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「考えない練習」を読んで刺さったワードと私の思ったことをつらつらします。


思考さえストップできるようになると、自らの心を思った通りに操縦しやすくなります。
問題は「心はひたすらより強い刺激を求めて暴走するという特徴を持っていることです。淡くて穏やかな幸福感よりもネガティブな考え事のほうがはるかに強い刺激の電気ショックを脳に与えてくれますから、なかなかストップすることができません。
考えるせいで、人の集中力が低下したりイライラしたり、迷ったりしているのではないかと思っています。いわば、「思考病」とでも申せましょうか。

・人間にとってネガティブ=刺激的であり、思考はネガティブな方に暴走していくようにプログラムされいることを理解する。

考える度合いより、実感する度合いを意図的にぐーっと増してあげますと、考えや雑念はすっと静まり返っていくわけです。
まずできるだけ、普段から「いま自分は五感のうち、どれを使っているのか」ということに自覚的になることです。
感覚を研ぎ澄ます練習をしていきますと、一見つまらなそうなものにも充実感を感じてきます。現実がつまらないからと言って、脳をバリバリ刺激するような娯楽に逃避しなくても、いつもの日常を繊細な味わいをもって楽しめるようになるのです。


・いま目の前を能動的に「見る」「聞く」「嗅ぐ」「味わう」「感じる」。
五感を研ぎ澄まして今目の前にあるものを全身で感じようとする。
日々の小さな楽しみを味わえるように刺激を増大させるのではなく、自分の感覚を研ぎ澄ます。

「捨てないで置いてあるもの」が増えていくと記憶のデータベースもどんどん乱雑になっていき、覚えていられなくなるものが増えていきます。
忘れたつもりでいても、心はちゃんと覚えていて、「どうしようかな」と思い続けている。
減らしたことでとても心がスッキリしたり、安心したり、安定したり、自分の心の中が見渡しやすくなったりするのです。


・今は向き合いたくないから放置しているものがある。
けど、やっぱり心からは消えない。
根本的にそれと向き合わなくてはならないと再認識。

建前やごまかしなどささやかな嘘も、積み重ねるのはやめた方がいいでしょう。実感の伴わない感謝の連発や必要以上の誉め言葉を繰り返すことは避けた方がいいでしょう。自分の中でもメリハリをつけたほうが、「いま自分は感謝しているのだ」という自己認識もクリアになります。

・本心をストレートに放出することを心掛けないと自分がなにを思っているかがわからなくなる。
自分が良いと思ったものは良いと伝え、そうでないものは事実を述べる。
「ありがとう」は言っておくとなんか気持ちいいワードなので連発しがちだが、本当に感謝しているのか精査して使ってみたいと思う。
「すいません」も口癖のように使っているが、本当に謝るべきなのか考えてから発したい。

映画やお店の悪口などは特に増えているようですが、ネガティブなことを書くと自分も興奮しますし、ある種の人々はそれに反応して盛り上がる。
書くことで嫌なものを世の中から減らしたいと思っているのかもしれないが、結局は自分の心に怒りのエネルギーを焼き回しさせ、ストレスを増やし、心身ともに悪影響を与えるだけです。

・ちょうど、これを読む前にカウンセリングに行った美容クリニックの悪い口コミを投稿しようとしていました。
今回はこの本に従い、やめておこうと思います。
確かに記載することで一瞬心は晴れるのですが、記憶からなくなるわけではないし、書くために思い出す行為が自分にとって良くないことだと感じました。
本著では書くなら【「人のためになる」自分の好ましいと思ったことにしろ】と書いてあります。


以上。
この本を読んで刺さったフレーズとそれに対する私の改善や考えなどをつらつらと。



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