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🟧令和6年度報酬改定のサービス提供実績記録表、算定一覧表などが公開❗児童発達支援・放課後等デイサービスはどうなった❗❓

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000174644_00018.html


R6/1/31付の事務連絡にて、令和6年4月施行分 の

(1) 事務連絡(令和6年1月31日)  

(2)体制状況一覧表

(3)実績記録票

(4)請求書明細書* 変更なし

(5)決定サービスコードごとの設定内容

が公開されました。


参考までに放課後等デイサービスで見てみると、サービス提供実績記録表や算定体制状況一覧表と報酬改定検討チームでの議論から次のような変更が見て取れます(予想なので参考程度にしてください)。


❶算定時間数が追加

検討チームでは、『個別支援計画に定めた個々の利用者の支援時間に応じた評価が可能となるよう、支援時間による区分を設けることを検討してはどうか』とされていましたが、どうやら計画時間数となるようですね。請求業務の負担とか考えた場合、利用児童によって変えるということが果たして可能なのかという疑問はありますが💦

ちなみに生活介護も同様の改定があります。


❷体制減算に「支援プログラム未公表減算」「身体拘束廃止未実施」「虐待防止措置未実施」「業務継続計画未策定 」「情報公表未報告」が追加

「支援プログラム未公表減算」以外は全サービス共通のようですね。

5領域とのつながりを明確化した事業所全体の支援内容を示すプログラムの策定・公表を求めるとされていました。

自己評価・保護者評価と合わせて支援プログラムを公表するような感じでしょうかね?見直しが必要な事業所もありそう。


❸児童指導員等配置加算が、常勤専従(経験5年以上)、常勤専従(経験5年未満)、常勤換算(経験5年以上)、常勤換算(経験5年未満)、その他 に変更❗

おそらく要件は、児童発達支援の専門的支援加算や保育所等訪問支援の訪問支援員特別加算と同様と推測されます。理学療法士などは専門的支援加算で評価されるとして、保育士はどうなるんでしょうか❓


❹家庭連携加算、事業所内相談支援加算が削除され、「家庭支援加算」「事業所間連携加算」が追加。

家庭支援加算は6種類ほどになるようで、きょうだい児に対する支援なども含まれるようです。事業所間連携加算はセルフプランで複数事業所を併用する児について、事業所間で連携し、こどもの状態や支援状況の共有等の情報連携を行った場合に算定できるようです。


❺「延長支援加算」が追加

30分以上から算定できるようです。30分~1時間未満、1時間以上2時間未満、2時間以上の3段階。算定する場合は営業時間や職員配置の変更も検討が必要になりそうです。


❻「集中的支援加算」、下枠に「集中的支援加算 支援開始日」が追加

広域的支援人材が状態が悪化したケースについて集中的なアセスメントや環境調整を実施した際の加算のようです。他にも要件などありそうですね。


❼「専門的支援加算(支援実施時)」欄が追加

専門的支援加算及び特別支援加算は統合され、体制加算と支援加算の2段階での評価になるようです。


❽「通所自立支援加算」「自立サポート加算」が追加

通所自立支援加算は(送迎加算とは別に)公共交通機関などを使用した場合に職員が付き添って通所訓練などを行う場合の加算となるようです。

自立サポート加算は高校生について、学校卒業後の生活に向けて、就労等を見据えた支援に対する評価になるようですが、具体的にどのようなことが求められるんでしょうね?


❾「入浴支援加算」「入浴支援体制」が追加

体制状況一覧表、サービス提供実績記録票の両方にあるということは、体制加算と支援加算の2段階で評価するということでしょうか?


❿「子育てサポート加算」が追加

こども家庭センターやサポートプランに基づく支援との連携についての評価なんですかね?1日単位での算定なので違うかも。


⓫欠席時対応加算(Ⅱ)がなくなった?

「極めて短時間の支援は算定対象から原則除外する」とされていましたが、その基準が1時間ということでしょうか。


⓬「送迎体制(医ケア)」追加

医ケア児や重心児の送迎加算についての上乗せがされるようですね。


⓭「中核機能強化事業所加算対象」追加

センター以外の事業所等が中核的な役割を担う場合の評価と思われます。児童発達支援はⅠ~Ⅲ、放デイはあり・なし なので評価方法は異なる様子。


⓮「個別サポート体制(Ⅰ)」追加

これまでの基準とは異なるようですので、それまでの対象児童が4月以降も算定できるのか要確認です。


⓯「視覚・聴覚等支援体制」「人工内耳装用児支援体制」追加

生活介護に準じた加算になるようです。


とりあえず主なものについてになります。

概要についても近々公開されると思われますが、準備される際のご参考になれば幸いです。


次回は、他のサービスについて、体制状況一覧表から考えていきたいと思います。

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