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【ネタバレ無し】警視庁刑事部超能力犯罪課 サイ課アロー連続殺人事件レビュー【池袋ミステリータウン】【マーダーミステリー】

こんにちは。するめです。
池袋ミステリータウンの周遊型マーダーミステリー「警視庁刑事部超能力犯罪課 サイ課アロー連続殺人事件」(通称:サイ課)を遊んできたので、そのレビューを書かせていただきます。

の前に、まずは池袋ミステリータウンの説明です。
(そもそもマーダーミステリーって何?って人はこちらが分かりやすいです)

豊島区は、江戸川乱歩の邸宅があるだけではなく、
区内を舞台にしたミステリー作品が多数あるなど、ミステリーとのゆかりが深い地域。
そんな歴史や文化を活かして、江戸川乱歩 作家デビュー100周年を機に、
豊島区と大学、様々な民間企業が協力して
池袋各所にミステリーアトラクションを仕掛けるプロジェクト。
それが池袋ミステリータウン。

池袋ミステリータウンHPから引用

要するに、サンシャイン周りや博物館など、池袋の有名どころでいろいろな推理ゲームが遊べるよ、というプロジェクトになります。
今回はサイ課をプレイする予定でしたので、WACCA池袋の4FにあるWACCAコーヒークラブにて受付を済ませました。
(ほとんどのゲームはWACCAコーヒークラブで受付が行えますが、一部ゲームはそれぞれの開催場所まで行って受付する必要があります。目当てのゲームがある場合は、一度公式HPで受付場所を確認すると良いと思います。)

続きまして、「サイ課」の概要です。
・金額:税込1,500円/1人(2人用)
・プレイ時間:90~120分程度

2023年春。 都内で起こっている連続殺人事件。被害者に統一性が無いため連続殺人事件としては報道されていない。ただ、警視庁内では、被害者に残された共通事項から連続殺人事件として捜査されていた。共通事項は被害者のポケットに残されたカードには矢印のようなマークが描かれており、関係者からは殺人者「アロー」と呼ばれていた。すでに3件同様の事件が起きており、連続殺人事件と断定した。
捜査が難航する中「サイ課」に白羽の矢が立つ。超能力を持った二人が、現場に赴き事件解決へと奔走する。

「サイ課」について
警視庁刑事部超能力犯罪課「通称サイ課」。
一般的な捜査だけでは解決できない未解決事件、通称「カイケン」を担当する課。名前が冠する通り「超能力」を有する人材が所属している。
現在、所属しているのは30代男性《サイコメトラー》の風見ヒロ、10代男性《ゴーストスピーカー》の碓氷誠の2名。また事務係として日野麻未(ひのあさみ)が情報管理、庶務として所属している。

池袋ミステリータウンHPより引用

イケメンキャラ二人でタッグを組んで捜査をするぞ!というストーリーです。でも、これはマダミスなので、タッグを組んでいてもお互い秘密を抱えているんですよね。「一見一枚岩に見えるけど、実のところ相手はどう思ってるんだろう…?」という不安が緊張感を孕んでおり、捜査を進めることへとても期待度が高まるゲームとなっています。

前置きが長くなりましたが、ここから「サイ課」レビューとなります。

マダミスハウスのくまさん、マダコーのレオマックスさんとパシャリ


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私の好き度 ★★★☆☆
→ストーリーは面白い。最初の緊張感に対し、カタルシスが得られる展開があってとても燃える!んだけど建物内を出入りするのストーリー上の理由があまりなく、面倒に感じてしまう場面がありました。
あと自分がせっかちなので、後半の描写がくどく感じてしまいました。

ロールプレイ重要度(キャラクターになりきる) ★☆☆☆☆
→ゲームを進める上でなりきる必要はありませんが、なりきった方が面白いです。キャラクター同士の掛け合いが細かく描写されるので、なりきりの難易度は低いです。それぞれの捜査内容を報告するロールプレイの場面が一部分ありますが、テキストをそのまま読み上げても大丈夫な書き方なので特に問題は無いかと思います。

推理難易度 ★★☆☆☆
→全体的に易しいとは思われますが、一部の謎については自分1人で解くことを求められます。ただし、分からなかったらヒントを使うこともできるので、詰むことはありません。

必要体力 ★★★☆☆ (★1: 座って動かない ★5: 池袋を練り歩く)
→建物を出たり入ったりしたり幾つかの階を調べたりはありますが、建物の周りを練り歩くことはありません。
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荷物は!!!!!!!!!軽く!!!!!!歩きやすい靴で!!!!!!!!!遊んでください!!!!!!!!!!

これだけは覚えて帰ってください。サイ課(に限らず池袋ミステリータウンのゲーム)は体力ゲーです。頭を使うのと同じくらい運動でカロリーが持っていかれます。まあこれは真夏に遊んだからかもしれんけど。一応カフェ内にロッカーはありますが、ロッカーというより棚って感じで誰でも荷物が触り放題なので、最初から軽い荷物で来た方が無難です。駅周りのロッカーはまあまあ埋まってるしね。
またゲームで遊ぶ際、各プレイヤーにA5サイズのパンフレットのようなハンドアウトが渡されるため、両手は空けられるようにした方が良いです。

あと他にも必要なものがあるので下記記載します。

必須アイテム
・LINEの入ったスマホ
 →QRコードを読み込むことになるので、カメラも使えるようにしておいてください。

推奨アイテム
・スマホの充電器
→私が遊んだときは、スマホの充電を30%ほど消費しました。
 充電器をお持ちでない場合は、WACCA池袋の4, 5階のCHARGE SPOTで充電器を借りることができます。
・自分のスマホにつなげるイヤホン
→ゲーム中のヒントやエンディング描写にて、スマホから流れる音声を聞いて情報を得る場面があります。
イヤホンを持っていない場合はテキストでヒントを得ることも可能ですが、
このゲームの醍醐味はやはり「警察になりきって捜査をすること」ですので、その臨場感をより強く味わうためにもイヤホンは持っていた方が無難です。

レビューに戻ります。

まず、やはり印象に残るのが「LINE」を使うことによるゲームの進行です。LINEに送られてくる行動指示や音声データを基に、捜査を進めていきます。
キーワードを入力すると新たな情報が出てきたりストーリーが進行したりするので、実際に捜査をしているかのような臨場感を味わうことができます。

ちなみに小ネタですが、ワードの一部は、入力するとフレーバーテキストが出てきます。
余力があったら探してみよう!

推理については、難易度★2と書いてはありますが、自分は一か所つまずいた箇所があったのでヒントを使って解きました。
ハンドアウトには鉛筆がついてくるので、横着せずにメモ書きしていったほうがサクサク進められると思います。もし落ち着いて謎を解きたい場合は、カフェ内の椅子と机を自由に使うことが可能です。

ストーリーが面白かった一方で、気になる点が1点ありました。ゲームプレイ中に4Fカフェから建物外に出る場面が数回ありますが、その行動を取るシナリオ上の理由があまり感じられなかったことです。
ゲームを進行する上では一部声出しロールプレイをする場面がありますので、周りの人へネタバレさせないために外に移動させているということは理解できます。が、あくまでメタ的な話であり、キャラクターとしての移動理由が余り見当たりませんでした。

また、これはかなり個人差が大きいと思いますが、私は結構なせっかちかつ聞き間違えの多い人間ですので、音声の大半をテキストで確認していました。ゲームを進めるために必要な音声情報についてはテキストも用意されているのですが、ゲーム進行にあまり関わらない箇所についてはテキスト描写がありません。できれば、全ての音声描写にテキストを用意があると、聞き漏らしもなくよりスムーズなゲーム進行ができるのかなあと思いました。
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周遊型マーダーミステリーということで、なんとなく謎解きのあるスタンプラリーみたいなものを想像していたのですが、「マーダーミステリー」を謳うだけありロールプレイを楽しみながら事件を推理することができました。キャラクターになりきりながらあちこちを探索するのは予想をはるかに超える面白さです。
是非みなさん、体験してみてください!!

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ウォーカープラス様の池袋ミステリータウンの記事にて、私たちのプレイ姿が取り上げられました!

こちらもぜひ見てね。

おわり

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