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なぜデータドリブンが必要なのか?

こんにちは、今日も変わらず寒いですね。寒いのは嫌いですがイチゴが美味しい季節なので冬も捨てたものではありません・・🍓

前回記事では、ごく簡単にですがTableauとは何か、全く知らない人でもイメージできればいいなという気持ちで書きました。
今回の記事はその次のステップ、「なぜデータドリブンが必要なのか(なぜTableauなどのBIツールの導入が必要なのか」について、Tableau社HPに掲載されている導入事例とともに書いていこうと思います。

私はまだTableauを触り始めて2か月半、それまでも特にデータを触った仕事をしてきたわけではないので、体験談を交えて説明できず心苦しいですが
初心者の方でもデータドリブンの必要性がイメージできれば幸いです。

そもそもデータドリブンとは何?

データドリブン、顧客ドリブン、テクノロジードリブン、、、など、「〇〇ドリブン」という言葉をよく耳にする方もいらっしゃると思います。
ドリブンは”drive"の過去分詞形"driven"から来ていて、「~から突き動かされた」という意味があります。そこから転じてビジネスでは「~を基にした」という意味で使われています。
つまり「データドリブン」とは「データに基づいた」という意味になります。
よく耳にする「データドリブン経営」は「データに基づいた経営」という意味ですね。


なぜデータドリブンが必要なのか?

本題に入っていきます。
データドリブンが必要な理由は以下の通り挙げられます。

①意思決定をする際の補助になる
②レポートファクトリーから脱却できて、時間削減に繋がる(Win-Win)
③データ分析を人にお願いするのではなく自分で行うことで得られるインサイトがある
④データを積極的に見るようになることで、次のアクションを起こしやすくなる

①意思決定をする際の補助になる
BIツールの一番大きな存在意義に当たる部分です。
例えば売上が低迷している拠点がある場合、何かしらの対策が行われます。その対策を練る工程の1つにデータの可視化があれば、何が原因で売上低迷しているのかが視覚的にわかりやすいため対策が取りやすく、意思決定の補助となります。
以下はTableau社HPに掲載されている、Tableau導入によりマーケティング施策が打ちやすくなったという立命館アジア太平洋大学の事例です。


もちろん経験や勘も大事な要素とはなってきますが、それだけでは納得しない人も当然出てきます。そんな時に、それらを裏付ける役割を果たしてくれるのがデータでありBIツールです。

②レポートファクトリーから脱却できて、時間削減に繋がる(Win-Win)
レポートファクトリーというのは、各部署からレポートの作成を依頼される部署や人のことを指します。ちなみに本業はレポート作成でないことがほとんどです(IT部やデジタル〇〇部など)。
小規模の会社であれば1つの部署で他部署のレポート作成依頼を引き受けることは可能かもしれません。
しかし大企業で拠点もたくさんある場合、全ての依頼を期限までに作成することは非常に厳しいです。

例えばAさんが1週間後に完成してほしいレポート作成を依頼した時、既に順番待ちが30人いたら、、、1週間後に完成するかかなり微妙なラインです。
更に、レポートの作成を他部署に依頼することになりますから、一度のやり取りでAさんが欲しいレポートが作成してもらえるとは限りません。
認識の齟齬があれば更にやり取りも必要になりますし、何より時間がかかります。
それに、もしレポートを作成している人が辞めてしまったら?次の人を探すのも大変です。何にしてもそうですが、属人化はリスクがあり危険です。。

ですが、部署ごとにBIツールが使える人が1人か2人でもいれば。。?
やり取りは部署内で完結しますし、認識の齟齬が生まれる可能性も他部署に依頼するよりか低くなります。
レポートの作成を依頼されていた部署も、本業に集中することができます。

まさにそんなレポートファクトリーから脱却した株式会社カプコンの事例がTableau社HPに掲載されておりました。Tableau導入で大幅な時間削減に繋がっていて、Tableauの力、そしてデータドリブン文化を浸透させたインタビュイーの方々の努力が伝わってくる導入事例記事です。


③自分で分析を行うことで得られるインサイトがある
②から内容が続きますが、自ら分析していくと、新たな気づきや発見が得られることもあります。
例えば、全拠点の売上データを分析していて月ごとの売上を見た時、曜日との関連も知りたくなればその場で分析ができます。
人に頼むと「やっぱりこれも追加でお願いします」とやり取りが発生し時間がかかります。

サンプルスーパーストアを用いた月と曜日ごとの売上ヒートマップ。
月では7月、曜日では水曜日の売上が低いことが分かります。

「自分で分析を行うと良いことが起こることは分かった。でも、それってBIツールじゃなくてExcelでもよくない?」
そう思った方はいらっしゃると思います。
BIツールとExcelの違いを分かりやすく解説されてるブログ記事を見つけたので、気になった方は見てみてください。


④データを積極的に見るようになることで、次のアクションを起こしやすくなる
データ分析や活用がどれだけ有効であるかが広まれば、おのずとデータを見に行く人が増えてきます。各々データから問題点や改善点を知ることがで
きますし、それに対してアクションを起こしていこう、例えば売上を伸ばすために何かキャンペーンを行おう等意見が出てきます。
こうした意見が活発に出てくるようになれば会社としても個人としても成長することが期待できます。

以下はTableauを導入したことでデータを見る人を増やすことに成功した株式会社アダストリアの事例記事が掲載されていました。クロス集計表を使っていてデータを見る人が限られていた時代から、Tableauを導入により数字に強くない人でもわかりやすくデータを可視化したことでアクセス数を増やした事例です。


②の内容では、まるで全員分析できる必要がある書き方になってしまいましたが、決してそうではありません。
もちろんみんなが分析できるに越したことはないですが、分析で得られたインサイトを得て次のアクションを取ることが重要になってきます。

これからの時代、データ活用して施策を打っていけない企業は淘汰されるように思います。トレンドはコロコロ変わるし、これについていけないと置いてけぼりになっちゃいます。。。恐ろしいです。

長くなりましたが以上がデータドリブンが必要な理由となります。
データドリブンが必要な理由が、少しでも広まると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



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