかでしょうか。でも中には真っ青とか真っ黄色とじゃ真っ赤な色のうさぎを描く人もいるかもしれません。

それを見て皆さんはどう思うでしょうか。特になんとも思わないでしょうか。私は、素直に言うとまず「変だなあ」と思ってしまうと思います。言葉で想起されるものが違ったり、同じものを見ていても人によって見え方が違ったりするのは当たり前のはずです。それが個性というものだと思うのです。

誰でも一度は経験があるかなと思うんです。うさぎの色じゃなくても、「それは変だよ。普通じゃないよ。」と言われて自分の個性を殺した経験が。

私達の多くは、いつのまにか多数派に合わせることを身につけてしまっている。個性を消して、その他大勢でいることの方が楽なことの方が圧倒的に多いから。そうやって生きてきているので、急に「さあ、今からあなたの個性をアピールして！」と言われても難しい。

今、だんだんと社会は変わってきています。個性、その人らしさというのがほんのちょびっとずつ受け入れられようとしている最中です。自分と違う、多数派ではないものをはなから「変」とか否定してしまいたくはない。

私は教員免許を取るつもりなんですが、もし将来教員という立場になったらこの言葉を教えてあげたいなと思うのです。そういう大人になりたいです。

最後に！私のnoteが面白かろうがつまらなかろうがブルーピリオドは面白いです。

登場人物一人一人の個性がとがってて魅力的。かつ絵を描くこと、自分の好きなこと、夢に対する情熱がすごい.....！何より絵が素敵です。読み終わった後のモチベーションの上がりようは凄まじい。自分もそんな風に必死になれる何かを見つけよう！と思います。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4065105862/ref=tmm_other_meta_binding_title_0?ie=UTF8&qid=&sr=

以上です。ひわでした。