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【前提】を細かく伝えることの大切さ|裏方仕事の流儀

前提を細かく伝えることがいかに大事かって話をタラタラします。

裏方の目線

スプレッドシートを扱う人の多くは裏方であることが多いと思います。
黙々と作る作業に自負があったり、意外と嫌いでないという人は多いでしょう。
僕も何を隠そう意外と黙々と作業をこなしている時間が好きだったりします。

ともすると「前提」や「構成」について考えている時間っていうのは自然と増えていきます。

「どうやったら実現できるかな〜」「イメージに近づけられるとしたら・・」

こんなことを考えながら、アウトプットを作成していくわけですね。

基本的に物事はより「深く」より「多く」考えた人間の方が理解は深まります。そして考えたことへの愛着も気づかぬうちに増していくんですよね。

ともすると「他の人たちも自分と同じような気持ち、モチベーションなのではないか」とどこかで無意識に思い始めます。

現場の目線

一方でアウトプットを使う現場の人はどうでしょうか?

はい。裏方仕事に全く興味がありません。自分の業務が滞りなく進めさえすればいいのです。

「効率化するからラッキー」と思ってくれる人もいれば、
「慣れていることが一番」で何も変えたくないという人すらいます。

つまり私たちのやっていることは”ありがた迷惑”だったりすることすらあるほど、受け取られ方はまちまちです。

ましてや「どのようにやっているか」なんて微塵も興味がありません。
必要なら誰かがいつかやるだろう。できるように慣れば当たり前になる。そんなものなのです。

まず信用を得ることの大事さ

現場からすればぶっちゃけどちらでもいいですし、手を動かして直接顧客と触れない我々のような裏方人間を楽しているように捉えて忌み嫌う人もいます。

そんな人たちと仲間にならなくてはいけないのです。なぜって?僕らの客はそういう社内の人間だからです。社内の人間を変えることで社外の顧客と向き合う職種なのです。

どんな風にして我々は彼らからの信頼を得るのか?
簡単です。相手の困りごとを解決するのです。

相手から言ってくることもありますし、
「こんなことに困ってませんか?」なんて相手のニーズを顕在化させることもあるでしょう。まずは徹底的に相手の困りごとを解消してください。

すると、相手は懐いた猫のようにお腹を見せてくれるようになります。
そして「この人は正しい」「助けれくれる人」こういう印象になっていきます。こういった「この人のやることは信用できるし、基本自分のプラスになる」というポジティブな盲目さを持ってもらうことが今後の仕事を圧倒的に楽にしてくれます。

そして実際に今までよりも圧倒的に現場の仕事が楽になるので、業務的に依存し始めめてくれす。ここまで来れば、第一段階は完了です。

信用さえ得ればいいのか?

信用さえ得ていればいいのか?依存してくれていればいいのか?
実は不十分です。相手にとって「依頼をする人」なのでどんどん申し訳なくなっていったり、顔色を窺われるような存在になります。そして心理的なハードルが出てきたりするので、これはこれでコミュニケーションが絶妙にチグハグになっていきます。

我々の目的はあくまで、みんながより良い仕事をして顧客が満足することです。そのためには一方的に有利な立場は結構邪魔です。フィードバックとか率直な意見が出にくくなるからです。

あとは私たちは社内の人から信用を得られなければ、食いっぱぐれますw

なので我々はフラットな立場で「本当にあなたの業務をよくし続けたいだけなんだ」という意思を表し続ける必要があります。


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