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おまんじゅう(アニメ「後宮の鳥」)

(ちょいネタバレてます)。

冬場のおやつといえばあんまんと肉まん。スーパーで買っていた頃もありましたが、ここ数年はコンビニで、食べたいときに買い求めています。写真があんまんだったか肉まんだったかは覚えていないのですが、突然食べたくなって買いました。中華のあんまんはゴマ味のあんで、和菓子とはまたひと味ちがうおいしさなのです。

出されたおまんじゅうをぱくぱくといただく美女、鳥妃と呼ばれる妃が出てくるアニメ「後宮の鳥」。アマプラで昼食事、視聴しています。中華風な舞台なので皇帝の妃のいる宮が後宮なのですけれど、鳥妃のいる夜明宮だけは例外の規定で存在するのです。「決して帝がおわたりになることのない」と言われるそこには、どのような事情があるのでしょうか。

最近のアニメは本当に絵が綺麗だなと思いつつ、この作品もまた綺麗な絵です。そして主人公である鳥妃は、孤児から妃に選ばれ、英才教育を受け、特殊能力を身につけてゆくのです。

最近こんな展開のアニメをたまにみかけて、昔の星一徹(実の親)に鍛えられる息子は巨人の星に、、、というのではなく、孤児から縁のある育て親に育てられてチート能力者へ、というのは時代の流れなのでしょうか。「リコリス・リコイル」や、「ヴァイオレット・エバーガーデン」にも出てくる展開です。また「水星の魔女」の主人公も少しだけ似た境遇。ただ英才教育に特化してしまうので、みんなどこか孤高で不器用。人としてのまっとうさを持ちつつも、他者とのいろんな出会いによって成長を遂げてゆくのです。

作品放映はまだ途中なので、結末を知っているわけではありません。今まで完結したお話は概ね幽鬼と呼ばれる、楽土に渡ることのできなかった魂に対峙するというものです。生老病死、人の業、運命の皮肉、社会の不条理といった、毎回もの悲しさを残しつつも、登場人物を少しづつ人生経験を積ませて成長させてゆきます。人の姿を見て、わが身を顧みる。そんなこのお話独特のメッセージを感じるアニメなのです。

(アニメ)

(原作)


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