人生の下山論

はじめに

あなたは、人生の下山について考えたことはありますか?

人生を山のぼりだと仮定してみると、世の中は企業での出世や金持ちになる方法、地位や名声を得るためにはこうすべし!という情報が溢れています。これ全て、山の登り方を教えてくれている内容=登山法になります。社会に出たその時から、私たちは人生の登山が始まり、その方法に関しては嫌というほど叩き込まれてきました。
もちろん、山登りは下山も必要で登ったまま頂上にいては帰れません。よく「家に帰るまでが登山」という言葉を耳にしたことはあると思おうのですが、人生もまさにその通りだと思うのです。
しかしながら、人生を山のぼりとした時に”下山”法を知らぬまま山に登ってきてませんか??
実際、私はバックカントリースキーを趣味でやっているのですが、バックカントリースキーは雪山を登山し、下山時にスキーを履いて最高の景色と斜面を堪能しながら滑り降りるスポーツです。他の山関連スポーツもそうですが、大概は下山にクライマックスが訪れます。スキー、スノボ、マウンテンバイクのダウンヒル、川下りのラフティング、パラグライダー、などなど。
本来、下山はめちゃくちゃ楽しく、興奮し、しんどい思いをして登った恩恵を受けるものであると思うのです。人生の下山もそうあるべきだと私は思っており、20代前半から登った人生の過酷な山をいよいよ下るというその時、下山法を知ってるか?知らないか?で人生の楽しみが数百倍も違うのではないか?というのが自論です。下山は楽しいものである!

ここでは、人生の下山に関して、その準備や心構え、仲間作り、人生設計そのものを豊かにするための方法論を書いて行きたいと思います。

”墓に入るまでが人生の下山”

これを標榜し、目的として限られた人生をより楽しく、豊かに過ごせる下山論を記していきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?