神庭豊_社会保険労務士

1982年生まれ。第43回社会保険労務士試験に合格。現在は保険会社職員として勤務する傍…

神庭豊_社会保険労務士

1982年生まれ。第43回社会保険労務士試験に合格。現在は保険会社職員として勤務する傍ら、2023年3月に神庭社会保険労務士事務所を開業しました。人事という仕事の魅力に取り憑かれています。趣味はジョギングとコンビニスイーツ。 【HP】home.sr_kamba.jp

最近の記事

(推奨)未払い残業代が請求されるリスクをチェックする

1 はじめに 突然ですが、みなさまの会社では残業代が支給されていますか? 支給されている 一部支給されている(サービス残業あり) 支給されていない 当然の話ではありますが、上記回答のうち、2および3は労働基準法に違反します。 厚生労働省は定期的に労働基準監督署の監督指導を行った結果を公開しています。 令和3年度に不払いであった割増賃金の支払命令(100万円以上)を受けた企業のデータは以下の通りで、減少傾向にあるものの未だ残業代未払いの問題は根深いものがあります。

    • 障害年金申請を社会保険労務士に依頼するメリットはあるのか?

      1 はじめに障害年金は病気や怪我によって、生活や仕事などが制限されるようになった場合に受給することができる年金です。 障害年金には、①障害基礎年金 ②障害厚生年金 の2種類があり、病気や怪我によって初めて医師の診療を受けた日(初診日)の国民年金、または厚生年金の加入状況によって請求可否が判断されます。 突然の病気や怪我で生活環境が変わることは、ご本人だけでなくご家族にとっても大変心配なことと容易に想像ができます。 (仕事を休職したり、場合によっては退職するケースもあるかもし

      • 確定拠出年金(企業型DC)を整理する

        1 はじめに確定拠出年金は、掛金とその運用益の合計額を、将来年金(または一時金)で支払う制度です。(掛金を事業主が拠出する企業型DCと、加入者自身が拠出するiDeCoがありますが、今回は企業型DCについて整理します) 確定拠出年金は企業の福利厚生としての役割を担っています。 今回は企業さま目線で確定拠出年金の概要について整理しますので、導入を検討されている方の参考になりましたら幸いです。 2 確定拠出年金(企業型DC)とは企業が掛金を拠出し、従業員が掛金を自由に運用して、将

        • 厚生労働省のモデル就業規則をベースに検討する

          1 はじめに経営者のみなさまが起業したばかりの時は、おひとり、またはご家族と一緒に業務を担っていたことと思います。従業員を採用し始めたばかりの頃は、みなさまの目が届く範囲に従業員がいて、密なコミュニケーションにより組織一体の会社を作り上げていたかもしれません。 しかし、組織が大きくなるにつれて経営者と従業員の距離は広がっていくことが一般的です。十分に意思疎通ができないケースもあれば、様々な価値観を持った従業員が集まることでトラブルが発生することもあるかもしれません。 就業規

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          賃金制度について考える

          1 はじめに経営者のみなさま、従業員への賃金はどのように定めていますか? 「月給○○万円と設定して、1年に1回頑張った職員には昇給させる」 「等級を設けていて、人事評価の結果で等級を前後、そして賃金改定をしている」 「昇給時期は特にきめていない。給与は従業員と話し合って決めている」 等々、様々なルールを設けていることと思います。 先ほどの例にも挙げましたように、賃金制度は会社各々の考えがあり正解はありませんが、重要なことは従業員が納得しているかという点に尽きます。 会社が根

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          従業員体験(Employee Experience)を考える

          1 はじめに従業員体験(EX:Employee Experience)は従業員が会社で働くことで得られる、あらゆる体験のことを指します。 従業員の入社式、入社時研修、試用期間中のメンターによるサポート&指導、初めて担当する業務のスタート、人事評価面談、昇格通知、人事異動、定年退職・・・等々、従業員が入社してから退職するまで、様々な体験をし、その都度、従業員は会社に対して何かしらの感情を持つことになります。 それらの感情の積み重ねにより、従業員は従業員満足やエンゲージメント向上

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          (独学)社会保険労務士試験の合格体験記

          1 はじめにはじめまして。神庭社会保険労務士事務所の神庭豊(カンバユタカ)と申します。 2023年3月1日に開業登録をした新米の社会保険労務士です。以前は勤務社会保険労務士として登録してはいましたが、開業登録は初めてです。 コネもツテもない私がこれからどうしていくのか・・・全くもって想像がつきませんが、先ずは自分が目指している姿の実現に向けて試行錯誤で邁進していきたいと思っています。 (また別の機会でご紹介できれば・・・幸いです。) 話は変わりますが・・・ 「社会保険労務

          (独学)社会保険労務士試験の合格体験記