むかし妄想してたシンエヴァ脚本

◎押さえるべき必須ポイント(坂上秋成)
(2月7日ust用資料)

■ネブカドネザルの鍵とは何だったのか?
これはきっちりと回収したい問題。しかし、「すでに発動している」というのが個人的な見解。あれは人と神を繋ぐアイテムで、なおかつ注射器の形をしている。
⇒使徒のDNA(的な何か)が人々に注入されたと考えるべき。
⇒基本的にはナノマシンのイメージでいけるかな?

■「破」の予告編について
Q本編までの14年にあった話と見るべき(Mark6のターミナルドグマへの投下、加持さんのシーンなどから)

■14年にあった話の推測
・初号機にシンジとレイ取り込まれたまま凍結。NERVが回収。
・その間の使徒はカヲル、レイ、マリで撃退。
・着々と人類補完計画を進めるゲンドウ。おそらく、そこまで時間をかけずに達することができると予測していたはず(破のラストにおける台詞から)
・そこで登場するのがネブカドネザルの鍵。これは端的に、人類を強制的にひとつ上のステージに引き上げるもの。それは人間を使徒化する作業であり、その延長上にゲンドウの考える補完計画はあった。
・しかし、人であることを否定するゲンドウの思想に気付いたミサトたちが反旗を翻すことで、ひとまず計画を阻止することに成功。ただし、すべての人間は使徒化(=リリン化)する。
・おそらくこの時点で加持は死亡。

■エヴァの呪いについて
・エヴァのパイロットたちは、ネブカドネザルの鍵の影響をより強く受けている。それが「エヴァの呪い」。彼らは全員肉体的成長が止まっている。
⇒これ、ミサトさんたちとアスカで状態異なる感じの方がいいかもしれない。アスカの場合、内臓まで含めて生物として器官が活動をやめている(=生理もない)けど、ミサトやリツコは別の理由で子どもを作れないとか。
⇒男性側がそもそも精子を作れない、とかだとEOEや破のモチーフとも重なる?
・また、パイロット以外の全ての人間も、子どもを作ることができない状態。ヴィレのメンバーが崩壊した世界で子作りに励むでもなく、NERVと戦うのはそれが理由。実際、Qには外見的な意味での子どもは登場しない。ただ大人の外見をした子どもたちが蠢いているだけ。
・問題はサルベージされたシンジの扱い方。彼だけ呪いを逃れているのか? あるいはより強いものになっているのか?

■マリは何者なのか
キョウコ=アスカの母親のクローン体。
・ゲンドウを「ゲンドウ君」と呼んでいる。
・アスカを姫として扱う(一姫、二太郎的)。
・Qにおいて、アスカの援護射撃に徹する。
・Qにおける写真にマリに似た人物が写っている。
・弐号機に搭乗可能(=魂の有り方が近い)。
以上を考えると、キョウコのクローン説は有効だし、話としても作りやすくなるので採用したい。

■「綾波」について

・綾波ユイ(ここ、3月15日くらいまでに整理したい。ユイの思想、生きている状態と死後の願いの差異、そもそも彼女に悪意はあったのか、聖母って具体的になんだよ、とか)
実質的にこの脚本におけるラスボスとして位置づけたい。
⇒そもそも、彼女がダイレクトエントリーを望んで死亡したことが呪いになっている。自殺だった可能性まである。
⇒ただし、そこでユイに悪意があったとは思わない。たとえばEOEにおけるユイの願いは、人が生きた証を50億年先にも残すことだった。
⇒しかし、彼女の行為によってゲンドウが暴走し、人類を滅亡の危機に晒していることも事実。また、ジオフロント内のユイの死骸(らしきもの)を考えれば、彼女の存在そのものを解決すべき問題として取り上げることには妥当性があるように思われる。
⇒聖母になりたかった女性が結果として、(EOEの表現を用いれば)悪魔になったという構図を採用したい。

・綾波レイ
新劇場版における彼女は、人間として描かれた。
⇒人形からの脱出というモチーフ。テレビ版とは異なり、アスカの平手打ちをキャッチしたあたりに、しっかりとした意志が感じられた。シンジとゲンドウに一緒に食事をとろうとさせたのも同様。
⇒しかし、彼女がメインヒロインとして救済されたことによって、ニアサードインパクトが起こってしまった。
⇒現在、彼女は初号機の中で眠っているが、この扱いをどうするか?

・アヤナミレイ(仮称)
作品内では綾波の固有名すら奪われてしまった存在。
碇シンジに対して、一切の思い入れがない存在。

・パターンは2つ考えたい。
【1】レイと仮称の両方が存在するエンド
【2】レイの想いを、仮称に伝えるエンド
個人的には【2】の方が話としては美しいように思う。

⇒エヴァの呪いも、綾波ユイの願い(子どもたちを子どものまま留めておきたいという欲望)の具現化として捉えられる。その意味では実質的なラスボス。これをマリが何とかする形でどうか。母が正しく母として機能する瞬間を描くという意味でも。

■カシウスの槍の存在意義
もちろん、Qでその役目を終えたことにしてしまうことは簡単だが、回収したい。
⇒希望としてのカシウスの槍(それはヴンダーの名に繋がるものでもある)
⇒これを扱えるものがいるとしたら、それは渚カヲルしかいない。
⇒だがどのようにして?
⇒コラージュ初号機がラスボスらしき何か(畸形化したユイ?)とバトることは確定なので、その際に何らかの形でカヲル君が槍使用。思いつけば、これまでのエヴァ/ヱヴァからカシウスの槍のモチーフとってきたい。

■渚カヲルの再誕
・ここぞという場面での復活
・肉体はすでに失っている。
・だが、彼には天使としてのポジションこそがもともとふさわしかったのではないか?
・最終決戦。初号機(零号機の右腕と弐号機の左足が合成されている)に乗っているシンジの元へ槍が飛来する。それはロンギヌスではなくカシウス。初号機にそれが刺さることで、白銀のエヴァへと生まれ変わる。三本の腕が背中から伸びている。アスカ、アヤナミレイ、カヲルのもの。

■碇ゲンドウの目的
彼はもうシンプルにユイに会うことしか考えていない。
おそらくシンジに対しては憎しみの感情の方が強い。
愛した女の代用品としてのレイを盗んでいった男として(その意味で彼はすでにシンジをひとりの男性、大人として認識している)。

■ループについて
⇒ハッキリ言ってどうでもいい。ループと言えばループだし、そうでないと言えばそうでないような匂わせ方でいいんじゃないか。
⇒カヲルの過去の台詞(ex「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」)は、彼が彼独自の超越的視点で並行世界を俯瞰してきたようにも考えられるし、物語外のキャラとして、この繰り返されたヱヴァンゲリヲンという商品について語ったようにも思える。

■作品のキャッチコピーについて
・You can not repeat
・You can not reborn
・あと、FINAL TAKE;You can talk with everyone you love.みたいなのをラストに入れたいなー。
あたり?
⇒You can NOT rebirth が一番自然ではある・・・

■性的なモチーフについて

・エヴァのキャラクター、特に綾波レイとアスカ(式波も惣流)の二人を性的なモチーフから解き放つことが重要なのではないかと考える。

・綾波レイの場合
⇒彼女はそもそもユイのクローン体(+使徒の生体情報?)として作中に存在してきた。記号的なレベルで言えば、「包帯を巻いて苦しそうにする少女」としてテレビ版初回に登場し、碇ゲンドウの欲望を受け止める形でEOEにおいては身体の内側をまさぐられている。
⇒それと同時に、彼女は碇シンジにとっての母であり、恋愛と呼んでいいのかは分からないにせよ、強く意識する対象である(綾波の匂い→母さん)など。EOEでは、シンジにATフィールドの存在しない世界でひとつに繋がった(身体的な意味で)イメージとして彼女が登場している。近親相姦のモチーフ。

・アスカの場合
⇒彼女はそもそも外部的な存在として物語に登場した(テレビ版)。
ミサトさん=大人の女性(実際には、彼女は大人になろうとしている子どもだが、シンジはそこまで読み取れていないように思う)
綾波レイ=三人目になった途端、シンジに冷たくなった少女。さらには母性のイメージも纏っている。
⇒そうなると、ロジカルに考えてもシンジが性愛や恋愛の対象として捉えられる相手はアスカが最も自然。事実、EOE冒頭で彼は病院で眠るアスカに向かって「ミサトさんも綾波も怖いんだ」と呟いた後、彼女の裸体を使ってマスターベーティング(多分、シンジがはっきりと性欲を表したのってこの時だけだよね?)

・あるべき結末を考える
とにかく、「綾波エンド」か「アスカエンド」という二択みたいなものは避けたい。セックスやキスは全然あっていいんだけど、それがピュアな恋愛として、反エヴァ的に機能してはつまらない。
⇒「破」は一度、純粋な恋愛(あるいは限りなくそれに近い関係)が描かれた作品。ぽかぽかしてほしいと思った綾波、綾波の方が手に巻いたバンソーコーの数が多かったことに嫉妬するアスカ、自らの意志で綾波を助けたシンジ。
⇒それらの要素も踏まえつつ、彼女たちをセックスシンボルから解放し、それぞれが納得する関係性に落としたい。
⇒前触れなく、単に疑似家族エンドみたいなことになると偽善感が炸裂するので、もちろん必然性のある流れを作った上で。たとえば、性的なモチーフから離れた存在としてのアヤナミレイ(仮称)や、碇シンジが求める幸福の形はそのヒントになりそう。

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◎それぞれのキャラの生きる目的

■碇シンジ
現時点ではなし。混乱継続中。

■式波・アスカ・ラングレー
建前としてはエヴァのパイロットとしてヴンダーに協力し、人類が生きる今を守ること。しかし、実際には本人もそれが嘘だということに気付いている。
⇒碇シンジへの想いは? エヴァの呪いに対しては? 誰かといることに喜びを見出した人間がこの物語に望む結末は?

■アヤナミレイ(仮称)
現時点ではなし。しかし、物語が進むにつれ、人形としての自分を否定し、願いを持つようになる。そのきっかけはS-DATから聴こえてきた綾波レイの声。

■綾波レイ
初号機の中で今も祈り続けている。シンジがエヴァに乗らないでも済むようにすること。

■碇ゲンドウ
綾波ユイと再会すること。しかし、聖母としてのユイを求めているのか、あるいは人間として七日、それとも魂の融合が願いなのか。

■真希波・マリ・イラストリアス
アスカに幸せになってもらうこと。そのサポート。

■渚カヲル
碇シンジを幸福にすること。

■葛城ミサト
人が人の意志を持った存在として生きた証をこの世界に残すこと。綾波ユイがヒトカタであるエヴァが未来永劫残ればそれでよいとしたのに対し、ミサトは人の代替物になるものなど存在しないと考えている。

■赤城リツコ
もうゲンドウへの未練はない。女である自分を捨てた上でいかに生きるべきかを模索中。

■ヴンダー乗組員
基本的にはミサトと同じ思想。


◎脚本概要

 砂漠の中に投げ出されたシンジ、アスカ、アヤナミレイ(仮称)。彼らは砂漠を歩いていくうちに、小さな村へと辿り着く。この世界に自分たち以外にも生き残っていた人がいることに驚きを隠せないアスカ。村には三十人ほどの人間が住んでおり四人の子どももいる。
シンジたちは空き家を借りながら、救出を待つ。しかし、なかなか助けは来ない。3ヶ月ばかりが経過する。その中で三人は、畑仕事を行い、オアシスから水を汲み、子どもたちと遊ぶ。その中でシンジはこのままエヴァのことも世界のことも考えず、三人で暮らしていくことを望むようになる。自分とじゃ嫌かもしれないけど、アスカやレイと子どもを作りたいと考え、それを二人に提案する。
しかし、そこでアスカから殴られる。何も分かってないくせにとシンジを叱責するアスカ。そこでようやく、世界の現状について少年は真実を知ることになる。

ネブカドネザルの鍵の使用によって、世界中の人間はすでに子どもを作れない状態にある。今生存している人間の死は、そのまま種としての人類の終焉に直結している。つまりは、どのように足掻こうとも、100年もすれば世界は滅ぶ。
それが、ヴンダーの乗組員が闘う理由なのだ。碇ゲンドウは綾波ユイと再会する、ただそれだけのために人類という種そのものを生贄に捧げようとしている。その中でミサトたちは、たとえ人類の滅びが確定していても、その中で人が生きた証を残すことに決めた。それを、自分たちの希望として定めた。希望の船の中で、幾度も絶望を繰り返しながら、人の意志を見せることに決めた。
彼女がシンジを拒絶した理由もそこにあった。ミサトは、何も知らないシンジを巻き込まず、大人たちだけでゲンドウやNERVとの闘いに決着をつけることを望んでいた。

 アスカがシンジを叱責しているころ、ヴンダーの館長と特務機関NERV総司令との会談が行われていた。葛城ミサトと碇ゲンドウ。暗い部屋の中、彼らにだけスポットライトがあたる形で会話が交わされている。
ゲンドウ「十二年ぶりかね」
問いにミサトは答えない。
ミサト「生物としての人類を否定し、すべての魂をひとつに集約する補完計画。そこに向かう欲望に私たちは踊らされ続けてきた」
ゲンドウは答えない。
ミサト「綾波ユイ。エヴァの機動実験の際に事故死した女性。碇シンジの母親であり、碇ゲンドウの妻。けれど真相は違う。彼女は、初めから自身がエヴァのコアとなることを望んでいた」
ゲンドウは答えない。
ミサト「補完計画。その真実は人であることをやめた女性を追い続ける男が、すべての人類を生贄として彼女との再会を果たそうとするもの。気味の悪い、祈り」
ゲンドウは答えない。
ミサト「人は生きる意志を持ち続けることによってその存在を許されている。意志を持たずとも、すべての願いが叶えられる、心の壁のない世界。それはただ、死を自ら手招いているだけ」
ゲンドウは立ち上がり、部屋を出ようとするが、一言だけ言葉を残す。
ゲンドウ「死をもってしか、始まらない現実もある」
ミサトはその台詞を聞いて銃を取りだし、ゲンドウの額に突きつける。
避けようともせず、静止するゲンドウ。
やがてミサトが銃を下ろし、ゲンドウは部屋を後にする。

ミサト「死は、何も産まないわ」

 ※※※

宇宙空間に透明な球体が浮かんでおり、その中に置かれた椅子に座って二人が話していたことが映像として分かる。決して思想が交わることはないという結論を出した後、彼らはそれぞれの船に戻っていく。
冬月「滅びに際しても、結局人間が分かり合うことはない、か」
ゲンドウ「だからこその補完計画だ。分かり合う必要などない。我々は肉体という檻を離れ、神の祝福を受けた世界で溶け合う。始まりであることが終わりになる世界」
冬月「そこにいる彼女は人なのかね、あるいは……我々が神と呼んできた存在なのか」
ゲンドウは冬月の言葉に答えることなく、船を地球に戻す。

アスカ「ひとつだけ希望が残されている」
怯えるシンジと状況を理解せずに立ち尽くす仮称に向けて、彼女は語る。
アスカ「エヴァの呪い。これが綾波ユイによるものであれば、彼女の祈りを止めることで、私たちもまた呪いから解放されるかもしれない」
シンジ「……そんなの、根拠は何もないじゃないか」
アスカ「根拠を探してるうちに人類は滅びるのよ!」
壁を叩くアスカ。
アスカ「碇ゲンドウだけが、綾波ユイに接触する方法を知っている。私たちは、補完計画を完遂させるわけにはいかないけど、今あの男を殺すこともできない」
シンジを一瞬睨み付けるが、その後視線を下に落とすアスカ。
アスカ「その希望にすがるしか、私たちには残されていない」

アスカの話を聞いたシンジは動揺を隠せない。彼の母が「子どもたちにいつまでも可愛い子どもでいてほしい」と願ったことでエヴァの呪いが起こり、父はそれを支援する人間であり、そして息子である自分は愛する女性を助けようとした結果、ニアサードインパクトを惹き起こした張本人である。
 部屋を移し、そこに置かれていたハサミを握り、何度も自分の手に突き刺すシンジ。呪われし血族。世界を滅ぼす血族。消されるべき家族の絆。もはや世界で生きる意味を見いだせない少年は、自身の肉体を流れる血を憎み、少しでもそれを体外に排出しようとすることしかできなかった。
 しかし、そこで仮称が左手を傷つけるシンジを制止する。
シンジ「なんで止めるんだよ」
仮称「分からない」
シンジ「だったら何もするなよ! ただ黙って突っ立って! 僕のことを馬鹿にしてればいいだろ! 何も与えてくれないくせに、何も認めてくれないくせに、僕に干渉して! ただ邪魔をして! 人形は人形らしくしてろよ!」
仮称「わたしは」
彼女はその後に続きべき言葉を紡げない。シンジは息を切らし、机に突っ伏す。
仮称は数秒その姿を見つめた後、抽斗から包帯を取りだし、シンジの手に巻き始める。
シンジ「やめてよ……」
仮称「わたしは今、これをしたいと思った。あなたの手に、触れたいと、思った」
彼女自身の願い。それがただ血を流す人間の痛みを和らげたいと思うものなのか、あるいは目の前にいる少年に何かを感じたことによる行動なのかは分からないけれど。


式波・アスカ・ラングレー(シキナミ)もまたひとつの真実を知らされていなかった。真希波・マリ・イラストリアス(シン・キ・ナミ)が母キョウコのクローン体であるという事実である。ミサトとリツコはこの事実をドイツで死んでいった加持の最後のデータによって伝えられていた。
マリはキョウコの記憶を引き継いでいるわけではないが、14年前に日本を訪れた際、加持から真実を伝えられていた。しかし、彼女に戸惑いはなかった。培養器で育てられ、生まれ落ちた瞬間にエヴァのパイロットとなることを宿命づけられていた彼女。その状況でもマリは人生を楽しもうとする姿勢を崩すことはなかったが、それでも、彼女は自分が世界から切り離された存在であるということをどこか寂しく思っていた。けれど、実際にはそうじゃない。自分と同じDNAを部分的にでも共有した少女、式波・アスカ・ラングレーがこの世に存在し、自分と同じパイロットとして呼吸を続けている。そのことが彼女にとってはたまらなく嬉しかった。
いつしか、マリはアスカのために生きたいと願うようになった。ニアサードインパクトから三年後、VILLEがNERVに反旗を翻した際にも、彼女は明確な思想をもってVILLE側についたわけではなかった。ただ、アスカの傍にいたいと願った。そこを心地いいと思った。彼女の祈りは極めて単純、露骨すぎるほどに明快。アスカの幸福。そのためには、匂いの違うワンコくんの存在が必要だと強く感じている。
彼女はアスカに真実を伝えようとは考えない。それでいい。ただ、彼女を姫と呼び、バックアップを行う中で愛を伝えていくだけだ。

復活したマリによって救助された三人。ヴンダーへと戻り、仮称とシンジは隔離される。君に言ってもしょうがないけど、と前置きをしてから部屋の中でシンジは仮称に語りかける。自分がどうすればいいのか分からないのだと。初めて人を好きになれたのかもしれないのだと。それでも二人を失ってしまったのだと。カヲル君、と呟いた後、数秒置いて、彼の口から綾波という単語が小さくこぼれる。それは目の前の少女と同じ姿をしていながら、今はもう出会うことのできない人の名前。彼にぽかぽかしてほしいと、そう語った少女の名前。


地球上から高エネルギー反応が検出される。4体のアダムスの復活、それが神を目指し死んでいった綾波ユイの死骸と接触したことによって聖母が誕生した。
黒き月をも飲み込むようにして生まれた母は、狂気のみを宿し、ひどく生々しい。
ゲンドウ「ユイは目覚めた。あとは彼女と初号機が接触すればすべてが終わる」

聖母への集中砲火を行うヴンダー。一切のダメージは与えられない、どころか、全ての運動エネルギーを吸収するようにして聖母はより巨大化していく。
ミサトたちは絶望的な状況下でも人間の尊厳を守るために、未来を信じた闘いへと身を投じていく。

その日の夜、ベッドで眠るシンジの元へミサトが訪れる。彼女は髪を下ろし、膝に顔をうずめるような姿勢のまま、ベッド脇へ腰かける。
シンジ「何か、用ですか」
ミサトは答えない。シンジもそれ以上話しかけることはない。数分、あるいは数十分の、沈黙。
シンジは起き上がり、ミサトの横へ腰を下ろす。彼女の側頭部に左手を置き、顔を近づけ、唇を合わせる。
ミサト「……どうして?」
シンジ「……分かりません。ただ……そうしたかったんです」
もう一度訪れる沈黙。やがてミサトは、足を前に少し出して、腹部と膝の間に空間を作る。シンジは横になり、彼女の膝に頭を乗せる。互いに言葉は交わさない。ミサトは無言で、シンジが眠りにつくまで、彼の髪を撫で続ける。

ヴンダー内にある無数のモニター。そこにはシンジ達が暮らしていた村を映したものもある。遊んだ子供たちの顔が、恐怖に引きつっている。
アスカとマリはダブルエントリー方式が採用された2+8号機に乗り込み、聖母への攻撃も試みるが、彼女のアバターとして産み出されたチルドレンによって撃破されてしまう。ヴンダーもまた、攻撃を受け地上に落下する。
そこでミサトはシンジに対して懇願する。助けて、と。
彼女は戦力としてのシンジに何かを期待したわけではない。彼をパイロットとして利用できるエヴァの機体も保有されている。それでもこれまで彼女がシンジを乗せなかったのは、大人として、彼にあまりにも過酷な運命を背負わせてしまったことへの後悔があったからに他ならない。少年を突き放すこと、それが彼女にできる精一杯の贖罪だった。
シンジはミサトに告げる。僕も闘います、と。僕が、乗ります。そう言って彼はシンクロ率0%の初号機へと向かう。

この状況下で、仮称だけが目的を見出せない。だが、彼女は手にしていたS-DATの音楽を聴きながら眠ることでひとつの夢を見る。青い髪の少女、自身と同じ外見のチルドレンが電車の向いの席に座っている。
「あなた誰」
「(沈黙)」
「私と同じ顔」
「違う。あなたは、私じゃない」。
レイは仮称に自分の記憶を移すことを望まない。彼女が望むことは二つだけだ。碇シンジがエヴァに乗らなくても済むようにすること、その願いの達成を仮称に手伝ってもらうこと。
「あなたじゃないなら、だれでもない。どこにもいない。だって、名前がないもの」
「もう、もらってる」
レイは仮称の額に指を当てる。光り輝く指先は、彼女に村で過ごした記憶を思い出させる。そこで彼女は、確かに、呼ばれていた。
「ねーちゃん、名前なんてゆーのさ」
「名前……分からない」
「なんだよそれ。なんかあるんだろ」
「……初期ロット」
「ショキロット? 変な名前だなー。なんかもっとねーちゃんに似合ってるのつけてやるよ」
「私に……似合う名前」
「こら! ガキども!! お嬢さんを困らせるんじゃないよ!」
「げっ! ウンバーバだ! 逃げようぜ!」
走り去る男の子たち。
「綺麗な髪だ」、と老婆は言った。
「透き通るようで、淡く、美しい。あんただけの色だよ」
「淡い……色」
唯一つの一でもなく、空虚な零でもない、希望としての、あわい。
レイは仮称の額から指を話す。仮称はうつむいている。
「思い出した、私の、名前。私だけの、名前」
「行って。あの人が、呼んでくれるから」
■碇シンジはボロボロになったプラグスーツを着用し、初号機のエントリープラグへ入る。様々な思念がうずまいている。かつて式波・アスカ・ラングレーを助けられなかった時の記憶。助けたはずの綾波レイと再会できずにいることのやるせなさ。トウジ、ケンスケ。友人だった彼ら。今は世界のどこにもいない彼ら。
だが、少年の心を何よりも強く揺さぶったのは、共に暮らしていた28歳の女性が、人を滅ぼす元凶となった自分に救いを求めてくれたこと。彼女が流した涙は、もう一度少年がエヴァに乗ることに望みを託したことの証明に他ならない。
初号機は起動しない。LCLの圧縮濃度の調整、神経パルスの伝達率の変化。ミサト、リツコ、そしてヴンダー内のすべてのオペレーターが様々な操作を試みるが、シンクロ率は変わらず0%のままだ。 けれど、少年に動揺はない。彼はすでに、シンクロ率が回復しない理由に気付いている。それは綾波ユイの残した「呪い」に対し、綾波レイが「祈り」として抗っていることにある。綾波ユイの望み、それは碇シンジをいつまでも子どもとして自分の体内に留めておくこと。聖母になるため、人の肉体を捨てた彼女がこの世界に残した遺物、それがエヴァンゲリオン初号機だ。その中に息子を閉じ込めることで、彼女は聖母として新たなステージに上がりながらも、現世の息子への所有権を誇示した。それこそが「エヴァの呪い」。アスカにも波及した、身勝手な大人たちによる、成長を拒否するおぞましい欲望。
それを知っていたのか、あるいはただの勘だったのか。初号機の中にニアサードインパクト後に取り込まれた綾波レイは、碇シンジが二度とエヴァに乗らなくても済む世界が訪れることを願っていた。だからこそ、そこに表示される数字は0%。呪いに対抗するように、ひとりの少女が産み出した「乗れない」状況。
碇シンジは、左手で初号機のコアに触れている。
「ただいま」、と少年は言った。
「ようやく分かったんだ。自分が何をするべきか」
「もっとよくばりになってもよかったんだ」
「世界がどうなってもいいなんて、そんなのは本当の気持ちじゃなかった」
「僕の目に見えている世界は狭くて」
「ひとつのことしか考えられなくて」
「……みんなが、何を考えて闘っていたのかも、知ろうと、しなくて」
「でも、僕は守りたいと思った」
「あの子たちを守りたいと思った」
「ミサトさんを、リツコさんを、船に乗っている人たちの、力になりたいと思った」
「アスカを……助けたいと思った」
「だから僕はこれに乗るんだ。また苦しい思いをすることになると思う。嫌な気持ちになって、すべてを滅茶苦茶にして、汚い言葉を吐いて……消えてなくなりたいって、考えて……」
「けど、言わなきゃいけないことがあるんだ」
「それを言うまで、逃げない」
「だから、だいじょうぶ」
「僕はもう一度、君に、会いたい」
瞬間、初号機が輝きだす。それは今までに見たどれとも異なる光。水色と白銀が交互に点滅するような、淡く優しい光。
リツコ「何が起こってるの!?」
ミサト「伊吹! 状況を!!」
マヤ「分かりません! ……けど、シンクロ率が上昇していきます! 34、51、68、79、93、168、380、681……700を、超えています……! 理論上、こんな数値は……」
(衛星から様子を見ていたゲンドウと冬月)
冬月「……人の身で到達できる数字には限界がある。700か、彼女の力ではないな」
ゲンドウ「アダムスの鎖はもはや意味を持たん。あれは我々の知る初号機ではない」
冬月「どうする、碇」
ゲンドウ「構わん。コアに残されていたのは彼女の遺言のようなものだ。魂はすでに私と共にある。変更はない。我々はその魂を連れて、あのエヴァへの接続を図るだけだ」
冬月「こぼれた水は元に戻らない。だが、新しい水を継ぎ足すことはできる……か」
(再びヴンダー内へ)
エントリープラグの中にはLCLが満ちている。その中で向かい合う綾波レイと碇シンジ。しかし、「今度は」繋がれていない。互いに服を着て、互いの間に心の壁があることを認めながら、右手と左手を重ねている。
レイ「碇くん」
シンジ「うん」
レイ「訊いてみたいことがあるの」
シンジ「うん」
綾波レイが口を動かす。碇シンジは一瞬驚いたような表情を浮かべた後、静かに微笑み、彼女に告げる。
 シンジ「構わない」


※ここまでで全体の五分の三くらいのイメージ。
 ここからの流れ
 ・シンジ、マリ&アスカを救出
 ・初号機の白銀の手(名前付ける)で2+8号機回復。生命を分け与える機能。
 ・アスカ、聖母のチルドレン相手に大健闘(それはあの日量産機に敗れた記憶を塗り替えるかのように。今の彼女の横には、別の誰かがいてくれるのだから)。
・シンジ、聖母と対決(問題はサイズ。聖母は多分超でかい。けど、ここは真っ当なバトルシーンにしたい。初号機の巨大化? あるいは聖母の体内に侵入してのバトル?
⇒2+8も初号機も、初めは通常サイズのまま聖母と戦う感じで。攻撃手段はプログレッシブナイフだとしょぼすぎるので、破で使ったような謎ビームで。)
・一方、ヴンダーは直接NERV本部へ向かい、碇ゲンドウの殺害を試みる。
ゲンドウ:聖母の魂を引き継いだ存在として、初号機に接触しなければならない。
ヴンダー:それを防ぐ。
・アヤナミレイは自らの意志で、少年の力になることを望んだ。
⇒初号機、2+8号機、Mark9(これが何だったのかも説明)による三体同時攻撃開始
・無論、敗北。
・ここからが問題。初号機が聖母によって首を絞められ、持ち上げられた後、それぞれの精神世界へ突入。
碇シンジの物語。式波・アスカ・ラングレーの物語。アヤナミレイ(仮称)の物語。
・首を絞められ、腹部に聖母の手が刺さった状態の初号機(ぷらぷら揺れて惨死状態)の元へMark9が接近。融合が始まる。マリに手を引かれるようにして、2+8号機もそこへ向かう。しかし、仮称が融合可能なのは、アダムスの器だから(アダムスの器を『空の容器』ってことにして、ゼロ記号みたいに扱って、「何にでも変化し得る可能態としてのチルドレン」って考えればよくね?)。それ以外の存在がエヴァとエヴァをくっつけるには代償が必要。吸い込まれる8+2号機はその「世界の審判」に耐えられない。そこでマリが犠牲になってアスカを生かす。母親のクローン的な存在であったことを明かす。「ママ!」というアスカの慟哭を背に、微笑みながら光の本流の中へとマリは消える。
※アスカの失われた左目はここで回収? もっと手前?
・フュージョン初号機誕生。「ワタシトヒトツニナリマショウ」と言ってくる聖母。彼女は自らの腹部に巨大な穴を空け、一度そこに初号機を飲み込んだ。そこから、背中を突き破るように三本の手が伸びる。シンジは、アスカと綾波、つまりは彼が自らの生の中で獲得した人間たちと共に生きる道を選んだ。コクピットに集う三人。最後の闘いが始まる。
カヲル君登場、仮称と綾波の折り合いも付く。超勝利。
・ユイとレイと仮称の対話。
ユイ「ワタシガハジマリ。アナタタチハワタシ」
レイ&仮称「私たちは、あなたじゃない」
・ラストはシンジとゲンドウとの対話。
・エピローグをどうするか。シンジはヱヴァに乗り続けるの? 乗らないとしたらどんな人生送るの? 綾波と仮称の関係は? あるいは、子どもを誕生させる代わりにシンジとレイの融合(これはPC的にもセーフな気がする)があって、アスカ、仮称と共に生きていくのか。とにかくラストをヤバい感じにはしたい。けどオリジナルの台詞とかより、全然違う見え方で、「おめでとう」とか「ありがとう」とか「よかったわね」とかで≪終劇≫にしたい。
・やっぱラストはカヲル君との対話がいい。森の中でひとりピアノを弾くカヲル、第9.鼻歌も歌っている。背後からシンジ登場。でも顔は見えない。カヲル、画面手前に振り向く。以下、すべてシンジの台詞はサイレント、文字のみ。
カヲル「もう、いいのかい?」
シンジ(うん)
(略)
カヲル「おめでとう」
シンジ(ありがとう)
≪終劇≫
とか。


聖母に対峙する2+8号機。
マリ「うわ、グッロ~。これ、シンちゃんが見たら卒倒しちゃうんじゃないの?」
アスカ「無駄口叩いてんじゃないわよコネメガネ! ヴンダーの砲撃が効かなかった以上、私とアンタでコイツを何とかするしかないんだから」
マリ「いいねー。あたしが、あたしたちこそが希望だ!って感じ?」
ミサト「アスカ、聞こえる?」
アスカ「感度良好。状況報告、お願い」
ミサト「敵のパターンは青。だけど、見たことのない存在波形よ」
アスカ「単に強力なATフィールドを持ってるだけ……ってわけにはいかないか。予備電源は!?」
ミサト「十八秒後に九本を同地点へ着陸させるわ」
アスカ「45分はフル稼働で戦える……ってことね。十分!」
 2+8号機の背後に、ドスドスドスと予備電源が上空から突き刺さる。半円を描くようにして。

少年少女たちは最後の闘いに挑む。パイロットとして、人類として、あるいはただの、子どもとして。

⇒続きは次号の「めるまがbonet」で!
http://ch.nicovideo.jp/bonten


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◎脚本サンプル

【シーン1】砂漠の中を歩く3人

アスカが先頭となって、シンジ、アヤナミレイ(仮称)を含めた三人が砂漠の中を歩いている。アスカと後続の距離はだいぶ開いている。三人はプラグスーツ。

アスカ「とっとと歩きなさいよバカシンジ! とりあえず、リリンに発見してもらえる場所に移動しないとこのままお陀仏なんだから」

(無言のまま歩くシンジ)

アスカ「そっちのアンタもよ。バカシンジに合わせてないで急ぎなさいよ!」

(無言のまま歩く仮称。手のクローズアップ彼女はS-DATを握っている)

アスカ「ハンっ! 仲良く無言ってわけ?」

(アスカ、自分の眼帯を触りながら)

アスカ「(独り言のように)ホント、いつになっても、気持ち悪い(最後の台詞を言い終わる前にアイキャッチが入る)」

【シーン2】アイキャッチ

シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| EVANGELION:FINAL

You can NOT rebirth.


【シーン28】綾波ユイの呪い、碇シンジが永遠にエヴァに乗り続けることについて

青空、草原、中央に置かれた木製の椅子。
シンジがひとりそこに座っている。
聞こえてくるのは大勢の人々によるおめでとうの声。

シンジ
「みんな…みんながいる…。アスカ……ミサトさん……トウジ……ケンスケ……父さん……母さん……綾波……」 
※カヲルとレイだけはいない

アスカ
「よかったわね、バカシンジっ! これがアンタのために用意された最新型のヱヴァンゲリヲン、14号機よ!」
(緑色の新型ヱヴァンゲリヲンのカットが2秒ほど挿入)



ゲンドウ
「シンジ、お前はこれに乗れ。我々のすべての願い、人類の意志を手にした人形。真ヱヴァンゲリヲンMARK-1678だ」
(余分なパーツがごちゃごちゃと大量に付けられたヱヴァ。パッと見てもヱヴァとは分からない、グロテスクなシロモノ。2秒挿入)

ユイがゆっくりとした足取りで、微笑を浮かべながら近づいてくる。立ち上がるシンジ。

シンジ
「母さん……」
ユイ
「よかったわね。おもちゃはもう、たくさんあるわ。いつまでも、あそべるわよ」
(画面に映し出される大量のヱヴァフィギュア。机の上に並んでいる。様々な色、様々な形。本当に、ただのおもちゃのようにして)

シンジはかつてミサトやアスカと共に暮らしていた部屋に立っている。あちこちにエヴァのフィギュアが転がっている。彼がかつて使っていたチェロは直射日光を十年以上浴びたことでボロボロになっており、弦も切れている。
日光が差し込む明るい部屋の中、シンジは床に座り、二体のヱヴァフィギュアを手に取る。彼は無言でその二つを何度もぶつける、あたかも子どもが両手にロボットを持って戦わせるかのように。無言で、無表情で彼は両手を動かし続ける(約1分)。
やがて彼は動きを止める、だらしなく垂れ下がる両の手。彼は赤い機体と青い機体を見ているが、やがて叫びだし、二つを床に叩きつける。

シンジ「うあ、うあ、うああ、うあ、うああ、ああ、ああ、あああああ」

幾度も幾度も叩きつけ、機体は壊れる。手足がすべて外れ、頭部も取れ、辺りに破片が飛散する。
シンジは立ち上がり、チェロの元へと向かう。それを振りかぶり、部屋にあるすべてのヱヴァンゲリヲンフィギュアを破壊する。何度も、何度も叫び声を上げながら。

シンジ「僕じゃない」

振りかぶってチェロを叩きつける。

シンジ「僕じゃない」

振りかぶってチェロを叩きつける。

シンジ「僕じゃない」

振りかぶってチェロを叩きつける。
呼吸は荒くなり、チェロを持ち上げる力も残ってないように見える。
シンジ「僕じゃない僕じゃない僕じゃない」

ドアがキイという音とともに開く。ユイが立っている。声が聞こえてくる。

ユイ「だめじゃない。いやなことがあっても、ものにあたっちゃいけないって、おしえてあげたでしょう」

そちらに顔を向けるシンジ。

シンジ「母さん、僕は……」
そこにいるのは、空洞となった眼から血を流し、肌も髪も白くなったユイ。服装だけは、シンジが記憶している優しい母のもの。
眼を合わせ、彼女は微笑む。

シンジ「うわああああああああああああああああああああああ!」

【シーン29 碇シンジの救済】
【シーン30 アスカとマリ】
 


◎メモ

・アスカ、綾波、シンジが砂漠で暮らしている。
シンジ「もう、このまま三人で暮らしていけばいいじゃないか!」
アスカ「何もわかってないくせに」
壁ドン。
アスカ「ホンット、救えない、ガキね」

・本当の海の色を取り戻すこと、生き残った者の責任
死者は甦らない

・破:耳をふさぐと心もふさがるんだ

・人の意志で奇跡を起こす

・綾波と綾波(仮)の会話

・カヲルくんを出さないわけにはいかない。
⇒彼が望む碇シンジの幸福とは何か?

・ユイ「ヱヴァが嫌いなの?」

・マリは楽しそうだよね

・シンジが乗るのは、紫色の機体以外にあり得ない。

・結局使徒の扱いをどうするか。彼らの目的を語る? あるいは人類も使徒も区別のない世界?
アスカ「これがあの男の望んだ世界、そのものよ」

・絶対必要なシーン:
カヲルくんが真っ白なピアノを弾いている
S-DATから綾波を回収する

・「人が人を滅ぼすことで我々は扉を開くことができる。滅びと始まりは共にある。夢は、君たちにこそ与えよう」

・カヲル君はやっぱり天使の位置

・使徒は子どもを作れない
⇒そもそも全員使徒状態。人の形だけが残っている。

・シンジが初号機に乗るシーンがクライマックス
⇒何のために? 誰が敵?
・初号機の欠けた

・位相空間を中和、侵食
・ヒトとヒトカタの差異

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