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チェコ語で「だぁれ(dárek)」インドネシア語で「オレおれ(oleh oleh)」:ちょこっとチェコ語&インドネシア語講座

某自動車メイカー本拠地の在る日本のへそから、街なかスタジアムを舞台にJ1・サンフレッチェの開幕奪首に湧きかえる広島の街にめでたく戻って来ました。今回のクルマ関連の任務でも、昨春の大きなイベント群でも、周りの同僚通訳陣は名の有る実績組が多く、唯一私だけが名も無き凡人だなぁ、と感じさせられながらも、今回もまた一緒に大きなクジラに吞み込まれるドサクサを楽しんできました。周りから見れば何処の馬の骨か判らない立場って、余計なプレッシャーも少ないからか、案外、気楽なんですな笑。

毎度、広島から赴任する際には、変わり種のもみじ饅頭が数個入った小土産を幾つかエキミセで購入してから新幹線に乗るのが常ですが、いざ担当する実習生の子に渡す段になると、申し訳なく感じる昨今です。何故なら、彼らが御礼に祖国から準備してくれているお土産って必ずデカいんです。おお土産なんですな。日本だと「心ばかりですが」とか言い訳して荷物に嵩張らないキャパの小パックで大丈夫ですが、チェコでもインドネシアでもサイズもまた、重要な礼儀の一指標と云うわけです。現地生活の中で、その辺の文化的差異を充分心得ていたにも関わらず、こちらはライトにケチっぽい返礼品で恥ずかしくなりました。しかも、彼らはワシら通訳陣に対してのみならず、日本でお世話になると想定していた多くの方々に、その人数分以上の大パックを持参してやってきたわけですから、始業前から、誠にお疲れさまでございます。此処は日本国内なので何卒お赦しあれ、有難う御座いました、御免なすってm(_ _)m

Btw【おみやげ】を意味するチェコ語は【dárek】と書いて「だぁれっ」と読み、インドネシア語では【oleh oleh】と書いて「おれおれ」と読みます。そんなデッカいお土産いっぱい「いったいダぁレ用なの?え⁈オレ⁈オレにくれるの⁈」そうなんです、アレもコレもオレオレ用なんですな。

出会って間もなく自己紹介も半ば「だぁれ?」とお互いの関係性が未だ曖昧な内に、大きくずっしりした祖国の【オレオレ】を名刺代わりに差し出すイントロダクションから信頼関係を築き始めようとする彼らの社交に先ず唸らされます。。

これって「バアちゃん!オレオレ!」「あんたダぁレやねん?」みたいに世を騒がす物騒なオレオレ詐欺と、構図的に対局だと思いませんか⁇hmmm...何処のウマの骨か判られない立場としては、なんだか複雑な心境ですな(-。-;。。


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