旧優生保護法の経緯について

https://www.mhlw.go.jp/content/11925000/000530068.pdf


旧優生保護法は、1996年に母体保護法へと改正されるまでの48年間に渡って、精神病・精神薄弱、顕著な遺伝性身体疾患等を理由とした優生手術及び人工妊娠中絶が実施されてきました。

「なぜこのような人権侵害がまかり通ったのか」あまりきちんとまとまった資料がなく、調べるのもとても難しい。

今回のご紹介する資料は比較的まとまっているように思えますが、当時の詳細な記録が保管されていなことも多く、調査がなかなか進んでいないようです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/kyuuyuuseiichijikin_04351.html


北海道江差町のグループホームで知的障がいのある方たちが不妊処置を受けていた問題については、大きなショックを受けましたが、それと同時に旧優生保護法の考え方が残っていることについては、福祉に関わる人間として、非常に悲しく、苦しく思います。

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「日本は人権後進国だ」と言う意見に対して、私は抵抗感を持っていたのですが、今回の問題で受け入れざるを得ないのかもしれません。

許されることではありませんが、被害に合われた方たちの救済が少しでも進むことを望みます。


(参考)

旧優生保護法下において実施された優生手術等に関する全面的な被害回復の措置を求める決議(日弁連 令和4年9月30日) https://www.nichibenren.or.jp/document/civil_liberties/year/2022/2022_3.html


障がい福祉サービスの勉強会
https://www.facebook.com/groups/627324771859424/permalink/852331316025434/

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