自分がどのように振る舞えば

人に好かれたければ、上下の関係ではなく左右の関係を意識しよう

こんにちは、ナザレです。

人間関係について、皆さんはどのようにお考えですか?

上下関係という言葉があります。
上司と部下の関係を指すのが一般的でしょう。
もしくは、先輩と後輩の関係性でしょうか。
基本的には、会社内の関係性に対して使われる言葉ですが、実際はもっと広く使われることがあります。

会社と業者の関係というのもありますが、これも上下関係といっていいでしょう。
会社と下請けである業者には、当然、上と下があります。
優越的な地位を利用した下請けいじめというのは、その典型でしょう。

「人に好かれる」という観点から言うと、人間関係を上下でしか見ることのできない人は、人に好かれないと思います。

これは、社内の関係でも、社外の関係でも言えることです。

自分が課長の場合、部長には丁寧に接する。
係長や主任以下の社員には横柄に対応する。
こういう人は、好かれません。

部下だからといって、態度が大きくなるのは良くありません。
部下であっても、普通の態度と言葉遣いで接すれば良いのです。
ことさら偉そうにする必要もありません。
部長に対しては、部下に接するよりもさらに丁寧に接すれば、部長の自尊心も満たされるでしょう。
接し方の差というものは、その程度で良いと感じます。

業者に対して、必要以上に偉ぶる人というのも良くない。
例えば、大企業の上位役職の方にありがちですが、「業者を使ってやる」という言動があります。
業者を使うかどうかをあたかも自分だけの判断でできるかのような言い草です。
実際は、稟議などの会社の意思決定プロセスが絡んでくるため、100%独断で決定できるわけではありません。
でも、自分が上、業者は下という風に考えているため、こんな言動をするのです。
こういう人も、人には好かれないと思います。

では、人に好かれるにはどうすれば良いのでしょうか。
それは、人間関係を上下ではなく、左右でとらえることです。

上司と部下の関係は、上下の関係なのですが、それを左右の関係に置き換えることが必要です。
関係性としては上下ですが、フラットに考えていく。
部下に対する態度や言動に関しても、フラットにしていく。
とはいえ、上司への態度や言動をフラットにしすぎるといろいろと問題が出てきますが。

そして、業者との関係性においても同様です。
「使ってやる」などと不必要に上から目線で言わない方がいい。
まだ自分に利用価値があるようであれば、横柄な態度でも相手は頭を下げてくるかもしれません。
しかし、今でもそうだが、大企業の上位役職者も二極化が進んでおり、仕事ができない人、つまり利用価値のない人には、業者も頭を下げなくなります。
会社内で何の力もない人に取り入っても、意味はないからです。
場合によっては、下請け業者から「おたくの会社は使わない」と言われることもあるかもしれません。

人間関係を上下関係でしか考えられない人は、
「自分がどのようにすれば周りが協力してくれるか」という視点が欠けています。

皆さんは、横柄に接してくる人のために何かしてあげたいと思いますか?
思いませんよね?

親切にすれば、親切を返してくれるというわけではありません。
でも、親切な人の周りには、いずれ必ず親切が集まります。
感じのいい人の周りには、感じのいい人が寄ってくると思います。

人間関係は上下だけでなく、左右にも捉えることができると、物事をフラットに見ることができるはずです。

仕事ができる人は、左右の関係づくりができる人だと思います。
パワハラな感じの人が、仕事ができた時代はもう終わりました。

では、自分がどのように振る舞えばいいのか。
もう答えは見えてきたかと思います。

フラットに、分け隔てなく、人と接する。
これに尽きると思います。


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