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なんで中日ドラゴンズを好きになったんだろう

私はプロ野球が好きだ。
シーズン中はスカパーのプロ野球セットを契約し、試合中は常に中継を流している。

プロ野球にハマり始めたのが2012年だから、今年で10年目のシーズンを見届けたことになる。
その間に球場にもたくさん足を運んだ。
関東の球場は、一軍二軍合わせてほぼ制覇できた。
まだプロ野球ファンとしてはペーペーだが、私にしては長続きしている趣味と言える。
言えるのだが…言えるのだが…

散々言っているように私は中日ドラゴンズのファンなのだが、本格的に応援し始めたのが2018年のシーズン途中、とめちゃくちゃファン歴が浅い。

じゃあそれまではどこを応援していたか、というのは伏せるが、同じセリーグの某球団である。

▼この投稿見たらだいたい察すると思う。

それこそ、その球団の本拠地には数えきれないほど通った。
そんなに応援していた人間がなぜ同リーグのいわば敵である中日ドラゴンズのファンになったのか、正直自分でもよくわかっていなかった。

「鞍替えファンは信用できない」なんて言われることもあるが、それだってまぁ一理あるとは思う。
また簡単に別の球団に乗り換えそうだし…
でも中日ドラゴンズに何故か惹かれてしまった自分の気持ちに嘘はつけなかった。

でも本当になんでドラゴンズだったんだろう。
改めて自己分析すると、おそらくこれがきっかけだったと思う。

2017年6月7日の大野雄大投手のヒーローインタビューだ。
この年の大野雄大は開幕投手を任されながらもなかなか勝てず、この試合前の時点で0勝5敗という成績だった。
私も当時他球団ファンながら「中日の大野どうしたんだろ?大丈夫か?」と思っていた。


そしてこの日、ようやく掴んだ初勝利。
ファンからは「大野!大野!」の割れんばかりの大声援。
ボロボロに泣きながら「勝つのって難しいと改めて感じました」と語る大野。
兄貴分っぽく振る舞うドアラ。

そして煽る田島。

たまたまヒロインを見ていた私も思わず涙してしまった。
それと同時に「中日って選手もファンもなんか良いな…」という思いが芽生えた記憶がある。

大野雄大自身もこの試合には思うところがあったようで、後にこう語っている。



翌年の2018には、平成の怪物こと松坂大輔が移籍してきた。
その影響でスポーツニュースで取り上げられることが増えた中日ドラゴンズ。

そして松坂の日本復帰後初勝利のヒーローインタビュー。

中日ドラゴンズは強くない。
正確には”元々は強かった”チームだ。ただ近年は完全に低迷している。

薄暗く見えるナゴヤドームの印象から、誤解を恐れずに言えばどこか地味で暗いようなイメージを持っていた。
でも違う。めちゃくちゃ暖かくていい感じのチームじゃん、と大野雄大のヒロインを見たときの気持ちがまた蘇ってきた。

いつの間にか、元贔屓球団よりも中日ドラゴンズに注目するようになっていった。
そして実際に試合を観に行き、福田永将のスタンドに突き刺さるようなホームランを間近で見て完全に”落ちた”のだ。

こうして私は中日ドラゴンズファンに転生したのである。

現在、中日ドラゴンズは深刻な貧打に陥っている。
チーム打率自体も低いし、なにしろ長打を打てる選手がほとんどいないという異常事態。
2021シーズンのチーム最多本塁打がビシエドの17本、次点が木下拓哉の11本という時点でヤバさが存分に伝わると思う。

私ですら「クッソまたチャンスでゲッツー!打てなすぎだろ!もうファン辞めるわ!」と何度思ったかわからないくらいなので、古参の人達のストレスは相当なものだと思われる。

来季からは立浪監督率いる新生ドラゴンズとしてペナントレースに挑む。
私もファン歴の浅いニワカなりに、毎試合追っていきたいと思う。

というわけで、頼むから優勝してくれよな!

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