Yuki SP

Worldwide Melodic/Pop Punk Label and Mailor…

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Worldwide Melodic/Pop Punk Label and Mailorder sp-records.com

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    今すぐじゃなくても、何年後、何十年後に誰かが見て、何かのキッカケになればいいという想いから。そして、私が生きた証として。

最近の記事

私が使わないようにしている音楽関係で使われる言葉

前提として、私はいかなる理由があったとしても戦争には反対です。 そんな戦争に関連した言葉が、別の意味で大好きな音楽関係で使われることがしばしばあります。 本来の意味ではないにしても、それらの言葉から戦争を一切連想しない、というのは私には難しいです。 そしてそれらの言葉は「別の言葉で言い換えが出来る」ことがほとんどです。 それらの言葉を、私は意識して使わないようにしています。 自分自身がいい気持ちがしないから、というのが理由です。 例えば、お笑いで「なんでやねん!」というツ

    • ぺんぺんさんとDJ ERIKOとピギーズと私

      「出会い」 私が原田夫妻と初めて会ったのは2022年8月28日。 大阪で行われたカンフーガールレコ発にピギーズが出演していたライブだった。 ライブの合間にひさし君と談笑していたら「DJはじまった!」と私を放置してDJを見に行ったり、皆が口を揃えて「今日のDJ最高!」と言っていたりで、私にとって非常に印象に残るDJだった。現に本当に素晴らしいDJだった。 ライブ後、ぺんぺんさんと談笑している時に私の伝家の宝刀「ピギーズ免許証」を出してワイワイしていたのだが、ぺんぺんさんがふ

      • アルカシルカ [実像と虚像] 考察

        イントロダクションはじめにアルカシルカが創り上げたものには「全てに意味がある」と考えるべきである。アルカシルカのおっちょこちょいで生まれたものもあると思うが、それにも意味があると私は思っている。 全てを信じ、全てを疑わず、全てを確かめる。 それが私のアルカシルカに対するアティチュードである。 VINYLとDIGITAL本作では明確にVINYLとDIGITALが分けられてリリースされた。DIGITALはローンチ時には音量バラバラ問題が発生していたが、それもアルカシルカら

        • bedgravity

          2023年6月21日。SNS上にひとつのポストが投稿された。 このアーティスト写真、そしてメンバーを見ただけで、私は胸の高鳴りを抑えきれなかった。 写真の向かって一番右がボーカルのSakuraさん。 SakuraさんはSSW(シンガーソングライター)として16歳の頃から活動をしており、同年にはROADSIDE RECORDSから音源もリリースしている。 SakuraさんのバイオグラフィーはROADSIDE BRECORDS内に詳しいものが掲載されている。 そしてROA

        私が使わないようにしている音楽関係で使われる言葉

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          6本

        記事

          パンクロック イントロドン

          最近、私は音楽を聴く時に、インポートした曲をシャッフルで聴いているのだが、曲が変わるたびに一人でイントロドンをして楽しんでいる。 イントロドンには、以下のパターンがある。 ① 正解したら嬉しい。 イントロだけですぐに正解がわかったらすごく嬉しい気持ちになる。わかる時は1秒以内、はじめの出音だけでわかることもある。 その限られた時間の中で脳内をフル回転させ、答えを導き出すという行為は、脳の海馬を鍛えることで、記憶力の向上・維持を行うことが出来ると考えている。 また、久々聴

          パンクロック イントロドン

          ANNALISE - Too Much Music & Too Many Bands

          ピギーズライブ情報探しのために行っているまいにちEAT MAGAZINEに掲載されていたディスクレビューで思い出した曲がある。 イギリスのANNALISEの2001年リリースの3rdアルバム"VERSUS EVERYTHING" 本作がリリースされたころが私は20代前半のまだまだ多感な時期。 2000年代極初期にSnuffy Smileからリリースされた音源は、今でも私の中で非常に思い入れのあるものが多い。パッと思いつくだけでも THREE MINUTE MOVIEの2

          ANNALISE - Too Much Music & Too Many Bands

          GOOD WALLOP

          初期のピギーズのライブ情報を探す上で非常に重要なものがある。 それがGOOD WALLOP 読み方は多分「グッド・ワロップ」 1995年の阪神大震災後、神戸のパンクロックシーンが形成されていく中で、ピギーズ、MY DICK IS DELICIOUS、JUNK SCALEの3バンドが「何か楽しい事やろうや」ということでスタートした共同企画だそう。 ピギーズの初ライブはこのGOOD WALLOPのVol.1であり、神戸のライブハウス「音屋」で行われたということは確実である。

          GOOD WALLOP

          国立国会図書館の使い方

          あらすじ 私はピギーズの過去のライブ情報を全て探し出すという人類においての重要プロジェクトを担っている。 ピギーズの活動期間は1996年1月から2001年2月。そのために、該当期間のパンクロックのライブ情報が掲載されている雑誌、DOLL・インディーズマガジン・EAT MAGAZINEを買い集め、ライブ情報を探し続けている。 そんな折、THE WIMPY'Sのヒロッキャさんからこんなアドバイスをもらった。 「週刊ぴあ」なんて存在を知らなかった私にとっては目から鱗だった。

          国立国会図書館の使い方

          SET YOU FREEとDUMB RECORDSと私

          SET YOU FREEと私の出会いは18歳の頃。 滋賀県在住だった私は、1999年8月21日に滋賀ハックルベリーで行われたSET YOU FREE企画のCOOLER KING McQUEENのレコ発ツアーのライブを見に行った。 その頃の私はまだSET YOU FREEが何なのかもよくわかっていなかった。 その後、2000年2月25日に神戸スタークラブで行われたSET YOU FREEにもライブを見に行った。私は18歳。私がピギーズのライブをはじめて観た日である。 ちなみ

          SET YOU FREEとDUMB RECORDSと私

          【コラム】MyspaceとThe Adorkables

          時は2000年代中盤。スマートフォン普及前のインターネット黎明期。 インターネット界に"Myspace"というSNSが現れた。 Myspaceは音楽に特化しており、ページ内で楽曲がストリーミングで聴けるというもの。 これによる世界中のありとあらゆるバンドが「自身の曲を簡単に世界中に公開」出来るようになった。 逆に言えば、私たちが今まで知らなかったバンド、音源も出ていないバンドなどを容易に知ることが出来るようになり、またバンドと容易に連絡が取れるようになった。 例えば、SP

          【コラム】MyspaceとThe Adorkables

          【まいにちEAT MAGAZINE 1994冬~2001.4】

          【まいにちEAT MAGAZINE 1994冬~2001.4】

          【まいにちEAT MAGAZINE 1994冬~2001.4】イントロダクション

          あらすじ 私は、ピギーズの過去の全てのライブ情報を全て掘り起こしてデータで残すという地球の未来のための超重要プロジェクトに取り掛かっています。(ちなみに誰に頼まれたわけでもなく自分で勝手に足を踏み入れました) ピギーズのライブ情報を「まいにちDOLL」という形で探し求めました。 DOLLだけではピギーズライブ情報は完全補完することは出来なかったので、「まいにちインディーズマガジン」という形でピギーズライブ情報を探し求めました。 インディーズマガジンでもピギーズライブ情

          【まいにちEAT MAGAZINE 1994冬~2001.4】イントロダクション

          ビートニク・ハンドクラップ 徹底解説

          【前提】まずは、以下の2点を踏まえたうえでビートニク・ハンドクラップに臨んでいただきたい。 ① ビートニク・ハンドクラップは不規則である。 もしかするとドラムなどの何かの楽器に連動している可能性もあるが、楽器がわからない私にとっては、その規則性は一切見出せない。 また、(私的感覚による)一般的に「ここ!」と思われる箇所に入っておらず「そこかよ!」というところに入ってくることもしばしば。 ② 「踏み込む」と「踏み込まない」 これも私的感覚であるが、一般的に「ここまでやる

          ビートニク・ハンドクラップ 徹底解説

          【ちょこっとEXTRA 1999-2001くらい】

          https://twitter.com/sp_records/status/1636915754661720066 ↑ 2000年9月頃の間違い

          【ちょこっとEXTRA 1999-2001くらい】

          SET YOU FREE 1997-2000

          1997VOL.1 VOL.2 VOL.3 VOL.4 1998VOL.5 VOL.6 VOL.7 VOL.8 VOL.9 VOL.10 - 3 DAYS SPECIAL 1999VOL.11 VOL.12 VOL.13 VOL.14 VOL.15 VOL.16 VOL.17 VOL.18 VOL.19 VOL.20 - 3 DAYS SPECIAL 2000VOL.21 VOL.22 VOL.23 VOL.24 VOL.25

          SET YOU FREE 1997-2000

          ビートニク・ハンドクラップ

          2023年2月1日。BEATNIK TERMITESの来日ツアーが発表された。 全POP PUNKファン待望の待望である。 大都市が平日、土日は岡山・広島という狂気の日程も、本当に最高である。 平日だから行くのは難しいという方も多々いるかもしれない。距離が遠いから見に行けないという方もいるかもしれない。 どうにか出来る人はどうにかするっきゃない。 そんなBEATNIK TERMITES。ビートニク・ターマイツ。 多くの人が「ターマイツ」と略しているが、私は「ビートニク」

          ビートニク・ハンドクラップ