出版社社長の言葉

株式会社サンマーク出版、代表取締役社長である植木宣隆さんがゲストの講演交流会に参加してきました。

今回は約1時間の対談式の講演会の中で特に心に残ったことを書きます。

会議室だけではアイディアは生まれない

ミリオンセラーを出して当時の流行語のもとにもなった『母原病』(著者:久徳重盛)は、子育ての格言集のような本にする予定だったそうです。しかし、先生と焼き鳥屋に入りお酒を飲むうちに「母親の放任や過保護のせいで子どもの病気や問題が増えている」という話を引き出します。そして、当初の計画とは違う内容の本を出して大ヒットしました。

会議質だけではアイディアは生まれない。場所やメンバー、時間を変えてみる。相手の本音を引き出すことも大事だそうです。

予期せぬことに価値がある

予定調和は面白くない。

見聞を広げることを大切にしているそうです。ドイツのブックフェアに社員を連れて行ったり、売り上げ目標を達成した社員に1ヶ月の休暇をあげている社長。しかしその目的は仕事に生かすことではなく予期せぬことに出会うため。その予期せぬことが結果的に仕事につながる。

社長はもともと理学部を受験しようとしていたそうですが、ある本との出会いで文学部に入ることにしたそうです。そんな経験があるからこそ、偶然の出会いを大切にしているのだと思いました。

編集者をしていて一番やりがいを感じた瞬間

『脳内革命』(著者:春山茂雄)を出版した時の話。

本にはハガキが同封されていて、読者から約2万枚の感想が送られてきてそれら全てを読んだそうです。『脳内革命』は当時では斬新な考えが書かれていたため、「この本を読んで救われた」という内容のハガキに「読者の悩みに応えられる本を作れた」というやりがいがあったそうです。


「ミリオンセラーを連発する出版社」の植木社長の思考法がわかる本

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