見出し画像

あの人が願っていたこと 50

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人は 家庭の中で
虐げられて 生きてきた

自分を 犠牲にし 
ケアをしながら 生きてきた

罪悪感 と 無価値感

いつの間にか
何かをしないと 自分には価値がないと
そう 思いこむようになった

何をやっても 足りない
食事も取らずに 勉強ばかりしていた
そして 身体は痩せ細っていった

何も がんばらなくていい

そう 救いの言葉を投げかけてくれたのは 
高校の先生
少しだけ 自分を赦せたような気がした

他にも 心療内科の先生 や パートナー

あの人は 出会うたびに
自分を赦し 愛していくことができた

私は 私でいいのだ

こうして 自分の足が 
きちんと大地に立っていることに 気づくと
今までと 世界は違って見えてきた

それは 虐げていた人こそが 
最も傷ついているという 真実だった

だから あの人は対峙する

今の自分の姿を 
堂々と見せていきたい

それは決して 復讐心からではない
その姿が きっかけになることを
祈っているのだ

あの人の姿を見て 傷ついている人たちが 
自らを省み 癒すことができるように

この絵は 願いの絵
自らの光によって 生命を吹き込む浄化の絵

深海

本プロジェクトでは 絵を描かせてくれる方を 探しています
関心を持っていただけた方は こちらにDMください

いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。