たぐりん子

日本語教師……誰にでも何でも教えちゃいますが、ICTが苦手。多文化共生コーディネーター…

たぐりん子

日本語教師……誰にでも何でも教えちゃいますが、ICTが苦手。多文化共生コーディネーター資格・漢字教育士の資格アリ。 私の文は何も盛りません。今の多数派「いやし」「ほっこり」とは無縁かな。とりとめなく書いていきます。よろしかったら読んでね。

マガジン

  • 35年前の旅 ヨーロッパ5か国

    むかしなつかしの旅日記。今とは違うこともあり、意外に普遍的なこともあり。 読んでみてくださいね。

  • 桃たぐ

    楽しいたぐりん子の文章をまとめました。ちょい笑えるものもあります。

  • 黒たぐ

    腹黒いたぐりん子の文章をまとめました。もちろん愚痴あり~の。

最近の記事

小事業の発展ってみんなこうなの?

「だまされる」私…と言っても不法詐欺とかではないからね  コロナが蔓延して、仕事がストップしてから、オンライン中心の世界に参加することが多くなった。noteもその一つである。もともとアナログの私だし、やっているSNSはFacebookのみである。そろそろインスタやXも…とは思うが、スマホ眺めの時間が増えるだけじゃん、と思って渋っている。  というわけで情報はほとんどFBからである。興味のあるオンラインセミナー類にそこそこ参加した。3年間でどのくらいか…100くらいだろうか

    • いつ、私は被災者になるのか?

      関東に生まれ育って  ン十年、関東に生まれ育って今も居住している。これがどういう意味を持つか、もはや多くの日本人にはわからなくなっていると思う。  かの昔、そう、阪神大震災が起こる前くらいまで、日本では地震は全国区ではなかった。関東には地震が起こるが、その他の地域ではそう心配はしていなかった。  関東人は、約100年前の関東大震災から時間がたったが、かつては60年周期で大地震に襲われると言われ、いつ次の大震災が起こってねおかしくない、とさんざん言われて育った人が多いはずだ。

      • ゆ~で~た~ま~ご~~

        #うちのお雑煮 ということで、うちのお雑煮。 コンブと鶏肉のお澄ましに、角餅の焼いたの。かまぼこか生麩としいたけ。 青菜も加わり、ゆずの皮でシメる。 しかし、そこにで~んと居なさるのはゆで卵さん。姿は半分だけどで~ん。 亡き母譲りなんだけど、どこの地域のものなのか不明であります。 母は福岡県大牟田市 → 兵庫県芦屋市 → 東京都世田谷区 → 千葉県佐倉市 と移り住みました。 母の言動には謎が多くて、後になり「なんだろか?」と疑問に思うことしきりでして…。例えば目の病気の「

        • 漢字妄想④「器」

          下の漢字の古代文字、見れば今の漢字が何か、言わずもがなですね。 でも、四つの「口」にはさまれた真ん中のニョロニョロしたものは「大」に見えますか? 見えるっちゃ、見えます。でも「方」にも見えるかなと思いますが…でもどちらも違うのです。  その昔、中国のある村に、一人の少年が住んでいました。彼の父親は狩猟農民で、日本で言ったら庄屋のような存在、多くの奴婢(奴隷)を使っていました。  少年が生まれる前の年に、父親は、優れた猟犬を手に入れました。優良な血統で見た目も頭脳

        小事業の発展ってみんなこうなの?

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        • 35年前の旅 ヨーロッパ5か国
          6本
        • 桃たぐ
          5本
        • 黒たぐ
          5本

        記事

          ちっちゃいことだけど 

           勤務している日本語学校でこんなことがあった。プチっとしたこと。  担当しているクラスは中級の中頃くらいで、来日半年から4か月目くらいの学生さんたちである。そこでテーマ会話といった授業がある。学生の一人が何かの話題を出して、クラスで話し合う。ディベートまでいかない、日々の雑談のようなものだ。  そこである学生さんが、クラスにこんな質問を投げた。 「男が男を好きになることをどう思いますか」  この質問が出たことについて、みなさんはどう感じられるだろうか…。 ピリピリ、ヒヤ

          ちっちゃいことだけど 

          漢字妄想③「虹」

          「虹」はオスである。 という話「へえ~」であった。白川静先生の漢字研究のはじっこを勉強させていだいたときに知ったことだ。その講座は、まあこれに限らず「へえ」の山盛りだったのだが。    「虹」は雲に住んでいる、双頭のリュウに似たものとされた。空を翔ると虹を描くという。  メスは「蜺(ゲイ)」と書く。  強そうだ。もしかしたら、オスとメスが空でケンカしたら、イナズマがはしり、エキサイトしたら、上にはスプライト、下には落雷…とここまで考えたのだが、ここではっと気がついた。 「虹

          漢字妄想③「虹」

          前回「下書きのここだけを書け」と指示されたので、今回も同じ所だけ書いたら「抜けが多くて清書できません」ときた。こんどは全部書くのなら、最初から言ってほしかった。しかもコロナ前は、非常勤の仕事じゃなかった。

          前回「下書きのここだけを書け」と指示されたので、今回も同じ所だけ書いたら「抜けが多くて清書できません」ときた。こんどは全部書くのなら、最初から言ってほしかった。しかもコロナ前は、非常勤の仕事じゃなかった。

          漢字妄想②「史」シ 

           またまた、白川静先生の説の紹介。「史」のお話。 に勝手な妄想を加えたのではあるが。 「史」という漢字を分解すると「中」と「又」になるそうだ。 「中」は古代の祭りの祈りの言葉を入れた「口」(実はサイと読む)に、木の枝にくくりつけたので「中」となったとか。真ん中の棒は木の枝だ。  「又」は手の形から。祈りの言葉の入れ物を木の枝につけて、大切に持った。よほどしっかり持ったのか、一つの漢字になってしまった。くくりつけたと言うより、ぶっ刺したのかしらん。    持ち歩いたのは、祭り

          漢字妄想②「史」シ 

          「口」は「さい」と読む

          漢字妄想1 「口」  立命館大学白川静記念東洋文学研究所がやっている、漢字教育士という資格をとった。文字学の権威のお一人、白川静先生は長年にわたり、漢字の成り立ちを研究された。そのほんの入口を学ばせていただいた。  漢字の成り立ちは……オモロ。俗っぽい私、知識も浅はか、研究なんて……である。高尚な文章を書くだなんて無理無理。でもこのおもしろさ、多くの人に知ってもらいたくもある。  漢字一つ一つの成り立ちの講義を受けていると、頭の中に古代中国の様相がひろがりワクワクした。そ

          「口」は「さい」と読む

          ニッポン人はマヨラーぞ、かな。

          パン屋のマヨ抜き率が低い話  夫と私はパンが好きだ。私はバインミーのキッチンカーなどを見つけるとすーっと吸い寄せられるし、車で知らない道を行くのが好きな夫は、近隣市町村のパン屋をめざしてでかけたりする。パン祭りなども罪なイベントだ。  ところが! 一人息子は全く違う。パンは要注意、黄色信号、それも赤に近い朱色信号がともる。  それはなぜか。マヨネーズが大っ嫌いなのだ。もう幼いころからだ。口に入れると吐き気がするとか。マヨ嫌いが高じて、白いソースに恐怖を感じるらしい。それ

          ニッポン人はマヨラーぞ、かな。

          懐かしい、けれど冷め冷め

          新人さんは初々しいです  非常勤で勤務している日本語学校で新しいクラスが始まり一か月がたった。  そのクラスに数人の新人講師さんが入った。  日本語教師になって約10年。現勤務校は9年目になる。たいしたキャリアではないと思うが、先輩はとても少なくなってしまった。  日本語学校はブラ〇ク社会から抜けられずにいる。それをほぼ知らず、日本語教師になる人は多い。かつて私もその一人だった。  時給1900円。日本語学校の募集要項によく提示されている金額だ。 東京都の最低賃金よりは上

          懐かしい、けれど冷め冷め

          ストレッチ画が増えていく!

          始まりは何だったか、いつだったか、既に記憶はない。 テレビなどから得た体操やストレッチを、毎日の習慣にしようと思い立ち、棒人間画を描いて、リビングのもの入れのドアに貼りはじめた。  坐骨神経痛のケア、またはストレートネックの予防、そして五十肩のリハビリ、めまい体操、なんちゃらなんちゃら。  あるとき、一緒にテレビの健康番組を見ていた息子が言った。 「お母さん、また体操が増えるね」  いつか、もの入れのドアは紙で埋まるのかもしれない……。

          ストレッチ画が増えていく!

          二重オブラート VS 変舌

           文を書くとき、私にとって最も重要なのは、書きたいというパッションがあること。特に怒りや憤り、疑問など「負」の感情や意識が強い場合が多い。  けれど世間様はそうではない。多くの人は「負」や「汚」の世界を書かない。見ようとしない人が多いのかなと思う。私は自分を認めてほしいという気持ちが強いので、それは残念であり、ブチブチ言いたくなる。  人気の高い文や、高評価の文って「ほっこり」「あたたかい」「やさしい」「いやし」など、どこか桃色のことばであらわされる。私はそれに違和感がある

          二重オブラート VS 変舌

          未来の日本語の姿(妄想)

          「やさしい日本語」推進派だけど危惧もあり…  「やさしい日本語」を世の中に広めようという活動がある。 「やさしい日本語」とは、ごく簡単にひと言で言うと、小学校高学年くらいの日本語である。それだと、外国人に分かりやすいので、積極的に使いましょう、ということだ。よく誤解されるのだが、外国人がカンタンに覚えられる日本語、という意味ではない。漢字で書くと「優しい」兼「易しい」であり、使うのは主に日本人だ。  私は「やさしい日本語」を推進する活動に賛成の姿勢ではあるのだが、一抹不安

          未来の日本語の姿(妄想)

          勤務校あるある

          グループワークという名の完全分業  勤務している日本語学校の困ったあるあるを紹介しよう。 その現象は、ある国からの留学生が多いクラスに現れる。その国をA国とする。得に、本国で初級を履修し終えて、初中級以上のクラスにポンと入ってきて、A国人が多いクラスが出来上がった時に多発する。全員がA国人となると確率はさらに上がる。  何が起こるか……ペアワーク、グループワークができないのである。 できないと言ってもピンとこないと思うので、典型的な例を書いてみる。  講師が指示を出す「

          勤務校あるある

          マボロシの五輪券

          時節もずっこけた、今さらの話  写真は、ラグビーワールドカップ 2019.11.1 三位決定戦 味スタ  都民先行抽選で当たったものだ。ほかにフランス対アルゼンチンという、サッカーなら垂涎もののカードも当たったのだが、リセールしてしまった。 後日知り合いに「欲しかったのに~」と言われたが。  三決はウェールズ対ニュージーランド。 ポロネギが手に入らないからと、長ネギを持ったウェールズ派と、オールブラックス派の山盛りに埋もれて観戦した。オールブラックスだもの、ウォークライも

          マボロシの五輪券