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あの人が願っていたこと 42

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人は 自分を内省する過程で
人間そのものを 学んできた

 人は どんな時に 喜び

 人は どんな時に 怒り

 人は どんな時に 哀しみ

 人は どんな時に 笑うのか

発した言葉の奥に どんな物語があるのか
想像を膨らませ 洞察をするようになった
まるで 小説を読むように

しかし 接する人たちを 傷つけまいと
意識をする あまりに

我慢が 日常だった 過去の習慣が
抜けきれない あまりに

いつの間にか 自分を抑え込んでいた

自分でも気づかない 困難を抱えた
どのように扱っていいのか わからない 
日々が 続いた

鮮やかだったはずの 毎日は 
いつの間にか 色を失っていた

あぁ もう だめだ
限界 なんだ

このまま 抑えて生きていくには
毎日は 人生は 長すぎる

塞ぎ込んでいた 自分に
恐る恐る 手を伸ばし
そっと 触れてみた

そこには 自分でも知らない感情が
胸の奥に 隠されていたことを知った

他者には 決して見せない 
我儘で 傲慢で 狡猾な
醜い 自分

そうなのだ あの人には
抑え込んでいきた自分が いる 

そうなのだ あの人には 
見たくない自分が いる

そうなのだ あの人には 
無かったことにしたい自分が いる

今こそ 迎えにいく時なのだ

その全てを 赦し
ともに 歩む時なのだ

ほんとうに 長いこと 
待たせてしまったね

さあ 一緒にいこうか

この絵は 願いの絵
影に寄り添い 剥き出しの自分を受容する赦免の絵

正体

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