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様々なクラブ経営のあり方や、スポーツへの参画、マーケティングはあり。しかし、選手への人件費は誰が払うのか?

さまざまな、スポーツのリーグやクラブがあり、新しいクラブもどんどん生まれている。さまざまなリーグも、リブランディングしたり、制度設計を変革したり、新しいビジョン・理念を打ち出したりしている。

参入形態や経営の形式は、いろんなかたちがあってもいいし、新しい収益方法もいろいろあっていい。ただし、既存のJクラブやBクラブやプロ野球などが、懸命に収益を確保し、地域との連携や密着、マーケティング活動をして、地域を鼓舞し、選手やスタッフの人件費をまかなっている。それは素晴らしいことであり、引き続き応援していきたいし、かけがえのない存在である。
その事業に対して、いろいろ批判するのも自由である。新収益に関しても、各チーム・リーグも検証やチャレンジもしているし、何より価値向上を持続的に行わないと、存続できない。ファンや地域やパートナー企業へも含めて。ただし、既存の責任企業やその事業を批判するのは自由だが、選手への人件費を払わない事業形式のクラブが、選手やスタッフの人件費を払っている事業を批判するのは、おかどちがいである。
社会人スポーツビジネスのあり方があってもいい。実業団的な形式があってもいい。でも、選手の人件費を払っていないところが、選手やスタッフに給与をはらっているクラブや責任企業を、そんな事業は目指さないと批判することは、どうかと思う。相互にリスペクトが全くされない、上から目線である。

スポンサーシップは寄付じゃない。昔もこれからも。


スポンサーを集めながら、スポンサーシップは寄付、パートナーシップで課題解決を行う、とスポンサーシップを寄付であるかのように煽るが、スポンサーシップは寄付じゃない。世界で6兆円のスポーツスポンサーシップが存在し,
10兆円への成長が見込まれる。1円も寄付じゃない。マーケティング投資である。
スポンサーシップが寄付で、パートナーシップが課題解決だというのは言葉のお遊びで、スポンサーシップというマーケティング投資は、世界中で、日本中で行われている。

statista より引用

スポーツは、さまざまな形で、成長をしていくべき。それは、ファンや地域やパートナー企業とも交流しながら。アスリートやスタッフをリスペクトしながら。さまざまなスポーツ同士やクラブ同士やリーグ同士も連携しながら。選手へ給与を払っているクラブや責任企業もリスペクトしながら。

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