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わたしと社労士試験①


はじめまして。

私は30代で子供2人の子育てをしながら、社労士事務所で働いています。

とあるきっかけで受験を決意し、
初めての挑戦で第55回社会保険労務士試験に合格することができました。

試験を受けてから早くも約半年が経ち、自分が試験に向けて考えていたことや取り組んだことを忘れないように記録に残そうと思い、noteを始めてみました。

自己満足な記録になりますが、3回に分けて書いていきます。

他には社労士関係のことに限らず、
不定期で更新していけたらと思っています。

社労士試験 合格証書と成績通知書

社労士試験受験のきっかけ


大きなきっかけは、2022年6月の日商簿記2級の合格です。

日商簿記3級は大昔に合格しています。
当時も2級に向けて挑戦はしたのですが、独学のため工業簿記ですぐに行き詰まり、誰に聞くこともできずそのまま諦めてしまいました。

そこから15年近く月日は流れ、2022年のお正月休みの頃。

たまたまYouTubeのおすすめ欄に簿記2級の解説動画が流れてきて、なんとなく見てみたところ…

「なんて分かりやすいんだ!
今は講義も無料で見ることができる時代なのか!」
と驚きました。


長男は小学校へ入り次男も幼稚園に入り、
2人とも環境に慣れてちょうど育児もひと段落して私も今年は何か新しいことを始めてみたいなと考えていたタイミングだったので、

あの頃諦めた簿記をもう一度やってみようかな?と、本屋で参考書を買ってきたことがまずは大人になって勉強を始めたきっかけでした。

3級に合格してから相当時間が経っているので、当然試験範囲も変わっていたり、知らない勘定科目が増えていたりと、3級の復習からです。

ネット試験より紙の試験が希望で、直近の申込可能な試験が6月でしたので少なくとも3〜4ヶ月はかかるだろうと、2月に入ってから勉強を開始しました。

これが予想以上に楽しすぎてあっという間に終わってしまい、3月の終わりには市販の簿記2級本試験レベル予想問題集が常に満点という状態になりました。

この時点でもうネット試験を受けてもよかったのですが、やはり紙がいいなと思っていたのでそこから6月の試験まではこの状態を維持するという段階に入りました。

そして迎えた試験本番。

90分の試験時間でしたが40分程で終了。

結果はその場ではなく後日発表なのですが、確実に満点合格だと思いました。
(その後予想通りの満点合格でした。)

日商簿記2級 合格証書


このことが、私の自己肯定感を非常に高めてくれました。
育児は思い通りにはいかないことが基本ですから、自然と自己肯定感も下がり気味だった私にとって、勉強を通じて得た成功体験はとても嬉しいものでした。

そしてこうなると1級も気になり始めます。

ただ、3級から2級とは違い、1級になると難易度は上がるだろうしどうしようか..でもやってみたいなと悩んで夫に相談してみたところ、

「んー、1級もいいけど、そこは社労士じゃない?」

と言われて、ハッとなりました。

というのも、夫は開業社労士で自分で事務所をやっていて、私もそこで一緒に働いています。

そして実は私自身の前職も別の社労士事務所です。

20代前半から働いていましたので、前事務所の中ではいちばんの若者。
代表の先生や他の社労士の先生達にも、「ちーさんはもちろん社労士とるよね?」と言われる日々でした。

しかし、恥ずかしながら私は学生時代真面目に勉強をしてこなかったタイプで、

進路は推薦でしたのでまともな受験といえば高校受験くらいですが、それすら近所の高校でいいやと適当に選び、
定期テストはほぼ一夜漬け、授業中は基本寝てる..ということで、
もちろん人生で塾など通ったこともありませんし、「この学校に行きたい!」と目標を決めてコツコツ勉強を頑張るなんて経験はゼロ。

そこに加えて、唯一楽しんで勉強した簿記3級も、結局2級は諦めたということもあり、
自分は勉強に向いてないなと思っていました。

前事務所には社労士を目指して勉強中のスタッフも何人かいて、
毎日昼休みもご飯食べながらテキストを読んで頑張る姿を横でみていたので、
今年もダメだった…という報告や、無理そうなのでもう諦めた..等の声を聞くと、改めて難しい試験だなと感じていました。

ですので、私が社労士試験なんてもってのほか、
私なんかが合格できるはずがないと勝手に自分の中で決めつけて、受験することは選択肢にすらありませんでした。

社労士業務と身近な関係にありながら、
「私も社労士目指してみようかな?」なんて1ミリも考えず、今まで10年以上過ごしてきたのです。

それが今回、一度は諦めた簿記2級に自信を持って合格できたという成功体験を通じてモチベーションが上がっていたこともあり、
初めて前向きな気持ちになれました。

確かに、仕事で使ってることなんだから仮にダメだったとしても絶対に無駄になることはないし、それならやってみようかな?と。

それで今回受験することを決意しました。


受験のモチベーション


夫が資格を持って事務所をやっていますから、正直私に資格があろうがなかろうがどっちでもいいのです。
わざわざ同業の他事務所で働くわけでもありませんし、資格をとることで手当がつくわけでもありません。
夫の事務所で働く上では、資格よりも使える知識と経験さえあればいいので、もちろん資格はあるに越したことはありませんが、特に必須では無い。
必要ならば資格のある方を雇えば良いだけの話で、私が必死になってやる必要も特にないのです。

ですので自分の中のモチベーションとしては、
何がなんでも合格したい!最低限の努力でコスパ良く!ということではなく、

今までそもそも1年という長期間継続しての勉強をしたことがありませんので、

自分がどこまで出来るのかを試してみたいという、
名付けて『1年本気で頑張れるかチャレンジ』でした。

当然受験する以上は合格することも目指してますし、目標の1つではありますが、
合格=最終目標ではありませんでした。

仮に不合格だったとしても、
1年後本気で自分はやり切った!と言えるのならばチャレンジは成功。

逆に言えば、ギリギリでなんとか合格できたとしても、
どこかでサボったり、甘えが出たり..
振り返った時にあの時もう少し頑張れたのになというくらいならば、試験には合格しても自分の中のチャレンジは失敗ということです。


2022年8月から勉強を開始し、
2023年8月まで約1年間の総勉強時間は1906時間でした。

正直、ここまでしなくても合格レベルにはもう少し早いタイミングで到達していたと思っています。

しかし、今回は1年本気で頑張れるかチャレンジ。合格することだけが目標じゃない。

仕事、育児、家事。

毎日忙しい日々の中での勉強はとても大変で、
コロナでの体調不良など思い通りに進まないことに焦りもありましたが、

自分を信じて最後までエンジン全開で突き進みました。

試験が終わった瞬間、限りなく合格の手応えを感じ、全力で全てをやり遂げたぞー!というあの達成感は、今後も忘れることはないでしょう。

自分の中のチャレンジは大成功。
そこに合格という結果までもついてきてくれて、嬉しさ倍増。

改めてこの1年間を振り返り、周りに感謝するとともに、よく頑張ったと自分で自分を褒めています。

そしてあの時私のYouTubeに簿記の動画が流れてこなければ、この一連の経験はできなかったかと思うと、YouTubeと簿記動画の作成者の方にも感謝ですね。

勉強記録(23.8.26試験前日の記録)
科目別に色を変えることで、
視覚的にも勉強配分バランスがわかりやすい。
勉強記録(22.8月〜23.8月の1年間月別の記録)
後半4ヶ月は科目ごとのバランス比がほぼ同じ。

次は、私が受講した講座の内容や勉強の進め方について書いていきたいと思います。


長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


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