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#023 リーダーシップの新局面:『7つの習慣』第八の習慣「ボイスを発見する」の活用法


1. はじめに

「ボイスを発見する」という言葉を聞いて、具体的に何を指すのか分かりますか?名著:『7つの習慣』の続編として紹介された「第八の習慣」について、この記事では詳しく解説し、人材育成やオンボーディングにどう活用できるのかを探求していきます。

2. 第八の習慣とは

2-1. 「ボイスを発見する」という概念

「第八の習慣」の核心は、自らの「ボイス」、つまり「真の目的や情熱、使命」を見つけ、それを社会の中でのサービスとして表現することです。例えば、ある子供がおもちゃのギターで遊ぶのが大好きで、大人になってその情熱を活かし、プロのミュージシャンとして成功するというストーリー。この子供の「ボイス」は音楽であり、それを見つけ、活かすことで彼の人生は彩られます。

2-2. ビジネスにおける「ボイス」の重要性

組織内の個人が自らのボイスを見つけることで、その個人はもちろん、組織全体のエネルギーも向上します。例を挙げると、あるマーケティング部の社員が子供のころから人々を笑顔にすることが大好きだった。そのボイスを見つけた彼は、会社の商品を楽しく、ユニークな方法で宣伝するキャンペーンを提案。これにより、消費者との関係が強化され、売上が飛躍的に増加しました。

3. 人材育成における活用法

3-1. 新入社員研修での「ボイス」の発見

新入社員に自らの「ボイス」を探求させるワークショップを実施することで、彼らが自社での役割やキャリアの方向性をより明確に見据える手助けとなります。例えば、新入社員の山田さんが以前、ボランティア活動を通じて地域の子どもたちをサポートする経験を持っていた。この研修を通じて、彼女のボイスが「子どもたちのサポート」であることが明らかとなり、企業のCSR部門での活動に繋がりました。

3-2. 組織のミッションと「ボイス」の整合性

従業員が自らの「ボイス」を見つけたとき、それと組織のミッションやビジョンが合致しているかを確認し、整合性を高める努力をすることで、組織全体の一体感やコミットメントを高めることができます。例えば、あるIT企業が「テクノロジーを通じて社会を良くする」ことをミッションとして掲げている場合、技術者の田中さんが「テクノロジーを使って教育の機会を増やしたい」というボイスを持っているとき、このミッションとボイスが一致しています。これにより、田中さんはプロジェクトにより熱心に取り組むことができ、結果として企業も成功を収めることができます。

4. まとめ

「第八の習慣」、つまり「ボイスを発見する」ことは、個人の成長だけでなく、組織全体の成長にも寄与します。リーダーとして、従業員の「ボイス」を尊重し、それを組織内で活かす場を増やすことで、より活力ある組織を築くことができるでしょう。

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