こんにちは。

noteから離れていたこの1年。1年というか、ここ半年。私の人生はとんとん拍子に進んでいます。
まさか私の人生にこんなことが起こるとは。

私のこれまでの２５年間はまぁそれなりに。平々凡々といった感じです。
これといって語るほどの不幸話や幸せ話もなく、わりと順風満帆に生きてきたんじゃないかなと思っています。取り立てていうほどの趣味や特技もないので、自己紹介をと言われると少し困ってしまいます。両親から愛されて育った素直で笑顔の多い女の子（だと自負しています）。

そんな私が、マッチングアプリで出会った男の子と、2回目のデートで付き合い始め、その2日後に彼氏にアメリカ赴任の内内示が出て、そのまま結婚。半年後には渡米だなんて誰が想像できますか・・・？

その日、私は研修で仕事が終わったのは21時近くになっていました。
スマホを開くと彼からの通知が。
「今日1日長かった〜」

「なにかあったの？」

「うーん、会うか電話で話したい」

なんだろう、と思いつつ、なんとなく嫌な予感がしたので先にお風呂だけ済ませて電話をすることに。

「どうしたの？」

「＿＿＿実は、異動になったんだよね」

やっぱり。そろそろ異動したいって言ってたから覚悟はしていたけどそれにしてもタイミングが絶妙だなぁ。

「え、どこ？」

東京とか？

「アメリカ」

「アメリカ？？？え？？？
え、でも行きたいって言ってたしすごいねおめでとう。え、どうしよう。もう一緒にアメリカ行っちゃうか！！」

「え、いいの？」

咄嗟におめでとうが言えた私。もしかして大分いい女では？と少し自分に酔ったりしつつ、そんなことを考える余裕があった自分にもびっくり。
とりあえず次の日が休みだったので、一旦会うことになりました。そのまま彼が車を飛ばして片道1時間ーーーーーー

冷静に文字にしてみると、自分のことながら本当に信じられない展開。まぁ付き合って2日のノリと言われればそれまでです。

昔から優柔不断な癖に、大きな決断になればなるほどすんなり決められてしまう性格でした。今日のランチに何を食べるかは決められないのに、進学先や就職先は大して悩まず即決。そしてただひたすらそこに憧れて猛勉強。
それで後悔した経験もなくて、『むしろ自分で選んだ道を正解にしていこう』っていう、よく言えば前向き、悪く言えば楽観主義なタイプです。
「やっぱりあっちのワンプレートの方が美味しそうだった？」ってそんなことばかり後悔していたり。

以前「僕の姉ちゃん」と言うドラマで黒木華さんが「大抵のことは５分間巻き戻せればうまくいく」って言っていたけど、本当にその通りだと思う。

だから、この決断は私らしいといえば私らしいのかもしれません。両親から始まり、おじいちゃんおばあちゃん、会社の人、友達・・・正直報告するのはかなり緊張しました。付き合った期間は少し盛ってしまったけど、盛ったとしても大分短い。でも、私のことをよく知っている人や付き合いが長い人ほど「えぇ楽しそう〜いいじゃん！」「繭らしいよね。」って言ってくれました。本当に素敵な人たちに囲まれているなとじーんときた。幼馴染には「アメリカの方が居心地いい〜って日本帰ってこなくなりそう」とまで言われる始末。

noteの投稿を見返してみると、1年前に結婚観が変わった、なんていう投稿をしていました。

当時の自分が今の自分を知ったら俄には信じられないだろうなぁ。

当時の自分が無理をしていたとは思わないし、あれはあれで私の価値観。結婚するという決断をしたよ、と当時の私に胸を張って伝えられる。

ちなみに、異動が出た当日、旦那は『あぁ振られる』と確信していたみたい。今でこそ、笑いながら話せてよかったね。