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デザイナーの日用品-15.卓上ほうき

REDECKER「BOOKブラシ」

卓上ほうき/ドイツ

デスクの上にはキーボードや本や小物、様々な凹凸がありますよね。そこに埃が溜まってどんどん汚れていきます。掃除はしたいけど、掃除機では細かいところを掃除しきれない。ひとつひとつ丁寧に拭き取っていくのもとても大変です。

無印良品「木製卓上ほうき」

そこで私は、無印で「木製卓上ほうき」を購入してみました。まぁ柄のフォルムはシンプルで美しいし、細くて便利だけど、毛が長めで数種類の毛が整えていない白髪のように含まれています。言ってしまえば毛と素材に「重み」を感じません。そこからいつものようにネットの海で検索。

一つ見つけたのがレデッカーの「デルタダストパンセット」というハンドブラシとチリトリがセットになっているものです。デルタ型チリトリかわいい。「ブラシといえば“レデッカー(REDECKER)”」という人も多いと思うのですが、レデッカー社を知らない方のために説明すると、1936年にドイツで創業した生活用品メーカーです。ほうきやブラシを中心に製造しています。

周囲で売ってるところも無かったのでこの「デルタダストパンセット」をAmazonで購入しました。数日後届いた段ボールを開封すると……大きい!!!想像よりも大きく、デルタ型と言うだけあってチリトリはデスク横にかけてても邪魔!!ブラシ自体も大きくて何メートルのデスクを掃除することを想定しているんだ、と思うほどのゴツさでした。完全に失敗。

そこから1年以上経過したある日。ふらふらと本屋さんを散策していると、本屋さんの中の小さな小物コーナーにかっこいいブラシが。見てみるとやはりレデッカー社のブラシ。名前は「BOOKブラシ」。本の埃を落とすためのブラシのようです。良いお値段しますが、デザインもすごく気に入ってその場で購入!

じゃーん

フォルムがシャープでかっこいい。テンションが上がります。持ち手の素材は「ペアウッド」というバラ科の木材が使用されているので重厚感&高級感があります。毛のアイボリーと柄の赤みがかったブラウンが良いコントラストになっています。うーん、かっこいい(2回目)。

柄の部分の刻印も良い

このブラシの特徴は何と言っても2種類の毛が使われているという点です。広い面積は柔らかい「山羊毛」、ブラシの先端は硬めの「豚毛」です。

柔らかい「山羊毛」と、硬めの「豚毛(ブラシ先端)」

名前の通り「本のためのブラシ」のようですが、私は卓上ほうきとして使用しています。

デスクを掃除する時は普通のブラシのように全体を使って掃除をしています。ですが、キーボードの隙間の埃や汚れは中々落ちません。このBOOKブラシの先端の硬めの豚毛ならガシガシと掃除できます。硬めと言っても、傷付けるほど硬くはありません(※ 柔らかな樹脂や硬度の低い素材は傷つくので気をつけてください)。私は時々ベランダに出て、キーボードを掃除しています。

細くてシャープなフォルム

全体的に細いフォルムをしているので隙間を狙って掃除することができます。掃除する時も便利ですし、収納する時も少し深めの引き出しなら入るサイズです。私はデスク横にぶら下げていますが全然邪魔になりません。このコンパクトさは嬉しいですね。

もし卓上ほうきが必要になった際は、ぜひ見てみてください。

REDECKER「BOOKブラシ」

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