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スリランカ滞在記 アーユルベーダ編その2(極楽コース)

到着した翌日からさっそく始まった施術。
最初の3日間はパンチャカルマはしないで、
・アビヤンガ(オイルマッサージ)
・シロダーラ(額にオイル)
・スチームバス(ハーブのスチーム浴)
という、極楽コースでした。

アビヤンガ
アビヤンガとは、代表的なオイルマッサージです。
数ある中から、その人に合った薬草オイルを選びます。


アーユルベーダの古典書「チャラカ・サンヒター」より
「壺や獣皮や車輪が油を塗ることで強靭になり、衝撃に耐えられるのと同じように、アビヤンガによって身体は強靭になり、皮膚は滑らかになり、疲労や運動に耐えられるようになる。」
「常にオイルマッサージを行なっている人は身体に外傷や打撲を受けても重労働をしても、決して大事に至らない。常にオイルマッサージを行うことにより、優れた感覚の行き渡った身体になり、体力を得、容貌も優れ、老化が軽くなる。」
「足へのオイルマッサージをすることで、両足は柔軟になり、足の力と強靭さが生じる。視力が良くなり・・・足先にオイルマッサージすることで坐骨神経痛、足のひび割れ、脈管と腱の緊縮が起こらない」
また、体の中に溜まった古いオイルを溶かして体外に排出するそうです。


強いマッサージが好きか、ソフトなマッサージが好きかと聞かれたので、
ソフトな方が好きですと答えました。
とても小柄なウィヌシアさんが私を担当してくれることになりました。
まだ修行中のようでしたが、一生懸命な分丁寧で、親切で、とても優しい女の子。
うつ伏せに寝て、まずはお尻をマッサージ。
次に足→背中→腕。それから仰向けで同じように。

アビヤンガ


シロダーラ
「シロ」とは、サンスクリット語で「頭」を意味し、「ダーラ(垂れ流す」。
額の中心にある第6チャクラで、「第三の目」といわれる松果体にその人に合ったオイルを垂らします。
吊り下げたオイルポットの底に小さな穴が空いていて、そこから温かいオイルを一定の高さから一定時間、連続して流れで垂らすことにより、深いリラックス状態から瞑想状態へと導かれます。脳のマッサージと言われています。

シロダーラを終えた時に、ウィヌシアさんやスリランカの人たちの優しさと、自分がスリランカにいることの感謝が溢れてきて涙が止まらなくなりました。
ドクターやウィヌシアさんを心配させましたが、自分はただただ幸せでした。

シロダーラ


スチームバス
アビヤンガの後は必ずスヴェーダナ(発汗法)を行います。
「ニーム」という樹でできた木のベッドに、首から上を出した状態で横になり、スチームバスの下に仕込んだお鍋でハーブを煮出します。
発汗作用のあるハーブだそうです。
ハーブのいい香りのする蒸気で汗がドバドバ出てきて、最高に気持ちがいいです。お部屋に湯船はないけど、スチームバスで汗をかくので充分満足できます。

スチームバス

短期間でしかアーユルベーダをできない人も、この極楽3点コースでとても癒されると思いますし、満足することでしょう。

このような施術を、午前か午後の2〜3時間をかけて行い、
後はゆっくりとするか、アーユルベーダ薬局やスーパーにお買い物に行ったりして過ごしました。

今日も読んで頂きありがとうございます。
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