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Superbowl2019のメルセデス・ベンツ・スタジアムで一昨年NFLを視察。

日本時間明朝行われる、スーパーボウル。大学体育会同期のイケちゃん(生沢さん)が、NHKBSでの解説、ディレイの日本テレビでも、CPが大学の体育会の同期なので、このスーパーボウルは、スポーツコンテンツビジネスという意味でも大いに注目している。その試合会場の、アトランタ・メルセデスベンツスタジアムに、1昨年末訪問。アトランタファルコンズとダラスカーボーイズの試合と、アリーナツアーでリサーチをしてきた。ジョージアドームという、アトランタオリンピック以降、NFL会場として使ってきた施設を爆破解体し、NFLのファルコンズとMLSのユナイテッドのホームスタジアムとして、壮観なスタジアムを建設。ネーミングライツは、メルセデス・ベンツ。日本では、ネーミングライツをほとんどしていない、メルセデスベンツだが、米国では積極的で、ホスタリティや顧客プロモーションにスポーツアリーナを活用している。僕が留学していたボストンカレッジ出身のQB・マットライアンが、ファルコンズのメインQBであることも、惹かれた理由。

最新のスタジアムは、食事・飲料も買いやすく、グッズも魅力的。ツアーも頻繁に行われていた。ホスピタリティゾーンへの力の入れ方は大きく、VIPやスポンサーたちが、食事付きの高額チケットで、ビジネス接待をしたり、家族で観戦することで、大きな収益を上げる。

その日のファルコンズとカウボーイズ戦は、NFLのスポンサーでもある米軍の、戦争で亡くなられた方や兵役経験のある人たちへのリスペクトのセレモニーが次々と行われていた。スーパーボウルでも国歌斉唱問題が、取り上げられているが、いわば米軍のモチベーションの維持のコンテンツにもなっているNFLと、人種問題、戦争、兵役のリアルに対して色々な思いがる人たちとの錯綜が、現地にはある。例えると、Jリーグのメインスポンサーが防衛省・自衛隊のような感覚。

そして、スポーツは原則、政治とは切り離すもの。しかし、スポーツの場で、政治的な活動や意思が、見え隠れする。トランプ大統領も、国歌斉唱をしなかったNFL選手を酷評し、しかし、黒人差別の可能性がある警官に対してのデモを、スポーツの場でする、という、政治をスポーツに巻き込む状態が、NHLで起こっていた。

スーパーボウルは全米の注目するいわば国家的お祭り。世界中で放送されるが、大きな収益は米国内の放送権料に尽きる。いわば、アメリカの超ドメスティックな、アメリカと名前のついたフットボールの決戦。



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