小匙の書室141 住野よる先生の新作が出る!
このときを待っていましたぁぁぁぁああ!
住野よる先生の新作です!!
今の私があるのはよる先生の『君の膵臓をたべたい』のおかげであり、「一生で一人の作家しか読めないのなら私はよる先生を選ぶ」──と思うほど、大好きな作家さんなのです。
タイトルは、『告白撃』。
早速特設サイトも開設されており、発売の5/22がものすごく楽しみで期待が膨らみます。
今作の装画を手がけるのはふすいさんで、6年前に刊行された『青くて痛くて脆い』以来のコンビとなります。
特設サイトに描かれているのは、ギターケースと転がる空き缶。もはやこれはよる先生(バンドとお酒が好き)をそのまんまなのではないか……? と勝手に私は思うのでした。
いやまあそれを抜きにしても、大人っぽくない大人たちが織り成す話と聞けば「住野節は健在なんだろうな」と得心してしまいます。
ここで私事を話すのですが。
よる先生の作品をリアルタイムで初めて購入したのは「この気持ちもいつか忘れる」でした。
それまで、文庫や発売から数年が経った単行本で作品を読んでいただけに、書店で、新品の輝きを放って、新刊台に並んでいるのを見たときは言葉では言い表せられない気持ちになったものです。
好きな作家さんの作品って、そこにある全部を漏れなく掬い取りたいからじっくり読んでしまうものです。
『こいする』もそのようにして読了し、巻末に収録されていた『THE BACK HORN』さんの曲を聴いて余韻に浸ったのを今でも記憶に残っています。
以来、リアルタイムで作品を終えることに喜びを感じつつ、『麦本三歩の好きなもの』『腹を割ったら血が出るだけさ』『恋とそれとあと全部』と読み、そして今度の『告白撃』へと移るわけです──。
ああ、楽しみ楽しみ。
五月の下旬。もう二ヶ月も切っているのです。
大人になって時間の流れが早く感じるようになりましたが、それは楽しみなことがあるとプラスに捉えられるので、大人になってよかったなって思います。
サイン本はあるのかな……その辺も楽しみにしたいですね。
ここまでお読みくださりありがとうございました📚
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