農家民泊で、退院後初の外泊

 昨日、多発性骨髄腫の治療をはじめて、抗がん剤やステロイドの影響もあり免疫力が低下してる。さらに、新型コロナウィルスのまん延で、外に出れば、感染による命の危険も心配しなければならない状況だ。マスク着用はもちろん、手洗い消毒はマメに行っている。

 主治医には、温泉への入浴は控えるようにと言われているので、これまで、好きな温泉通いは止めている。外泊も一度もしていなかった。しかし、仕事が片道60kmから70kmを運転し、職員と面談する業務であるため、2~3日続くと体力的にも疲れてくる。そこで、思い切って、昔なじみの農家に農家民泊(農泊)することにした。

 地域では一番人気のYさんちの農泊だが、ご多分に漏れず県外からの来客がこの1年は激減し、暇な時間を過ごしている。とはいえ、このところの感染の収束傾向で、予約が増えてきたそうだ。その前に泊まれたのは良かったのかもしれない。

 農泊では、食事が楽しみ。でも、治療前から食は細ったままだ。入院からずっと運動もままならないので、お腹はそうそう空かない。おまけに、味覚障害が食欲を阻害している。もっとも、味覚障害はかなり解消されてきた。田舎盛りのたくさんの料理を前にややたじろいだが、少しづついただいた。

 なつかしい味で、少なからず癒され、思い出話をさせてもらい、楽しいひとときを過ごした。さすがに、夜は涼しく、風邪をひくと困るので風呂に入るのは避けて早めに就寝。

 朝もてんこ盛りの朝食。とても食べきれないと申し上げたら、ありがたいことに、残りを弁当にしてくれた。コロナ禍のなか、宿泊には行政による補助が出ており、宿泊者には地域の料飲店を利用してもらうため、2千円のクーポン券がでるとのことで、いただいた。

 宿泊の当日と翌日の2日だけ利用できるクーポン券だ。さっそく、我が家にラインし、近所の寿司屋に当日中に行くことに。これまた、1年ぶりに寿司店に出向いて舌鼓をうった。ウィークデイだったこともあり、客も少なくゆったりと座って食べることができたのは、よかった。もう、新型コロナの波が来ませんように・・・。

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