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もうすぐ一年。少量多品目の模索と実践→失敗と反省。

少量多品目の有機栽培(野菜、ハーブ合わせて約60品目)にチェレンジしてもうすぐ1年。

2020〜2021年の模索と実践→失敗と反省です。。


スタート前、ちょうど1年前の今頃。

栽培計画をつくる、模索中の僕がいます。


とにかくたくさんの種類にチェレンジしよう。

育てやすい、土地に合ってるものを見つけよう。

いろいろな土づくりを試せるように、ウネをいくつかに分けて。。

一度にたくさんの人が入れるように。。


などと考え、作ったレイアウト作付け計画(野菜のみ30種類の表)。

去年の10月20日、意気揚々とシーズン到来を語る僕。


この時点で、圃場は大きく3つに分かれています。

・現在「農場朝市」をやっている広場。

・春から継続して栽培している圃場1上。

・秋から新しく開いた圃場1下。


広場は栽培というより、人が集まる場所としてどう機能するのか、じっくり観察。レイアウトも細かく変えて、様子を見ながら“場”づくり。

コチラは、ヤギと鶏のミニ動物園もカタチになってきて、朝市も始まり、ハーブティーもたくさんの人に飲んでもらって、徐々に仕上がってきた感じ。

草の手入れも、ヤギのヨモギちゃんを常駐させてから楽チンになってます。

朝市での子供人気も高く、大活躍のヨモギちゃん。

何度か脱走して野菜をボリボリ食べてしまったのも、ご愛嬌?

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広場以外、栽培を担う圃場はというと。。。


キャベツ、ルッコラ、わさび菜など虫が付きやすいと言われる、アブラナ科の葉物と、比較的虫に強い印象のビーツ、スイスチャード、ハンダマ、レタス数種。

セロリは初めての長期採り。

ほぼ手放しのニンニク、ニラ、ウコン、アロエ、レモングラス、コリアンダー。

有機マルチのエリアではトマト、ズッキーニ、小カブ、ラディッシュなどなど。


10月〜2月くらいは、いつも真似ていた先輩ハルサーたちの土づくりで、時期もよく、イイ感じです。

少量多品目の圃場全体で、15〜20品目くらい収穫できます。

それでも、アブラナ科はやはり虫の食害が出てしまって、防虫ネットでトンネル。

本当にバランスの取れた土で育てた野菜は、自らの力で虫を寄せ付けないらしい(今シーズンのセロリで実感→この話はまた別の機会に)ので、その高みを目指していきたいものです。

アブラナ科といえば、ルッコラも美味しかったですが、キャベツの味にはびっくり!

美味しい野菜づくりには、長い経験が必要だと思っていたのに、いきなり!


すると欲が出てきて。。

肥料はどれくらい少なくできるのかなぁ〜。という気持ちと、新しく覚えた「インスタントコンポスト」が使ってみたい気持ちが抑えられず、牛糞堆肥の代わりにインスタントコンポストの草とボカシ少々だけで、ほうれん草にチャレンジしたり、プラス鶏糞堆肥でつくったウネに、トウモロコシ(初期に栄養がたくさん必要とされる)を植えたり。。

自分のイメージに基づいて、実験を重ねます。

実験は悪いことではないけど、結果を次に活かしていけないと良い結果は生まれません。

4月くらいから日々の作業に追われ、うまく畑に関われないと思っている間に長い梅雨。。。

トウモロコシ、楽しみにしてたのに。。。。


今シーズン、トウモロコシは2週間ごとに1ウネずつ、6ウネ植えたんです。

最初はかなり少なめの元肥で、徐々に増やして。

前半は自然任せにしていた受粉が、上手くいかなかったのと、株自体の元気も足りない感じで、歯抜けが多く、実も小さい。

後半は元々水びたしになりやすい圃場だったのに、ウネが低く、長雨にあたってしまって。。うまく育たず、株を抜いてみると根腐れ。。。。

弱った株には特に虫が集まります。

枝豆、トウモロコシは惨敗と言ってイイでしょう。。。


他にも、大根、ブロッコリー、きゅうりは特に残念な感じ。

予定にあったけど、ナス、パプリカ、水菜、白菜は作付けの急な変更で播種もせず。


たくさんの悔しい思いもしましたが、キャベツの他にもスナップエンドウなど驚くほどのイイ味を出す野菜もいくつか見つかったり、比較的育てやすい野菜もいくつか見えてきて、来シーズンの作付け計画に活かしていきますよ〜。


とは言え、ウネをしっかり作り直し、元気な株に育つよう土づくりに工夫が必要です。

シーズンスタートの秋作はもちろんですが、特に春先3月〜4月の植え付けの前の土づくりはかなり肝。

時期と作付けをうまく組み立てないと、5月頃から畑がずいぶん寂しいことに。。。


あと、重要なのは栽培がただの作業になってしまわないこと、日々のことに追われてしまうと忘れてしまいがちだけど、命を育てているという意識で誠実に接すること。

そのためには段取りとバランス。

自分の暮らしにどう取り込むか。

意識の問題は、特に難しいものです。。


来シーズンに向けての土づくりが始まります。



野菜とハーブで60品目を目指した、少量多品目の畑2020〜2021年シーズンは、出荷したものでざっと数えて49品目。

半分以上が初体験の野菜で、ドギマギしましたが、去年のことが遠い昔に思えるくらい良い経験ができました。悔しい思いも含めて次への糧にします。


そして!

去年秋から少量多品目の畑に加わった圃場1下(広場の斜向かいにある畑)は、田んぼになる予定です。

来年の春分の日くらいに田植えができるように、まずは田んぼづくりから始めていきまーす。









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