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22.これから10年後にアンチ・ドーピングの分析技術がどこまで進歩しているのか想像できますか

ハーイ、どうも😊
SPヤマトのアンチ・ドーピング講座へようこそ!

あなたは自分の10年先の未来を予想できますか?

こんな話をすると、「SPヤマト」が頭にすぐ浮かんでくるのが、ドリカム(DREAMS COME TRUE)の楽曲「未来予想図Ⅱ」なのですが、果たして若いあなたはこの曲を知っていますか?。

まあ、ドリカムの楽曲を知っているかどうかは、この際あまり関係がないので話を前にすすめましょう。

ところで・・・
今も世間を騒がせている新型コロナウイルスですが、何年たっても新型と言い続けるのが不思議ですが・・・

最新のがん治療では、ウイルス療法といってがん細胞の中だけで増殖するウイルスを埋め込み、このウイルスががん細胞を破壊するという治療法が保険適用になっているようです。

このように、ひと昔前ならば思いもしなかった、「ドラえもん」や「鉄腕アトム」のマンガの中で描かれていた、それこそ10年前には考えられなかったような技術が世の中で実際にたくさん使われています。

まさに、”10年ひと昔”とはよく言ったもので、10年という時間は大きな技術革新を可能にします。

さて、ここからが今回の本題です。
前置きが長いのが「SPヤマト」の悪い癖・・・ですね。

ところで、あなたから採取したドーピング検査の尿検体はどのように処理されるのでしょうか。

尿検体はA、Bという2本のビンに分けて提出しますよね。
もしあなたが、採取した検体をA,B2本に分けることを知らない場合は過去の記事で学習しましょう。

A検体はすぐに分析されて、数か月以内にドーピング違反かどうかの判定がでます。
よほどのことがない限り、ふつうは陰性、つまりドーピング違反していないという結果になるはずです。

万一、A検体の分析で陽性結果が出て、その結果に納得がいかなければ、B検体を使って再度分析することが可能です。
ちなみにこの場合、B検体分析にかかる費用はアスリートが負担することになります。

B検体でも、再度陽性反応が出た場合は、そのアスリートは成績の抹消や4年間の資格停止など何かしらの制裁対象となります。

では、A検体が陰性だった場合は、B検体はどうなるのでしょうか。
実はこのB検体は、将来再検査するために10年間保存されます。

これは、現在の技術では検出することが出来なかったり、新型の薬物だったとしても、10年間の科学技術の進歩により将来検出可能になる可能性があるための措置です。

ですから、たとえ今回の検査をすり抜けられたとしても、10年先の再検査時には、最新の科学技術の粋を集めた分析装置を使って、過去には見逃してしまった巧妙な違反でも、逃げ切れることができないという、2段構えでクリーンスポーツを担保するルールとなっているのです。

どうですか、
自分では10年前のことなんて頭の中からすっかり忘れてしまっていたとしても、B検体が残っている限りは、過去の悪事がばれて、地位も名誉もすべてなくしてしまうなんてことが現実になるかもしれません。

ドーピングをすることは、自分の身体を危険にさらすだけでなく、社会的にも許されないものだということをご理解いただけたでしょうか。

10年後にはドローンでの物流や、ドローン技術を利用したタクシーなどでの人の移動も一般的になっていることでしょう。
「SPヤマト」が毎日格闘している医療機関から発行される紙の処方箋なども無くなっていて、すべて電子化されていることでしょう。

10年後のあなたの未来が🌹バラ色に輝いていることを願って、本稿を終わりにします。


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