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飛鳥ちゃんとみなみちゃんってお互いのことめっちゃ好きだよね

乃木坂46も8年目、「あしゅみな」とも括られる齋藤飛鳥、星野みなみのこの2人が、今になって改めてお互いにお互いのことをすごく好きになってるというか、好きな感じを全く隠さずダダ漏れというか、そんな風に見えませんか、ということを書きたい。

あらかじめ明かしておくと、そんな様子は以前から常々感じていたところ、先日(2019年8月26日)の『のぎおび』みなみ回でのみなみちゃんの様子を見てやっぱりそうだなと。思ったため今回のnoteを書くことにした次第である。

特に章立てもせずにつらつらと書いていきたいと思います。

(追記)

11月16-17日にAbemaTVにて放送された『#乃木坂世界旅 今野さんほっといてよ!』スペイン編ですべてが合致しましたね。

本noteはそこに至るまでの補助線としてお読み下さい。

(追記ここまで)

そもそも2人は、乃木坂46に1期生メンバーとして13歳で加入(飛鳥が中学1年生、みなみが中学2年生)、同じく年の近い和田まあや、樋口日奈と共に年少メンバーとしてよく一緒にいる仲だったと言う。

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もちろん当時から今まで丸7年以上メンバーとして一緒に活動してきて、ずっと仲が良いとは思うものの、その頃から変わらず仲良しコンビ♡という感じともまた違うように感じていて。

お互いに、相手に対して向けている視線というか、その感情というか、それが他のメンバー同士には無い独特のもので、それ故この2人の関係性が他にない唯一無二なものに確立されているように思う。

その関係性を想像するに当たり、2人それぞれのグループにおける活動に着目してみる。

グループ結成から約半年後、1stシングルで『ぐるぐるカーテン』でデビューした際、2人とも選抜メンバーに選ばれた。しかし、片やみなみのポジションはフロント、片や飛鳥のポジションは3列目。

そして2ndシングル『おいでシャンプー』にて飛鳥はアンダーメンバーになり、以降彼女はアンダーとしての活動が多くなる。対してみなみはフロントを主に選抜メンバー。

単純に前ならエライ、後ろならそうでもない、という話ではないにせよ、共に年少側で近い立ち位置、仲の良い関係だったところから、少なからずそこに差がある状態でスタートしたと言える。

その後、7thシングル『バレッタ』にて飛鳥は選抜に入る。そして入れ替わるように、みなみはアンダーとなった。8th『気づいたら片想い』では共にアンダーメンバーだったが、この時期はアンダーライブがまだ始まったばかりという時期。冠番組である『のぎ天』も始まる前で、同じ組織として一緒に活動する機会は少なかった。

9th『夏のFree&Easy』では飛鳥は引き続きアンダー、みなみは再び選抜メンバーに。11th『命は美しい』に前後して飛鳥が雑誌の専属モデルとしての活動が始まり、選抜メンバーにも入るようになる。

そして13th『今、話したい誰かがいる』にて、2人の活動が交差する。共に福神メンバーとなり、またポジションはそれぞれ2列目の端、いわゆる「シンメ」。この2人でのペア感はより強調され、『乃木坂工事中』においても、2人だけでヒット祈願『都内の坂道13本ダッシュで駆け上がろう!』が行われた。

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そして15th『裸足でSummer』では飛鳥がシングル表題曲のセンターに。アンダーであった彼女が、先頭に立つ存在になったのだ。

以降、『乃木坂工事中』を始めとして番組でもフィーチャーされる機会が目立ち、ソロ写真集の発売、舞台『あさひなぐ』にて主演、19th『いつかできるなら今日できる』にて西野七瀬とWセンター、21th『ジコチューで行こう!』にて2度目の単独センターなど、グループにおける中心人物としての活躍が増えていく。

その飛躍ぶりは留まることを知らず、乃木坂46としての新しいフェーズを象徴する楽曲、23th『Sing Out!』でも単独センターとなり、いまや彼女が名実ともにエースであることに異論はないだろう。

対してみなみは、『裸足でSummer』以降は選抜3列目に配置されることが多くなる。

つまるところ、飛鳥とみなみは活動の全体を通して、入れ替わりしているような形でその立ち位置がくるくると変化しているのである。もちろんみなみは殆ど選抜メンバーとして活動しており、単にこっちは上から下へ、あっちは下から上へ、という話ではないにせよ、「常に肩を並べて……」という表現が当てはめにくい程度には、それぞれのポジションは変化していると言えるだろう。

特に2人とも、実年齢より幼いくらいの印象を受けるそのプリティーな外見に反して、割とクールでクレバーな考え方の持ち主である。

故に、その時々で、お互いに対して複雑な想いを抱くこともあったのではないか、とつい想像してしまう。年齢が近かったり、結成当初はよく一緒にいる仲だった分、活動を続けていく中で、手放しで仲良しでーすとは言えないような距離感が生まれることもあったのかもしれない、と邪推してしまうのだ。

余談だが、そんな胸の内があったとしても、そういう感情的な部分はあまり表立って見せない2人である。そんな複雑な距離感が、懐かしの「不仲説」の要因だったんじゃないか、と個人的に思っている。要は、2人とも振る舞いが大人すぎたのだ。

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さて、本題にそろそろ戻りたい。そんな大人な2人だが、年齢的にも成人し、今やポジションに対する拘りにはおそらくとらわれていないことだろう。そして3期生、4期生も加入し、また1期生、2期生の卒業も徐々に増え始めた昨今、グループのあり方やその中での自分の振る舞いを意識しているようにも見える。

飛鳥はセンターポジションを多く任され、またモデル活動という一つのビューティアイコンとしての存在感も定着している。メンバーとの関わり方にも変化があったり、1期生として後輩を支える場面も増え、エースとしてグループを引っ張っていく立ち位置になっていることは間違いない。本人としてもそれを自覚していることだろう。

その様子は、『Sing Out!』の発表に前後して発売された、雑誌のインタビューからもわかる。

別にひとりで平気だと思っていたけど、周りからちゃんと影響を受けられるし、いままで人と喋ることに対して苦手意識があったから話さないほうが集中できると思っていたけど、やっぱりしっかりコミュニケーションをとったほうが自分も相手も気持ちが上がった状態で仕事に臨むことができるんだと思って。(『BUBKA』2019年7月号、P10)

グループの未来、自分たちの未来にいちばん不安を感じてるのはやっぱり当人なわけじゃないですか。でもそれでファンの人たちと一緒になって怖いとか不安だとか言っていたら誰も応援してくれなくなってしまうと思うから。だったらこっちはもう「これがいまの乃木坂46です!」ってどんと構えないと受け入れてもらえないと言うか、見てもらえないだろうという思いはありました。(同、P12)

そんな飛鳥ちゃんに対して、みなみちゃんである。彼女も1期生として、グループを俯瞰で見ることが少なくないだろう。特に、エースとして成長した飛鳥の存在を、改めて意識するようになったと傍から見ていて感じるのだ。

その一端が表れているものとして、同じく『BUBKA』のインタビューにて彼女はこんなことを話している。

それに周りに一緒に頑張ってきた子がいなくなっても、飛鳥は最後まで乃木坂46にいるのかなって……。それを考えると私ももっと頑張りたいって思う。(同、P37)

正直、かわいそうだって思っちゃうことがあって。本人はそう思ってないかもしれないけど、今までだって頑張ってきたのに「次世代」って言われてるのも変な気がするし……。(同)

いずれも、これまで一緒に活動してきて、彼女が努力してきたことや一人で落ち込んでいた様子を見ていたからこそ、それを知っているからこその発言である。

また、飛鳥の今の姿やこれからに向かっていく姿勢を理解しているからこそ自分も、というみなみの意識が汲み取れる。

加えて、活動に向き合ってのこれらの発言のほか、オフの時の様子もこのように話している。

(飛鳥は)あまり誰かに相談しないで、陰で泣いているタイプだから心配になる。最近は飛鳥が1人でいると、ダル絡みしに行ったりしてます(笑)。(同)

頑張っていることを理解しているから、何気ない場面での彼女をほぐしてあげたいという想いがあるのかもしれない。そんなみなみちゃんの、飛鳥への優しさが垣間見える。

ちなみに↑の話を受け、飛鳥は「(目を潤ませながら)わー、これは泣いちゃう……。」とリアクション。「みなみちゃん、最近優しいんですよ。」とのことである。その優しさはしっかり伝わっているのだ。

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これまでの活動を経て、それぞれのポジションの変化を受け、それらを互いに理解したうえで相手を思いやる。今の2人はそんな状態にあるように思う。

とりわけ、みなみちゃんはエースとして活躍の幅を広げる飛鳥に対し、「グループを支える彼女を支える」という想いでいるように思える。これは、直接的にでなく、でも巡り巡ってグループの力になる在り方だ。彼女を支えることがグループにおける自分の役割、とでもいうようなことを感じている部分があったりするんじゃないだろうか。そしてきっと、飛鳥自身もそれを理解しているんだろう。

そんな風に、現在の彼女らは、お互いがお互いに良い影響を与え合っているように見えるのだ。それは単に年が近いからとかだけではなく、これまでの7年間を共にしたからこそ。絶妙な距離感でお互いを見てきたからこそだ。

上に挙げた雑誌『BUBKA』のインタビューによると、過去には飛鳥が「みなみをライバル視もしていた(要約)」ということもあったという。そんな関係がじっくりと昇華されていき、ただの仲良しとは少し違う、互いを深く理解し支え合う仲になったように思う。

「お互いにめっちゃ好きだ」という本題とはややそれた結論になってしまったが、つまりは「今、すごく良い関係だ」ということが言いたかったので、これで以上とする。

あしゅみな!


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