裸足で海へ
2021.12.31
2021年最終日。
一番好きやと思い込んどった神戸の塩屋の海へ。
東京で出会った大好きな夫婦と一緒に。
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実家に帰って次の日に電車に揺られて塩屋へ。
塩屋は特急が止まらんくて途中で普通に乗り換えて行くから時間がかかる。
神戸へ向かう電車から海が見える。ただただ海。白い、水色。
いつも目を奪われてじーっと見てる。
その場所に帰ってきたって気がする。
久しぶりに塩屋の町に降り立った。
駅を出てふらふら歩いてるとギガ夫婦に会う。
ギガさんはいつも「おー、ゆな~」と言ってハグをしてくれる。
暖かくて優しくて格好良くて泣きそうになるな。
トキさんにも久しぶりに会った。でも今年は多分3回会った。
食事のできるお店を探す。
こんな最後の日に営業してるお店は少ない。
たまたま見つけて入った喫茶店?では地元のお婆さんやお爺さんがそれぞれの時間を過ごしてた。
皆、同じように平等に「時間」が流れてる。その感じる速度は自分のペースだけで、
相手が、他の人が、違うペースで同じ時間を過ごしているということ、
ずっと気づかないでいたように思う。
なんか心がせかせかしてる。もっとゆっくりのんびり心のペースを保てたら。
最近、自然の近くで過ごしたいと思ってること都会にいながら田舎にいるような感じで
暮らしたいこととかを話した。
私とトキさんはオムライスを頼んだ。ギガさんは日替わりランチ。
オムライスは赤いな。赤いケチャップ。
食後の飲み物のカップは3人ともテイストが違ってた。
トキさんが「(お店の方が)キャラで選んでくれたんだよ~」と言うので笑った。
「見た目じゃなくてキャラで選んでくれたの?」と私は笑いながら言った。
そのあと3人で海を見に行った。
風がすごくて少し歩くと潮風のせいか、口の中がしょっぱくなった。
トキさんに言われたが私は毛が長いのでキャッチするものが多いと思うと言われた。
確かにここ数年、感覚でぴーんとわかるものが増えた。
でも相変わらず樹を触ってもなにも感じないしおばけも見ないし、
人間以外の動物と心がすぐに通うことはないな。
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まだ19歳の頃、もちろん上京前。
私は神戸の塩屋の海が一番好きだと思ってた。
今でも思い返してみればそうかも知れない。
勝浦の海も真鶴の海も綺麗や。高知の土佐清水の海も綺麗やった。
でも一番好きだなんて思うことはきっとなかった。
思い出を思い返して、私はまだ実は塩屋の海が一番好きだったんじゃないかと気づく。
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風があって雪も少し降って寒いのにギガさんは砂浜で裸足になりだした。
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砂に触れると電気がとれると言ってた。
そのあとなんと裸足で海に入っていき、海に向かって
「ありがと~~」と叫んでいた。淡路島に届けたかったのかもしれない。
そのあとトキさんも裸足で海に入っていって同じことをしていた。
さすがに海に入る勇気はなかったが私も裸足になって砂に触れた。
とても気持ちが良かった。
ギガさんが「あ~整ったぁ」と言った。
確かに寒いはずがなんかすっきりしてたのである。
JR塩屋駅で、大阪に向かうという二人と別れた。
ほんの2時間やったけどなんだかとても楽しかった。
自然に触れる機会をもっと増やそうとすごく思った。
触れてるつもりでいたけどもっと増やそうと思った。
その後山陽電車に乗って高速神戸へ。
高校生の頃のことを思い出す。
念願の「ひっぱりたこ飯弁当」を買う。
元町で旧友の尽智くんに会って二人で三宮をふらふら飲み歩いた。
お酒を飲んでゲームセンターでマリオカートもした。
アートハウスに久しぶりに行った。
制服のまま行った神戸のライブハウス。
懐かしくて嬉しかった。
帰って眠ってたら2022年になった。
ようこそ2022年。
いつもと違う気持ちだな。
2022.1.6 23:16
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