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幸先が悪いヨーロッパ旅行2023年夏


夜の首都高速道路を抜けて午後20時30分成田国際空港第一ターミナル到着。
予約していた第5駐車場に車を預けて離陸する飛行機を眺めながら約一年ぶりの出国にワクワク。
SFCカード(ANA スーパーフライヤーズカード)の恩恵で長蛇の列を横目に見ながら、ビジネスクラス・ゴールド会員専用レーンでチェックインを済ませスムーズに手荷物検査、出国審査を終えた。

「さあ、ラウンジで旅立ちの前に一杯やるぞー」(こちらもSFCカードの恩恵)と気分上々⤴︎⤴︎だったのだが、ANA SUITE LOUNGE 第5サテライトの営業時間は最終運行便までだと告げられた。「いや待てよ、僕が今日これから搭乗する便が成田最終便だったはずじゃないか?」と思い、その旨を伝えると”ANA”の最終運行便までです。と。「なるほど、OK。」しょーがない、ゲート前で待ってるしかないかと37番ゲートに向かう。

cancellation アナウンス直後の37番ゲート

ゲート前に着くといきなり床でふんぞりかえってる西洋人発見。「おお、成田がa bit chaotic だなあ。」ポーランド航空午後22時35分発ワルシャワ行き。深夜便なのもあってみんなぐったりなご様子。大体出発時刻の30分前に搭乗開始なのだが、なかなかアナウンスがない。まあヨーロッパのエアラインだしこんなもんか、とまだこの時は気持ちに余裕があり読み残していた『アンネの日記』をパラパラしながら気長に待っていた。午後23時どこなまりか全く検討のつかない英語でdelayを伝えるアナウンス。今回の旅は祖父母と僕ら2人兄弟の旅行なので(兄は用事があってウィーンから現地合流)飛行機の遅延で祖父母の体力が保つかが心配に。祖父80歳、祖母83歳。まだまだ元気だけども普通にまあまあのお年寄りである。

ラウンジにも入れなかったし、レストランとかももう閉店していたので空腹感を感じていたが、自販機で買ってきた水を飲んで誤魔化す。本を読むのに飽きた頃beatsのヘッドホンで音楽を聞く。余談だが、わざわざbeatsとブランド名を口に出したのは意外と僕ってミーハーなところもあるんだなと最近思ったからである。ちなみに普段は他称逆張り人間らしい。
またもやどこなまりか検討のつかない英語でアナウンス。「なにいー?機材の不備で今日は欠航だと?」バスで近くのホテルに皆さんをお連れするので今しばらくこちらでお待ちください、みたいなことを言っていたと祖父母に伝えるとなかなかがっくりした様子。ああ、そんな顔しないで、、、と思いつつも、祖母とは飛行機乗ったらウェルカムドリンクのシャンパンで乾杯するのを楽しみにしていたので僕も少ししょんぼり。幸いクルーに叱責したり殴りかかったりするようなお客さんを目にすることがなかったので、疲弊はしたけども胸糞は悪くならずに済んだ。初めてのdelayとcancellationで経験値UP。21歳夏。

ホテルにつき空腹を満たした頃、振替便のお知らせがメールにきた。明日午後12時発。OK、今日は少し長めに眠りたいしちょうどいいな。シャワーを浴びてすっきりし、PCでこの日記を書いてる間にピロンともう1通メール。明日午後12時発から午後16時発へと変更だと言う。「まいったぜ、現地到着予定時刻午後23時30分じゃないか!」ワルシャワ観光の日が1日削れてしまったのでした。

じゃあみんないい夢見てね。グンナイ。