n回目の経験

前にも少し触れましたが今回はアイドルの脱退の話。 

当時猛烈な赤西仁のファンだった私が
彼の脱退に涙を流したのは2010年。高1の夏休み直前だった。とにかく、KAT-TUNとしての赤西仁が2度と見れない寂しさと悲しさは相当なものだった。その後KAT-TUNは田中聖→田口淳之介とメンバーが、離脱する。田口が脱退したときは、とにかく好きなグループの形が変わってしまうことへの寂しさが強かった。
Mステや当時の冠番組でのお別れ企画など、急だった赤西の時に比べ噛みしめる時間があったことも大きい。

そんな経験を持つ私が再び、自分の好きなグループからメンバーが離れるシーンを見ることとなった。昨夜発表となったSexyZoneの中島健人の卒業だ。https://www.oricon.co.jp/news/2297787/full/?utm_source=Twitter&utm_medium=social&ref_cd=jstw003 
この記事に出てくる、30歳の節目にというフレーズは、かつて田口淳之介がKAT-TUNの脱退理由として語っていたものと同じ。中島のニュースを見て即座に思い出したのは田口が脱退した時のことだった。驚きよりも「そっか、そういうこともあるよね」という思いが、胸に去来した。寂しい気持ちがないわけではない。ノロノロしていて先月のLIVEには行けなかったので、SexyZoneとしての中島健人を見ることは恐らくDVDでしか叶わない。それでも大きな決断をした彼の背中を押したい気持ちに自然となった。 
これは同世代として、尊敬の念を抱いたからでもあるし、卒業後更に大きなステージに羽ばたいて行く予感が今からするからだ。

先述の田口の脱退以降も、スマイルアップではメンバーの脱退や、グループの解散が相次いだ。SMAPもTOKIOもいないし、V6もいない。キンプリも永瀬と髙橋の2人になった。その度に、ファンがどれだけ寂しいかを想像し、彼らの今後がより良いものであるよう、勝手に祈ってきた。

今回、ようやく、アイドルを推していると、脱退や卒業で複雑な思いを抱く事は避けて通れない事に気づいた。どんな瞬間も噛み締めて楽しまないと、簡単に形は変わってしまう。 
だからこそ、ファンとアイドルが過ごす時間はどんな時間も尊く、ファンの心にはずっと刻まれ続けるのだろう。
この春見ることになるであろう中島健人ラストの歌番組も、しっかりと目に焼き付けたい。