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たびのまえ

2018/11/08

たべる、ねる、映画を見る、本を読む

を繰り返して欧州へ向かう。
これだけで日本では丸丸一日が経っているのだろう。
3人がけの座席には私の他に誰もいない。
ぐったりと足を伸ばして横になることができる。

ここのところのわたしはと言うと、
あれよあれよと立場が定まり
今日という日付にうつろになる。

2018/11/08

過去のようなきもするし、
空白に数をつけた風船にも感じる
欧州に着いたならば、
きっとそれは地点の違う概念となるだろう。
2018/11/08のわたしは未来にいるような
これまでの出来事もこれからの出来事も
全てなかったのように切りはなされるのかな。

欧州は二度目だ。
一度目は、勢いの若さがあった。たぶんに22歳のときだ。
いまはおそらく24歳。
特に変わったことはない。
強いて言うならば諦めの気持ちが大きい。
何かを探しにきた22歳の少女が
何もないことを確認しに来たように。
なにをしようか。
音を撮ろう。
絵を撮ろう。
人を撮ろう。
人生を。日本という狭い概念世界とは別の空間で生きる人々を。
美しい世界を。
人に見せよう。
わたしという生き方を。
わたしの見る世界を。
むかしにはできなかったことだ。

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