お茶を点てたい

来週、茶碗を作りにいこう。

青山にある骨董通りを歩いてみたけれど、
目に止まる茶碗は置いてなく、
アメリカのシアトルから来たスターバックスというカフェでコーヒーと抹茶スコーンを食べる。

コーヒーを淹れるだとか、
お茶を点てるだとか、
飲み物を飲むために
儀式のような行為が行われる。

きっと、黒い液体にも渋くて苦い液体にも
甘いお菓子とよく合うということ以外に
そんなに意味はなくって、
その液体が造られるまでの過程に
人は落ち着きや癒しを求めているのだろう。

電車の中よりもスターバックスのカフェの中の方がゆっくりと本が読めるのは、
その落ち着きが空間として保たれているからかもしれない。

そんな空間を作るために、
わたしはコーヒーを淹れて、
お茶を点てようと思う。

コーヒーを淹れるためにはコーヒー豆とドリッパーを手に入れて、
お茶を点てるためには抹茶と茶碗を手に入れる。

コーヒー豆もドリッパーも、
抹茶ももう手に入ったから、あとは茶碗。

来週は、茶碗を作りにいこう。
北鎌倉でもいいし、表参道でもいいから。

2021/03/28 15:50

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