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石拾いの沼に落ちてみた

少し前、こんなつぶやきゲームをしてみました。

コメント欄の皆様が鋭くて、ああ、もう半分当たっている! と思ってました。その後の答え合わせのつぶやきがこちら。

採取地は伊豆の菖蒲沢海岸です。鉱石のガイドブックにも載るような有名なところ。国立公園ではないので採取可能なんですが、たくさん持ち帰るのではなく、あくまで思い出にする程度の量がいいと思います。

干潮と日没の時間も事前に調べていましたが、波打ち際で探すと荒波がぶっかかります。結構危なっかしい感じがいたしまして海岸の奥の方までは行かず、入口手前気味で探しておりました。

思っていた以上に狭くて石だらけで歩きづらく波が荒いです。要注意。

ちなみに昨年行った神津島では「五色浜」といういろんな色の玉石が落ちている海岸があります。ただ神域のため持ち帰り厳禁。実際に石を持ち帰った人が災厄にまみれ、わざわざ返したというお話もあるほど。そこでは写真撮影と観察にとどめました。島のお土産屋さんで神津島産の黒曜石をひとつお土産に買い求め、お仕事用パソコンの横に置いています。

そうなんです。石好きな伏線は以前から片鱗を見せていたのでした。

上記のつぶやき写真は大きくて持ち帰らなかった石。落ちている石全部すごい石に見えてしまい、選ぶのがむしろ大変。そんなこんなで現地で拾っていたのは約1時間くらいでした。

瑪瑙や玉髄までは見つけられず、石英と、色やデザイン的に気になる石を少々。「伊豆の赤石」と呼ばれるレッドジャスパーだったらいいなあ? と思われる石を3つ。

ビニ袋から開封。迷いに迷ってこれだけ。

石、流木、そしてひとつだけシーグラス

かなり前ビーチコーミングにはまりまして、採取可能な海岸で貝やシーグラス等を若干ですが、拾っていた時期がありました。ですが石は今回初めてになります。

洗う前の石英をひとつピックアップして撮影。二酸化ケイ素が地中でゆっくりと固まってできたものが石英。そのなかで透きとおり、結晶となったものが水晶。晶洞とよばれる石英の溝にこうして、小さな水晶が見えます。

割るとよく中身が見えるのでしょうけれど、割るのもったいなあと思いこのまま大切に鑑賞することに。

水晶がキラキラと見えています。美しい。。。

まず煮沸消毒。随分前に買った小鍋を科学実験用として、煮沸します。10分くらい。昔むかし、哺乳瓶を煮沸したり、瓶詰め作るときにガラス瓶を煮沸したなあと思い出し。割り箸を使って取り出し、水をはったバケツに入れます。流木はそのまま天日干し。

これは流木。石含め3回に分けて煮沸しました。

ハイター漂白にうつります。バケツ2分目くらいにハイターのフタ容器数杯くらい。あまり濃くしてしまうと水晶が白濁する? みたいな情報を読みまして、恐る恐るという感じです。

どちらかというと長期保管のための消毒&汚れ落としくらいの感覚です。ハイター扱う際は手袋&マスク&眼鏡装着。そして慎重に。

10時間くらいで水を入れて液を薄めて廃棄。その後水を入れて漬け込んでおきます。1~2日間、ときたま水を換えて、水から上げて乾燥予定。

貝がらなんかは煮沸せず、洗い&漂白だけでやっていました

今日の記事はここまでで。続きます。
そしてあくまで私のやり方ですので、ご自身でやる場合は他の、もうちょっと正確かつ、親切丁寧な記事や情報をご覧頂きたく、よろしくお願いいたします。

小中学生の頃、消極的で理科実験の輪のなかには絶対に入れなかった私。この歳になって、あの頃出来なかった実験や観察を好きなだけやれる! そんな楽しみを見つけてしまったが百年目。

今年も昨年に引き続き、齢還暦を前にした私のセルフ大人の科学教室は継続していくのです。


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