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何時でも 何度でも 〜プリズン・サークル〜

ずっと 気になっていた映画を
ようやく 見れた

坂上香監督の ドキュメンタリー
プリズン・サークルだ

信頼するファシリテーターの 
多くが絶賛していたので 

どこかで これは見なければいけないと 
そう思っていた

その感想

✳︎

舞台は 刑務所
受刑者さんたちが 対話をしながら

自らと 向き合っていく 
過程を 丁寧にみていく

僕が 一番印象に残ったのは
彼らの 背景だ

もちろん 情報としては
本や 何かのメデイアで 聞いたことがある

今日もテレビをつければ
どこかのニュースで 語られるだろう内容だ

けれど 個人的には テレビの中では 
どこか現実味がない 感覚があった

推測にしか過ぎないけれど
報道というコンテンツに 変わる瞬間に
失ってしまったものが あるのだろう

しかし この映画で
語られていた言葉は 違った

一人の人間が 伝わってきた

✳︎

複雑な 家庭状況の中で
独自の価値観が 作り上げられていく

犯罪に至るまでの 理由が
背景を知ることで 紐解けていく

行動に至らざるを得なかった
理由というか
彼らなりの物語が そこにある

映画を見る 僕らと
なんら変わりない

一人の人間が そこにいる

✳︎

彼らは 
TCプログラムを通じて

過去と 罪と 自分と
向き合っていく

TC(セラピューティック・コミュニティ)
Therapeutic Communityの略。「治療共同体」と訳されることが多いが、日本語の「治療」は、医療的かつ固定した役割(医者―患者、治療者―被治療者)の印象が強いため、映画では「回復共同体」の訳語を当てたり、そのままTCと呼んだりしている。英国の精神病院で始まり、1960年代以降、米国や欧州各地に広まった。TCでは、依存症などの問題を症状と捉え、問題を抱える当事者を治療の主体とする。コミュニティ(共同体)が相互に影響を与え合い、新たな価値観や生き方を身につけること(ハビリテーション)によって、人間的成長を促す場とアプローチ。
プリズン・サークルHPより引用

自分がしたことは 
どういう意味を持つのだろうか

自分はなぜ 
行動してしまったのだろうか

自分は 
生きていいのだろうか

その向き合う過程を 
通じて

問いは いつの間にか
自分にも 刺さってくる

余韻が ずしんと残る

✳︎

うまくいかないことや
苦しいことも あるだろう

それでも

それでも

前を進もうとする 
その姿が 語りかけてくる

たとえ 何があったとしても
何時からだって 何度だって

やり直せる

君も きっと 変わっていける
君も きっと できるはずだと

いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。