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【進路に悩む高校生必見!!経済学部で何を学ぶ?】5.マクロ経済学編


はじめに


 今回は経済学部で勉強する マクロ経済学についてどのようなことを学ぶか解説します。進路や学部選びに迷っている高校生、学問に興味のある大人の方に向けて、現役経済学部大学生が解説、紹介します。

 マクロ経済学は非常に興味深い分野であり、人々が日常生活で直面する経済的な現象や問題に対する洞察を提供します。以下に、マクロ経済学が面白いと感じる理由や興味深いトピックについていくつか紹介します。

 経済学部で何を勉強するかについて、他にもこういったものを紹介しています!!


マクロ経済学はどういう学問?


 マクロ経済学ではどのようなことを学ぶか説明します。マクロ経済学はマクロ経済学は経済全体の動向や現象を考えていく学問です。

 個人的に面白いと思う点はグラフを使って論理的にGDPを考えるところです。マガジンまで作っちゃうほど面白いと感じました。

 具体的にどういう学問か見ていきましょう!


具体的に紹介:市場の分析


マクロ経済学とはどのような内容を扱うか説明します。

・財市場分析(45度線分析)
・金融市場分析
・総需要分析(IS - LM分析)
・物価を考える分析 (AD - AS分析)

 主に、財市場から分析していきます。ただ、財市場だけでは「金利」というものが分析できません。それを分析するために、金融市場分析をします。

 これら財市場と金融市場を同時に分析することで「総需要」というものを分析します。ここまででは、「物価」を考えていないので、物価について分析をします。

 このように、「ここまでの分析では「何か」を考えきれないので・・・」という風に進んでいくことに物語性を感じました。ここも私が面白いと感じるところです。

 これらの分析に共通する点は、グラフを使ってGDPを上げていくという点です。


グラフを使ってGDPを上げる


 グラフを動かすとは一体なんでしょうか。以下の図を見てください。横軸をGDPにしたグラフです。

①と②のグラフの交点がGDPです。ここ!って書いてあるところですね。

このグラフの右下がりの方を横にずらしてみましょう。

 ②のグラフを③の位置に移動します。なんと!GDPが増えたではありませんか!①と③の交点にGDPが移動しました。赤いところですね。このようにグラフを駆使してGDPを上げようというのがマクロ経済学でやっていることです。


国内総生産:GDPとは


 GDPについて説明します。内閣府の定義を引用すると

GDPは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。 “国内”のため、日本企業が海外支店等で生産したモノやサービスの付加価値は含まない。

内閣府より

 ポイントは財サービスの付加価値合計額です。つまり、財市場(財・サービス市場)の中で、GDPが計上されるということです。

 つまり、財市場を分析すれば、GDPを分析できるというわけです。そのため、マクロ経済学は財市場から分析を始め、さまざまな事象を分析するのです。


まとめ:他にはこんなことを学ぶ


 以上のことから、マクロ経済学というものがどういう学問か理解できたと思います。

 他に大学で専門的に勉強しようとすると

  • 減税をすることでGDPが上がる理論

  • 金融緩和政策でGDPが上がる理論

  • 無意味になる政策がある

などといったことを学びます。次回はコーポレート・ファイナンスという学問を紹介します!

 経済学部に進路を考えている方への1つのきっかけになればいいなと願っております。最後まで見ていただきありがとうございました。

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