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スリランカ滞在記 アーユルベーダ編

こんにちは、こんばんは。
そろそろ、今回の旅の一番の目的であるアーユルベーダについて書いてみようと思います。お待たせしてすみません。

インド発祥の生命科学として5000年の歴史を持つといわれるアーユルベーダ。
スリランカでは、デーシャチャキッサという土着の伝統医療と融合されて、スリランカのみに自生するハーブや薬草を使うのが特徴です。
スリランカでは政府がアーユルベーダ省を設置するほど盛んです。
単なるエステ的なものではなく、食事や、ヨガや瞑想、お薬やトリートメントなど、複合的に健康的な体を目指します。

特に、今回おこなったパンチャカルマとは、
ドクターにより、体質や体調に合わせて細かく計画された浄化療法(デトック&クレンジング)を、本来は14日間または21日間かけて行うアーユルベーダ療法です。
パンチャカルマとは、サンスクリット語で「5つの療法」という意味で、

1.ハーブ薬を飲んで吐く。ヴァナマ
2.ハーブ薬を飲んで下痢をする。ヴァレーチャナ
3.ハーブ薬を浣腸して排出。ヴァスティ
4.鼻からハーブ薬を吸って口から出す。ナスヤ
5.皮膚から血液を排出。ラクタモクシャ

このような方法で体内から不要なものを出し尽くす、究極のデトックス療法です。

しかし、これはインド人のように体格が大きく、体力もある人向けだそうで、
スリランカ人は小柄な方が多いので、ヴァナマ、ヴァレーチャナは向かないためやらないことが多いそうです。
同じように小柄な日本人も同様でした。(よかった〜〜)

まず、初日にすることはドクターの問診です。
「どんなお仕事をしていますか?」
「好きな味はどんな味ですか?」
などのあらゆる質問に答えていきます。
ゲストハウスのアノシャさんが日本語に訳してくれます。

最後に脈をみますが、脈で色々なことがわかるそうです。
ドーシャといって、自分の体質も、脈でわかるそうですよ。

ロシャーニ先生の脈診


ドーシャには3タイプあります。
ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)
このどれかか、または複合です。

3つのドーシャ

私の体質診断は、ピッタとカパの複合タイプでした。
実は自分ではヴァータだと思っていたので、全く逆の結果になり驚きました。
私はヴァータが乱れているということで、そこの辺りを集中して治療していきます。

翌日、治療計画がドクターにより作られました。
私が行うのは、
・ネトラバスティ(目の周りに、豆の粉末をこねて土手を作り、オイルで洗浄)3回
・バスティ(ハーブとオイル浣腸)3回
・ナシア(鼻からオイル)1回
・アビヤンガ(オイルトリートメント)毎日
・ピンダスエッタ(お米のハーブボール)1回
・レーパ(ハーブパウダーを肌に擦り込む)2回
・カルナプーナラ(耳にオイル)1回
・ラクタモクシャ(ヒルで皮膚から排出)1回
・シロダーラ(額にオイル)毎日
・スチームバス(ハーブのスチームで汗を出す)毎日

ラクタモクシャ(ヒル)は必要なかったですが、やってみたかったのでお願いしました。

このような計画で、10日間の治療が始まりました。
また次回に続く。

今日も読んで頂きありがとうございます。
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