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紅茶の出がらし再利用でエコ活動!捨てずに活用しよう

使い終わった紅茶の出がらしをそのままゴミ箱に捨てていませんか?飲み終えると、どうしても出てしまう紅茶の出がらしですが、意外と活用法はたくさんあります。
また、紅茶の出がらしのようなゴミを再利用することで、近年注目されている環境問題の解決にもつながるでしょう。
今回の記事では、環境問題を取り入れながら紅茶の出がらし活用法をご紹介します。お家で簡単に始められるエコ活動をぜひ一緒にしませんか。

紅茶の出がらしは再利用できる!簡単エコ活動

飲み終わった紅茶の出がらしは、再利用できます。様々な場面で活用できるので、今まで買い足していた消耗品の代用品としてエコ活動にもつながります。

また、使用後すぐに捨てられてしまう紅茶の出がらしは、環境問題の観点から考えても削減すべきです。では、なぜ生ゴミが環境に負荷を与えているのでしょうか。

捨てると危険?生ゴミこそが環境に悪い

生ゴミが増え続けると環境負荷につながります。

紅茶の出がらしをゴミではなくあえて”生ゴミ”と言うのには、理由があります。
生ゴミとは、水分を多く含む廃棄物のことで、食べ残しや野菜くず、お茶の出がらし、卵の殻などを指します。これらの生ゴミは70~80%の水分を含んでいます。
日本では、多くのゴミが焼却工場で処分されており、水分を多く含む生ゴミの焼却は紙などのゴミよりも効率が悪いため、処理費用が余分にかかっているのが現状です。

さらに、水分量が多いと重量が重くなり、ゴミ収集車はその分多くの燃料を必要とします。
そのため、生ゴミは環境破壊における重大な問題として扱われており、紅茶の出がらしを捨ててしまうことは、水分を多く含むという点においても、より環境悪化をもたらすといえるでしょう。
ゴミに占める生ゴミの推定量は約40%といわれており、生ゴミを削減するだけで全体のゴミの量は大幅に減らすことができるのです。

また、生ゴミの約60%が調理くず、残り約40%が食べ残しです。たとえば、賞味期限が切れたため破棄される商品や、家庭から出る食べ残しなど。
お家でもできることとして、なるべく野菜の皮まで食べるよう調理法を工夫したり、食べられる分だけ購入したりするなどの取り組みがあるでしょう。

一方、使用後もゴミが出てしまうものとして挙げられるのが、紅茶です。
しかし、紅茶には様々な成分が含まれており、飲むことで得られる効果だけでなく、私たちの日常に大きく役立つものとして注目されています。

再利用できるワケは紅茶の成分にあり!

上述した通り、紅茶の出がらしは生ゴミになります。
しかし、もともと紅茶には万能な成分が含まれており、これらの成分が私たちの日常に役立つものになると注目されています。

そもそも、紅茶を飲むことで得られる効果として、インフルエンザ予防や口臭予防などがあるといわれています。
これらは、紅茶に含まれるポリフェノールの働きによるものです。ポリフェノールとは紅茶独特の渋みを引き出す成分であり、紅茶にはタンニンの一種であるカテキンが含まれています。

また、ポリフェノールの殺菌、抗菌効果は菌が繁殖しやすいキッチン周りに活用できます。実際に消臭剤の多くはポリフェノールを含んでおり、菌の分解や繁殖によって臭いが発生するからだと考えられます。

紅茶の出がらしでも同じような働きを期待できることから、再利用せずに捨ててしまうのはもったいないです。

紅茶の出がらしで代用!エコにつながる活用法とは

紅茶の出がらしに含まれる成分が、私たちの生活に役立つことが分かっています。さらに、今まで使用していたモノの代わりに紅茶の出がらしを代用してみると、ゴミが削減されエコにもつながります。

モノを最後まで使い切るという点においても、紅茶の出がらしを活用しない手はありません。ここでは、お家で簡単にできる紅茶の出がらしの活用術を紹介します。

明日から簡単にできる、出がらし再利用3選

お家で簡単にできるエコ活動3つをご紹介します。

・消臭剤
用途別に消臭剤を購入していませんか?
紅茶に期待される働きの一つ、消臭力はあらゆる面で活用できます。たとえば、靴箱や冷蔵庫、ゴミ箱です。
直接臭いの成分に働きかけるだけでなく、殺菌効果によって臭いを抑えてくれます。
長期間の効果は期待できませんので、毎日紅茶を飲まれる方は頻繁に交換することをおすすめします。

使用方法
1.紅茶の出がらしをバットの上に広げて乾燥させる。
 ティーバッグの場合は必ず袋から取り出してください。時々掻き混ぜると、乾燥スピードが早くなります。
2.乾燥したら小さい容器やお茶パックに入れ、臭いの気になる場所に置く。
 湿気の多い時期はカビが生えてしまう恐れがあるので、こまめにチェックしてください。
 
・油汚れの掃除
アルカリ性の紅茶は、油汚れなどの酸性の汚れを落とすのに最適です。手垢のような汚れが目立つキッチンに掃除に重宝します。
最近では様々な洗剤が販売されていますが、そのまま排水溝に流しても環境に害がないとは言い切れない商品も中にはあります。
洗剤の使用量を減らすためにも、紅茶の出がらしを再利用しましょう。掃除の際は、紅茶の色が染み込まないように注意してください。

使用方法
1.ティーバッグはそのまま、リーフはお茶パックに入れて使用する。
2.紅茶の出がらしに少し水をふくませる。
3.まずは蛇口に付いた手垢やシンクなどの軽い汚れから落とし、その後に鍋や魚焼きグリルを掃除する。

・目の疲れを癒す
毎日紅茶を飲まれる方はどんどん出がらしが余ってしまうでしょう。紅茶の出がらしを冷蔵庫で冷やしてからまぶたに乗せると、リラックス効果が得られますよ。
使い道に迷った場合は、ひとまず冷蔵庫で保管することをおすすめします。目が疲れた時は、すぐに取り出して目のケアとして活用できます。

使用方法
1.ある程度水気を切った紅茶の出がらしを冷蔵庫に保管する。
2.冷えた紅茶の出がらしをまぶたの上に置く。
 リーフの場合は、お茶パックに入れてから使用してください。
3.出がらしがまぶたの熱で温まってきたら、裏返して再度まぶたの上に置く。

注意点はたったの2つ!これさえ覚えればOK

紅茶の出がらしを活用する際、注意点が2つあります。

まず1つ目は、再利用後の処分方法です。
消臭剤として使用する場合は、すでに乾燥させてあるのでそのまま捨てても問題ありません。
しかし、掃除や目のパックとして使用する場合は水気をふくんでいます。再利用したといえども、水気の多い出がらしをそのまま捨てては、エコになりません。
なるべく、再利用後もバットやトレーの上で乾燥させてから捨てましょう

2つ目は、紅茶の色に注意してください。
衣類やタオルを自ら好みの色合いに染める技法として、紅茶染めがあります。つまり、紅茶の色は移しやすく、洗ってもなかなか落ちません
紅茶の出がらしを使う際は、色が目立ちやすい白色の服は着ないほうが賢明です。もしも壁や床に色がついてしまった場合は、すばやく拭き取りましょう。

まとめ 紅茶の出がらし再利用で環境破壊ストップ

近年、生ゴミによる環境悪化が懸念されており、紅茶の出がらしも例外ではありません。
紅茶の出がらしは、飲む以外にも掃除や消臭剤として再利用でき、さらに今まで頻繁に買い足していた消耗品の代替品として活用することで、エコ活動にもつながります。
ぜひ、よく紅茶を飲まれる方は、ゴミ箱に捨てる前にこれらの活用法を参考にしてみてください。



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