雑記

PCのデータを整理していて、出てきた昔のメモを読んで興奮しました。
2014年頭頸部癌学会教育セミナー、名大耳鼻科の藤本先生の講演から。
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難しい評価は誰もやってくれない。やってくれる評価法を作る。
評価法を作るだけでは、患者は何も得しない。
最終状態を予想して示す。絶望させない。予想外になることが問題。
手術記録をきちんと書く。定型的にとか書かない。
障害と向き合う。全員を救う。
頭頸部癌患者が不幸になってはいけない。絶対うまくいく手術である。
みんな何かできる。

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いいですね。震えます。

 この時は「舌」をテーマに東海大の太田先生が切除、私が再建、藤本先生がリハの話をして、私は勝手に「舌癌3部作」と題して下のようなスライドで話を始めました。自分にとって大きな転機となった講演でした。

そしてもうひとつ、いつ、何を見て抜粋したのか分かりませんが、こんなメモも残っていました。これも常に肝に銘じています。

”Standards are devices to keep lazy mind from thinking."
(基準というものは、考えるという行為を遠ざけさせてしまう格好の道具である。)

ウィリアム・セジウィック 米 疫学者・衛生工学者

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