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2022年2月17日(木) アフリカ × 剣道


アフリカと剣道
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これまでアフリカのスポーツを中心に書いてきました。今日からは、かねてより考えておりました、剣道とアフリカについて書いてゆきたいと思います。

自己紹介をしておりませんでした。田渕 陽と申します。
これまでこのnoteを読んで頂いている方がありがとうございます!
剣道は物心がついた時から始めていて、大学まで体育会剣道部でした。その後、パイロットを目指すも挫折、その後ひとつの手紙からアフリカの開拓が始まり、アフリカ7カ国を視察後、プロサッカークラブの買収から経営を行いました。その後、日本に帰国、スタートアップでブラジルのサッカーに関わり、ヨーロッパのクラブも勉強のため訪問、バスケットボールにも関わりました。
これまでのストーリーの詳細はこちらに書いてありますのでもしお時間ある時に読んでもらえると嬉しいです。

*当時の記事です。

これまで難民選手のことや他のスポーツのことも書いてきましたが、それら全てが終わるわけではありません。ケニアの難民選手のプロジェクトは引き続き行いますし、ビール作りも行ってゆきます。
その中でも剣道って言葉を知ってても深いところまで知らなかったり、剣道の情報を得られる機会がそもそもなかったり、世界一の剣士の名前もなかなか入ってこないかと思います。
それらの情報ももちろんそうですが、自分自身のこれまでの経験を活かし、アフリカへ剣道をきちんと伝えてゆく過程、そして現在考えているアフリカでの剣道のプロジェクトをこちらのnoteで発信できればと思っています。

★剣道をアフリカに伝える

剣道は既にアフリカ現地へ渡った方々のおかげで道場が設立されていたり、防具が現地へ届いたりしています。
知人がこのようなホームページを作成しており、アフリカの剣道マップが分かりやすくまとめられています。

三養基高校は剣道も全国レベルの高校で、野球で言うと履正社のようなレベルでしょうか。(佐賀県のレベルが高くて全国大会へ出られたり出られなかったりで、大阪桐蔭のいる大阪と同じような感じ!?)

ということで自分自身としては、剣道をアフリカへ普及させるというよりも、正しく伝えてゆきたいと思っています。
剣道には全日本剣道連盟という組織があります。


全剣連は、このような日本独特の文化・武道である剣道をさらに普及させていきたいと考えていますが、一方、剣道の普及とは、単に剣道人口を増加させたり、試合を数多く開催することではありません。正しい普及とは、日常の稽古や試合という競技の剣道を通じて、武士の精神を多くの人々に伝えることです。単なる競技として広めることではないのです。
このような観点から、剣道を学ぶ世界中の皆さんにお伝えしたいことが一つあります。それは、剣道の厳しい稽古を通じて、剣の技を学ぶだけではなく、武士の生活態度やそれを裏付ける武士の精神(心構え)も学んで頂きたいということです。
つまり、武道としての剣道を理解し、その修練をして頂きたいということです。竹刀は武士の刀です。剣道着、袴は武士の正装であり、単なる運動着ではありません。この精神を学ばずに剣道をすることは、単なる肉体的運動をしていることになってしまいます。剣道の奥深さ、文化性を理解して頂きたいと思います。
われわれは、皆様のご理解を得ながら、このような正しい剣道の普及に努めていきたいと考えています。

*全剣連の見解より抜粋

というように、ただ単にスポーツとしての普及ではなく、武道として、剣道としての大切な部分をしっかり伝えてゆくことこそが剣道だと思っています。それは結局、日本の大切な部分を伝えることにも繋がることだと思っています。
それこそ、剣道を通じて何を学ぶのか?何を伝えるのか?という部分はしっかりと軸に置きながら、自分自身もしっかりと学びながら、こちらの記事を読んで頂いている方と一緒に進んでゆければと思います。

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この写真は何度も載せているのですが、自分自身の原点です。
アフリカ南部のザンビアという国に訪問した際、学校の地図には日本がありませんでした。日本は世界の中でも有名なんだろうと思っていた当時でしたが、それがひっくり返されました。もちろんこれが全ての小学校にあるわけではありません。
しかし、日本?アジアのことはちょっとわからないんだよね。という言葉はとても寂しいですし、実際にそうなってしまっていた。
それを剣道を正しく伝えてゆくこと、剣道を通じて機会を提供してゆくことによって、日本を知ってもらう、日本の文化を知ってもらう。日本が夢や目標の対象になってもらう。何もやらなければ、人口爆発するアフリカの中でイメージもされなくなってしまうのではないんだろうか。そんな危機感を持ちながら、剣道を通じて、日本のことを知る機会の創出にも取り組んでいゆきます。


★アフリカは遠い・指導者がいない

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この写真はモーリシャスの新聞です。
大きな間違いが一つあります。どこだか分かりますか?


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