課題感と決意表明

ふらっと暇つぶしに入った本屋のビジネス書コーナーで平積みされていた「1分で話せ」という伊藤羊一さんの本。最近、こういうビジネス書は何でも読みたくなって、手を伸ばしました。とてもいい本で、別日に立ち読みを色々な本屋で繰り返し、やっと読み終えました。(よくないですね、本当は購入して経済を回すべきです)

実践したいことばかりで、とても為になったのですが、最後に抱いた感想が、「就活生のES,面接対策におすすめしたい」だったのです。

これは私にとってポジティブとネガティブ、両方の意味を持った感想でした。

ポジティブな面は、その文面通りです。人におすすめできる本であること。素人の私がアドバイスするより、友人のためになるんだろうなと単純に思いました。これで、ESや面接で「分からない」で落とされる友人を救えると。

一方で、ネガティブな面。この本は「プレゼン」するときのための本でした。それを、就活に転用できるなと感じた・・・?それって、就活の面接やESはただのプレゼン力(テクニック)が問われてる、てことなのか・・・?と疑問がわいたことです。これは私にとってマイナスの疑問でした。

きっとそんなことはないはずです。けれど、そう感じてしまった自分にがっかりするうえ、ちがうと信じたいのに、周囲の就活生をみていると、実際、自分の売り込みが苦手な人は苦戦しているという現実がある。これはどこに問題があるのか?

もちろん、人に「伝わる」にはこのプレゼン能力は高いに越したことがないでしょう。けれど、それだけで人生の大きなステップが決まってしまっていいのか?

その能力抜きで、採用する側も判断できればいいのでしょうが、それは難しいことでもあり、そこに力を割く企業も多くないでしょう。

だからこそ、このプレゼン能力に大きく左右されるような採用の市場は変わってほしいと思いますし、変えていきたい。そのためには、多方面へのアプローチが必要だと考えています。しかし残念なことに、どこにどんなアプローチをするべきなのか、今の私には多くのアイデアが出てきません。

最近は、ずっとこのあたりのことに頭を巡らせているわけなのですが。おんなじ課題感を持った人が大勢いるのに、変化を作り出し、新たな形を創造できないのはどうしてなのか?

いつか、とはいえ早急に変化を生み出すため、とにかく自分を高めるしかないのだと思います。思ったからには行動ですね。頑張ろう。

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