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777インフル感染鶏殺処分可哀想

鳥インフルエンザに一羽が感染するとその鶏舎のニワトリがすべて殺処分される。この冬はすでに国内で1千万羽以上が殺された。
「可哀想」と「勿体ない」が一般的感想。ネットに説明が載っていた。
法的には殺処分は畜産農家に義務づけられている。家畜伝染病予防法で規定されている。その理由だが、鳥インフルの感染力が強く、早く、そして感染すれば10日以内に75%が死んでしまう。つまり感染した個体を選別するよりも、感染可能性がある一群を一体として処理する方が効率的かつ現実的というのが理由。
コロナで都市封鎖したのと同じ発想。ただ人間のコロナでは殺処分せずに病院に押し込んだ。ニワトリでなくてよかった。
あらかじめニワトリに予防接種しておいてはどうか。これも実用的ではない。人のコロナと同じで感染を防止できるワクチンはない。感染時の症状を軽くするものなので、接種しておくとかえって蔓延発見が遅れてしまう。それで予防接種をしない。
ペットとして一羽、二羽飼っているときとは違うということですかね。
感染源で多いのは渡り鳥。海を超えて持ちこむ。これは現代の人間社会も同じ。日本はせっかく海に囲まれているのに飛行機で飛んでくる。入国時の防疫体制の重要性の根拠だ。それが観光客の受け入れ、出稼ぎ外国人労働者受け入れ号令のもとで機能を発揮しにくくなっているのはよいのか。
最後の情報は、感染ニワトリの卵や肉を食べたら感染するか? そういう事例はこれまでないとのこと。そうすると殺処分した鶏舎で採取された卵は出荷されているのか。また殺処分されたニワトリは焼き鳥などの材料になっているのか。
ボクが参照したネット情報では「市場に出回る可能性は低い」とするにとどめている。危なくないなら堂々売るべきだろう。それが勿体ない精神であり、食品ロス軽減につながる。科学的対応でもある。この点、疑問に思う者は多いはず。政府はしっかり説明すべき。
ほんとうのところはどうなのか。それを明らかにしないと不要な疑念を生むことになる。
子どもの頃、家でニワトリを飼っていた。二羽いたけれど喧嘩しないようにそれぞれ庭の東西の端にそれぞれ別の小屋を持っていた。広さ一畳、天井は人の背丈ほどあった。餌や水を与えるのは子どもの仕事だったが、ニワトリは庭を自由に歩き回り、自分で虫などを取って食べていたから世話は楽なものだった。ニワトリも「昔はよかった」なんて思っているかも。

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