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オンラインで知らない人とも1時間で仲よくなれる雑談フレームワーク「#ゆるディベート」を提案します

まとめると、タスクベースのやり取り一辺倒になりがちな今だからこそ、
仲良くなるためのコミュニケーションにちゃんと時間を使うことが大事だよねって話です。

withコロナ時代のチームビルディングの難しさは、はじめましての段階(オンボーディング)から如何にオンラインで「心理的安全性」を高めるか、にあると思います。
コロナの影響で飲み会がやりにくくなった今だからこそ、オンラインの交流であっても初対面から1時間で仲良くなって心理的安全性を構築するための方法論「ゆるディベート」を提案します。

▼「ゆるディベート」はこの資料を読めば分かります

テーマの例やファシリテーション上の注意など、詳しいことはこちらのPDFに書きました。いざとなれば明日から試していただけます。新入社員のオンボーディングや、見知らぬ人とのグループワークのアイスブレークにお使いください。

以下はすべて余談で、どういう理由で「ゆるディベート」が必要なのか、など発案者の思いを書き散らします。

我々には、飲み会に代わるwithコロナ時代の「無礼講コミュニケーション」が必要だ。

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新型コロナウイルス感染拡大によってWeb会議などオンラインでのコミュニケーションがアタリマエになった皆様、いかがお過ごしでしょうか。

僕は「同じ釜の飯を食う」というコミュニケーション手段が封じられて非常に苦しい思いをしています。端的に、ひとと仲良くなる方法がない。
普段仕事でガツガツ激論を交わしている人でも、一緒に飲みに行くとプライベートの意外な一面を垣間見て妙な親近感を覚えたりするじゃないですか。社外の勉強会でグループが一緒だった人とも、グループワークよりもむしろその後の懇親会で仲良くなっちゃったりとか。

お酒はあってもなくてもいいのですが、つまりは、オフ(無礼講)のコミュニケーション手段が非常に限られているのです。withコロナ時代のいまって。

見知らぬ人とグループワークをやれと言われても...

ゆるディベートが生まれた背景は、Nサロンというオンラインの勉強会コミュニティ的な集まりでのグループワークでした。

↑ ゆるディベート発祥の地・Nサロン高木新平ゼミ

僕のような重度の人見知りには、オンラインでのグループワークは非常に難しいんですよね。突然ブレイクアウトルームに集められた見知らぬ人同士が何かしらのプロジェクトを企画・推進しなきゃいけないわけです。

もちろん、グループワーク前後で交流するチャンスは与えられていません。
こうした状況下でコミュニケーション弱者が取り得る選択肢は大まかに3つ。勇気を出しまくって意見をちゃんと言うか、Twitterやnoteでメンバーとダル絡みして距離を縮めるか、諦めてフリーライドするかだと思います。
実際に僕はフリーライダーになりかけてたのですが、一方でプロジェクトを推進するリーダーの立場からすると、やはりメンバーにはきちんと参加してもらいたいもの。

こうしたリーダーとメンバーのやる気のギャップを埋めるには、タスクベースの関係性から脱却して個人同士のつながりを構築し、心理的安全性を感じられる場をつくること、ざっくりいうと仲良くなるためのコミュニケーションにちゃんと時間を使うことが重要だと考えています。

ゆるディベートをやってみると、想像以上に「心の距離が縮まった感じ」がする

ゆるディベートは、こうした時間を確保するための口実としてガンガン使っていただくための雑談フレームワークです。
ゆるディベートで行う雑談のポイントは2つあります。

1つめ、無礼講であること。仕事のことは一切抜き、年齢や立場などの違いも一切乗り越えてフラットに話せる「しょうもないテーマ」を選ぶこと。
2つめ、発言の機会が均等であること。誰かひとりがしゃべりまくって雑談の場を支配することなどなく、ちゃんとみんなが雑談に参加できるよう気の利く人が場を取り仕切ること。

実際にゼミのグループ6人でゆるディベートを試してみたところ、想像以上にみんなニッコリ。
実験ではきのこの山派vsたけのこの里派、うどん派vsそば派など、血で血を洗う大抗争をテーマに雑談してました。
その結果、チャットの交流がメインだった方のひととなりが見えてきたり、出身地が同じだとわかった途端にグッと距離感が近くなるのを目の当たりにしたり、きのこたけのこ戦争からライフスタイルや価値観が透けてきたり。
1時間どころか20分でも十分に個人としてのつながりができた感覚があり、心理的安全性の構築という目的はしっかり達成できたように思います。

チャットだけで仲良くなろうとするよりも、1回ちゃんと時間をとって雑談するほうが「短時間で」心理的安全性を作り出せるので、ぜひゆるディベートで雑談の機会をつくってみてください。

というわけで、ゆるディベートを16人でやってみた

ゆるディベートの話をゼミのグループリーダー・黒坂さんがプレゼンしたところ、ゼミ講師・6curryなどでおなじみ高木新平さんが「面白そう」と食いつくくいつく。
その場にいたほかのNサロンメンバーがZoomのチャットできのこたけのこ戦争を開始するなど、ちょっとした手ごたえを感じる結果になりました。

そして後日、Nサロンの懇親会かねて有志でゆるディベートをやってみることに。
7月14日に開催されたのですが、僕は仕事が佳境すぎて参加できなかったので、イベントのレポートは黒坂さんに託します...

なお、ゆるディベートの詳しい誕生秘話も黒坂さんがnoteにまとめてます。
こちらをお読みいただきながら、後日のレポートをお待ちください。

Special thanks to...
黒坂さん(グループのまとめ役、圧倒的感謝!)
shiroさん
ばっとさん
かわちゃんさん
おかけんさん

余談

ゆるディベートの名付け親は高木さんです。
当初このフレームワークには「宗教戦争」と命名していました。
ゆるディベートのほうが100倍なじみやすいっすよね。


かしこ


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